遙拝所(ようはいしょ)とは、神仏を遠く離れた場所から拝むところで、よく神社に
行くと「神武天皇遥拝所」や「伊勢神宮遥拝所」などの石碑があります。この石碑が、
拝む対象物の方向を向いており、なかなか遠くて行けない場合に代わりにここで
拝むと、参拝したと同じと言うことになります。
宗像大島の北側に位置する岩瀬海岸に約50Km先にある沖ノ島の沖津宮遥拝所が
あります。伺った時は、ちょうど拝殿が工事中でした。その横から、遠くに向いて
参拝します。残念ながら、ここからも霞んで沖ノ島を見ることができませんでした。
人口約700人の島には自然がたくさん残っており、海中に朱色の鳥居が建つ神秘的な
「夢の小夜島(さよじま)」や宗像三女神の長女である田心姫命が馬で沖ノ島へ飛び
渡った時にできた「馬蹄岩」などがあります。
ボランティアガイドさんの話では、安倍晋三内閣総理大臣の先祖である、安倍宗任
(あべのむねとう)の墓が安昌院(あんしょういん)にあるとのことです。調べると武将
だったんですね。凄い!
名残惜しいですが、大島港から、帰りのフェリーに乗ります。なんども行きたい島の
一つですね。今度は、島を歩いてみたいですし、沖ノ島も見たい!