社務所横の細いところを通り、社叢の生い茂った小川の横の石段を降りて行くと
真名井の井があります。えっ?ひょっとして、この小川が天の川?その石段の先に
小さな祠が。その前に水飲み場があります。それが、真名井の井と言うことです。
「眞名井」と言う言葉は、古事記では、あの誓約の時に始めて出てくる言葉です。
神社に水が湧き出ている場所があったり、井戸があれば、ありがたぁ~いお水
(神水)として、だいたい真名井の井と言われて、神聖な水とされています。
普通はみなさん、そのまま飲まれているようですが、煮沸してから飲まれた方が
良いようです。(狭井神社などのそれなりに処理してある神水は大丈夫のようです)
本殿の裏を通り、バスまで帰り、次は宗像大島の一番標高が高い山である御嶽山
(みたけさん)へ移動します。途中で左手下に牧場が見えます。以前は大きくやって
いたそうですが、今は規模も小さくなって細々とやっているそうです。
さらに西側に行くと風車展望台があり、ここからも玄界灘を一望できるとのこと。
この辺りから御嶽山展望台までは道幅が狭くなり、マイクロバス1両がやっと
通れるほどになります。
御嶽山展望台に到着!ここから、遠く沖ノ島を見ることができるのですが、あまりに
天気が良すぎて、霞んで残念ながら見ることができませんでした。
この展望台の北側に、中津宮の奥宮である御嶽神社があり、沖ノ島と同じように
ここでも岩上・岩陰祭祀など露天祭祀が行われていたようで、御嶽山祭祀遺跡として
保存されています。
ボランティアガイドさんの話では、今でも畑を耕作していると弥生時代の土器などが
出てくるそうです。考古学者にとっては宝の島でしょうね。
※写真上は、中津宮社務所横から見える真名井の井 2015/12/01
※写真中は、風車展望台と玄界灘 2015/12/01
※写真中の下は、御嶽山展望台から沖ノ島方向を見る
※写真下は、御嶽神社の鳥居 2015/12/01
※写真下の下は、御嶽神社の拝殿と本殿(ここで祭祀が行われた) 2015/12/01