さて、藤森神社に戻ります。東殿に相殿で祀られているご祭神に崇道尽敬皇帝
(すどうじんけいこうてい)と言う方がいます。この人は実在の人物で舎人親王
(とねりしんのう)と言われ、日本書紀の編纂を主宰したことでも有名です。
古事記では、太安万侶や稗田阿礼は大きく取り扱われますが、この舎人親王は
あまり知られていません。功績を称え、藤森神社は学問の神様でもあるとのこと。
社務所で珍しいお守りが無いか見ていて、もう一度拝殿、本殿に振り向くと、、、
あれあれぇ~狛犬がBLOG友のくりんさんに教えてもらった出雲立ちになっている
じゃありませんか?
早速、神職さんに遠慮もなしになぜか?と聞くと、昭和天皇ご在位50年に造られ
たもので、二代目だそうです。一代目の江戸時代に作られたのも同じような形を
しているとのことです。(宝物殿にある)
じゃ、なぜ出雲立ちなの?と聞いても、「さぁ~?」「いつでも、襲いかかれるように」
とか・・・結局、わからないことでした。なんでなんで?こんな所に出雲立ちの狛犬が?
ただ、石は来待石ではないようです。
京都の神社でも、この狛犬を見れるのは珍しいのではないかと思いますけど、、、
話題になりませんね。なんでなんで?
なお、平安時代に作られた木造の狛犬は、普通の畿内型で座っており京都国立
博物館に預託され、重要文化財になっています。
※写真上は、藤森神社の本殿 2016/08/14
※写真中は、本殿前には「学問の祖神・舎人親王」の碑がある 2016/08/14
※写真中の下は、その左横には舎人親王崇敬碑がある 2016/08/14
※写真下は、向かって左側「吽行」の狛犬 2016/08/14
※写真下の下は、右側の「阿行」の狛犬 2016/08/14