小生の妹が、伏見稲荷の近所に住んでおり、ちょっと用事で伺うついでに
藤森(ふじのもり)神社に参拝に行ってきました。藤森神社は、本当は6月頃の
紫陽花が咲く頃に伺うのが最適なんです。神社正面参道左側に広がる、
紫陽花園がとても美しいのでお勧めです。
菖蒲の節句の発祥の地としても有名で、菖蒲=勝負と関連させ、また神功
皇后が三韓征伐の時の兵具を納めたとのがこの神社の創始とされることから、
競馬関係の人々の守り神としても知られています。神社入り口の案内板には、
「馬と勝運の社」と書かれています。
以前、京都競馬場で買った馬券を5枚持参して、拝殿の前に置いて拝んだの
ですが、、、ぼろ負けでした。なんで、なんで?(爆)
この藤森神社は、伏見稲荷大社から直違橋(すじかいばし)通を南に下った
所にあり、90%が外国人観光客の伏見稲荷とは違い、日本人ばかりなので
騒々しくも無く、静かな雰囲気を楽しめます。妹も妹の子どもも伏見稲荷の
お祭りよりは、こちらのお祭りに参加するようです。
主祭神は本殿に素戔嗚尊と6座、東殿(向かって右側)に2座、西殿に崇道天皇と
2座、と多くをお祀りしています。崇道天皇と言えば、「天皇」と称号が付いているのに
天皇の位には就いていなく、早良(さわら)親王と呼ばれているほうが有名です。
特に、平城京から京都長岡京に遷都するときに反対派として無実の罪?を
着せられ淡路に流されるときに亡くなり、その後、疫病や洪水が流行ったので
祟りだと恐れられたので有名です。日本の御霊信仰の始まりです。
奈良市のなら町の南側に、崇道天皇社があります。以前、訪れたときに千木が
取れており、すごく不吉な気分になったのを覚えています。先日、訪れたときは
ちゃんと治っており、安心しました。(笑)
でもぉ~千木が取れるなんて、きゃぁ~!なんでなんで?こわぁ~~~
※写真上は、藤森神社入り口正面の石造鳥居(近藤勇が扁額を外したそうな) 2015/06/13
※写真中は、6月には、藤森神社境内に紫陽花が咲き乱れる 2015/06/13
※写真下は、藤森神社西側参道入り口 2016/08/14
※写真下の下は、千木の取れた桧皮葺一間社春日造の崇道天皇社の本殿 2015/11/04