=余談= 大阪は夏祭りがなぜ盛んなのか? | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

神社の主要なお祭りには、毎月行われる月次祭(つきなみさい)や元旦に

行われる歳旦祭(さいたんさい)、それに五穀豊穣を祈った祈年祭(きねんさい)、
収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)などがあります。


また年二回(6月と12月の晦日)の大祓(おおはらえ)があり、最近では6月末に

行われる夏越祓(なごしのはらえ)が各地で盛大に行われるようになりました。
そして、素盞鳴尊の蘇民将来に由来する「茅の輪くぐり」などの行事も定着

しつつあります。


この夏越祓は、夏の季節に多い中毒や疫病、さらに飢餓の災難から逃れ

無病息災を祈り、半年間の穢れを落とす為に行われるものが、大阪では特に

夏祭りとして祈年祭や新嘗祭に代わって盛大に行われるようになりました。


大阪では、「愛染さんから住吉さんまで」と言われ、愛染堂の夏祭りが6月30日に

一番に行われ、7月31日の住吉大社の夏祭りで終わることになります。この

一ヶ月間に夏祭りが行われ、毎日のようにどこかの神社でお祭りがあります。

日本三大祭の天神祭りもこの期間の7月25日に行われます。


ただ、愛染堂は元々は聖徳太子が建てた四天王寺の施薬院(日本で最初の

福祉施設と言われている)ですから、お寺なんですけど、、、(笑)

もう、無茶苦茶なところが大阪ですなぁ~



※写真上は、生根神社(下の天神)夏祭りの「だいがく祭り」 2016/07/24
※写真中は、九条にある茨住吉神社の「だいがく」の変形である「萬塔舎心柱」 2016/07/22
※写真下は、各神社で行われる茅の輪くぐり(丹生都比売神社) 2016/06/24