案内板を読んで歴史を感じよう =2= よく書かれている論社ってなに? | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

Wikipediaなどで神社を調べていると、良く「論社」であると書かれています。
この「論社」と言う言葉は、あまり神社の案内板では見ることができません。
理由は、後でわかります。


延喜式・神明帳は今から1100年も前に作られたものですから、やはり時代と

ともに神社のご祭神が、変わってしまったり(明治の神仏分離令で多くの神社の

ご祭神が変わっている)、場所が移動したり、神社自体が廃止(神社本庁から

離脱したものも)なったものも多くあるのです。


そこで、現在ある神社で名前の似たものが2つ以上あって、どれが延喜式・

神明帳に書かれた神社であるか決定し難いものを言います。


ですから、神社の案内板ではこの「論社」と言う言葉を載せないで、うちが

本当の延喜式・神明帳に書かれた式内社ですから、霊験あらたかですから

お参りくださいと言うことになります。まぁ神社の死活問題になりますからね。



※写真は、摂津国東生郡 比売許曽神社の論社の一つ大阪市東成区の比売許曽神社