案内板を読んで歴史を感じよう =1= 延喜式・神明帳 | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

以前、近鉄ハイキングに参加したとき、とある神社の鳥居をくぐった右側に

案内板があり、それを熱心に読んでいるご婦人がおられたので、「良く、

おわかりになりますね」とお声を掛けると「さっぱりわからんわぁ~」って、、、

(*'ω'*)う~ん・・・


先日、霧島神宮へ博多から行くときに、水俣八幡神社(亀神社として有名)に

立ち寄ったのですが、宮司さんに朱印してもらっているご婦人が「この神社の

ご祭神はだれですか?」と聞かれて、宮司さんと一緒に倒れそうになったよりは、

なにも知らないほうがマシなのか・・・?


ある程度有名な神社の案内板には、創祀(そうき)とともに「式内社(しきないしゃ・

しきだいしゃ)」とか「延喜式(えんぎしき)」「神明帳(じんみょうちょう)」に記載

されているとか書かれています。


で、ネットで検索しても難しく書いてあるので、案内板を読む気にもなれないの

です。簡単に言えば、平安時代前期(927年)に書かれた法律の細則集(延喜式)

の中の書物(神明帳)に書かれた神社を式内社と言い、書かれていない神社を
式下社(しきげしゃ)と言います。


すなわち式内社は、今から1100年以上も前からある由緒ある神社と言うこと

なのです。式内社は、やはり大和国が一番多くて、伊勢国、出雲国、近江国と

続きます。反対に少ないのが薩摩国、志摩国、そして以外にも安芸国となって

います。




※写真上は、水俣八幡宮の本殿 2016/03/17
※写真中は、誇らしげに「式内」と掲げる添御縣坐(そうのみあがたにいます)神社 2016/06/26
※写真下は、摩氣(まけ)神社の案内板には、「延喜式」「神名帳」の文字が 2015/09/21