奈良側から山の辺の道に入る場合、春日大社を通り、柳生街道滝坂の
道へ出て、そこから新薬師寺から白毫寺(びゃくごうじ)前を通って行くのが
普通です。
東側を見れば、左手に若草山の青々とした芝生が広がり、目の前には
高円(たかまど)山が見えて、歩くのも清々しい気分です。古代の人々も、
この風景を愛したのでしょうね。
たまに白毫寺に寄らずに少し南側を通ると左手に奈良県立高円高校が
現れます。この高校は昭和58年に開校したのですが、その前に昭和56年より
発掘調査が行われ出土した物や遺構から、第45代聖武天皇が晩年、ここに
造った高円離宮ではないかと言われています。
聖武天皇は、吉野にも離宮を造っていて、贅沢三昧だったのですね。
現在の高円宮の高円は、この高円山から採られ、当主はあの五輪招致で
スピーチされた高円憲仁親王妃久子さまです。次女の典子さまは、2014年に
出雲大社禰宜(現在は権宮司)の千家国麿さんとご結婚されたことは記憶に
新しいところですね。
※参考BLOG 「吉野・宇陀は不思議なところ =4= 吉野・宮滝遺跡 」
※写真上は、白毫寺山門 2013/05/03
※写真中は、白毫寺から見た、奈良盆地 2013/05/03
※写真下は、県立高円高校通用門 2016/06/07
※写真下の下は、高円高校の裏側から見たところ 2016/06/07



