大和(おおやまと)神社は、戦艦大和の守護神だった | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

天理トレイルセンターで休憩して、長岳寺を見学して、さらに北へと進むと右側に

大和神社のお旅所があります。さっさと歩いてしまうと、公園と間違って通り過ぎ

そうになります。


で、「お旅所ってなに?」と良く聞かれます。簡単に言えば、お祭りのときの

お神輿の休憩所、すなわちお神輿はご神体を庶民に見てもらうための物で、

ご神体が神社を出てから巡幸し、ここで仮置きして休むところなんです。また、

目的地ともされています。


大和神社のお祭りである「ちゃんちゃん祭り」も本社を出てから、ここまで巡幸し、
また夕方には、神社に帰ることになっています。


ちゃんちゃん祭りは、大和(奈良)の春を告げるお祭りで、大和の祭りはこの
「ちゃんちゃん祭り」で始まり、春日大社(若宮)の「おん祭」で終わると言われて

います。


さらに進むと念仏寺があり、山の辺の道は正面を右に曲がってお墓の中を

通るのですが、ここを左折(西)して国道169号線の方向に進みます。国道に

出て、北の方向にちょっと行くと「大和神社前」の交差点があるので、左折して

200mくらいで大和神社の鳥居の前に出ます。

この前の通りが、伊勢本街道(上ツ道)になります。


最初、だれもが大和神社を「やまとじんじゃ」と読み、「おおやまとじんじゃ」とは
だれも読めません。昔、この神社は「大倭神社」と書いていたのをいつの頃か、

「大倭」を「大和」と表記し、読みだけが昔のまま残ったと言われています。


本殿が三殿あり左殿(向かって右)が八千戈大神、中殿が日本(倭)大国魂大神、
右殿が御年大神となっています。これがややこしい!


八千戈神は大国主命の別名で良いのですが、御年神って言うのが以前に述べた

ように方位神と言われたり、色々な神様の父としての神格化された神様とか、

良くわからない神様。

そして日本(倭)大国魂神って、大国主命じゃないの???荒魂なの???

本殿は、桧皮葺両流れ造に見えるのですが、特殊な造り方と言われている

そうです。専門家ではないので、良くわかりません。(皆さんで調べてください)


戦艦大和には、同じ「大和」と言う名前なのでこの神社の分霊を祀っていたとされ、

境内には「戦艦大和ゆかり」の石碑や資料館もあります。


JR桜井線の長柄(ながら)駅が神社の裏にあるので、歩き疲れたらここから

電車に乗るのも良いですが、一時間に一本くらいしか電車はありませんよぉ~。



※写真上は、大和神社の鳥居 2015/12/20
※写真中は、大和神社の拝殿 2015/12/20
※写真中の下は、大和神社の本殿 2015/12/20
※写真下は、大和神社境内にある石碑 2013/05/16
※写真下の下は、境内にある戦艦大和資料室 2013/05/16