崇神天皇陵から、その右手の小道を伝って山の辺の道に戻り北進するか、
国道169号線を少し北進した信号のところから東へ右折して進むと、天理
トレイルセンターがあります。
大きな休憩施設で、トイレも綺麗です。また北側には、長岳寺と言う古寺が
あります。(庭にネコがいます)
南側(大神神社方向)の駐車場から、階段を上るとすぐ右側に水琴窟
(すいきんくつ)がありますから、ちょっと耳を澄まして聞いてみましょう。
(時々、水が止まっている)
そして、トレイルセンターの正面入り口の前に、「ふしぎな石」があります。
案内を読んでみると「重さの違いをためしてみましょう。やさしくなでると軽く、
怒ってぶつと重くなるふしぎな石」とあります。
普通、神社にあるのは「おもかる石」と言って、軽ければ願いが叶い、
重ければ残念ながら願いが叶わないと言うのが普通なんですけど。
ちょっと違いますねぇ~
石をぶつ(叩く)と手が痛くなって、重くなるに違いないやんかぁ~~~(笑)
入り口には、お餅つき用の石臼も置かれていました。石臼は、古代は、
子どもが産まれたときに臼に向かって喜びを伝えたのです。臼は、稲の籾を
入れて杵でついて精米した道具で、稲作文化の日本にとっては、無くては
ならない道具でした。
日本書紀には、景行天皇に双子の子ども、すなわち大碓尊と小碓尊
(倭猛命)が産まれたときに(漢文表記です)
「天皇異之則誥於碓」
「天皇は、碓(=臼)に向かって異之(ことのほか)誥(告げた=叫んだ)」
と書かれています。そこから、双子の名前を付けたのですね。
ここから南側に、大きな景行天皇の御陵が見渡せます。また、西側には
二上山がくっきりと見ることもでき、今まで歩いてきた疲れを癒してくれます。
※写真上は、トレイルセンター全体 2016/05/23
※写真中の上は、トレイルセンターの庭にある水琴窟 2016/05/23
※写真中の下は、入り口にある「ふしぎな石」 2016/05/23
※写真下は、布施都留彌神社の「おもかる石」 2016/04/28
※写真下の下は、トレイルセンターから見た景行天皇陵 2016/05/23




