社殿が三つ並んだ、素晴らしい古社が目の前に現れる、大兵主神社 | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

相撲神社の前の道に石鳥居があり、その右の石碑に「大兵主神社」と書かれて

いるので、それを通りさらに山のほうに進むと、斜め左手に石灯篭と参道入り口が

見えます。参道は、木々で生い茂り暗く、すぐに案内板があります。


「大兵主(だいひょうず)神社」と書かれた下に小さく、大和国穴師坐兵主神社
(あなしにますひょうずじんじゃ)と書かれています。そして、ご祭神はと言うと
なぜか神社名が書かれています?どうも、ご祭神の「神」の後に間違って「社」を
書いてしまったのでしょうね。


若御魂神(左)・兵主神(中)・大兵主神(右)この表記は社殿に向かって正対で
普通の言い方としては、反対ですね。つまり、左社が大兵主神(主祭神)になります。


ちなみに兵主神と言うのは、弓矢をつかさどる軍神の総称のようで、大己貴命や

素戔嗚命を祀っている所が多いそうです。あまりよくわからない神様です。


Wikipediaによると、穴師坐兵主神社(兵主神)、穴師大兵主神社(大兵主神)、巻向

坐若御魂神社(若御魂神)を室町時代に合祀して、穴師大兵主神社のこの場所に

まとめたから、社殿が三つ並んでいるのですね。


参道を出ると、パッと明るくなり、拝殿の裏に同じ大きさの両流造平入りで向拝が

千鳥破風の美しい形をした南向きの三殿が目に飛び込んでくる。この姿を見ると、

歩いてきた疲れが一気に取れそうな気分になります。


社殿右手の山からは、綺麗な水が流れ、沢蟹が住んでいるので取ることを禁止した

看板が立ってます。自然を大事にしたいものですね!また、境内には、摂社末社が

点々とあるのですが、何を祀っているのか全く分からなく荒れているのが、残念で

なりません。



※写真上は、参道入り口 2016/05/23
※写真中は、神社案内板 2016/05/23
※写真中の下は、目に飛び込む社殿は美しい 2016/05/23
※写真下は、穴師坐兵主神社(向かって左)と穴師大兵主神社 2016/05/23
※写真下の下は、沢蟹を取ることを禁止した看板(沢の水が綺麗) 2016/05/23