大谷の快進撃は7月も続く....で思い出す映画は? 1. 『老人と海』
年齢・性別を問わず、スーパースターの活躍を我が身の励みと受け取る人は多いだろう。大谷の所属するMLBのヤンキースに、かつてその時代の米国民の希望であった名選手がいた。56試合連続安打のジョー・ディマジオだ。

ピン・ストライプ(ヤンキースのユニホーム)姿のディマジオ、1951年
Wikipedia: ジョー・ディマジオ
ジョセフ・ポール・ディマジオ(Joseph Paul DiMaggio, 1914年11月25日 - 1999年3月8日)は、MLBの元プロ野球選手(外野手)。カリフォルニア州マーティネズ出身。ニックネームは「ヤンキー・クリッパー(The Yankee Clipper)」「ジョルティン・ジョー(Joltin' Joe)」。右投右打。56試合連続安打のMLB記録保持者。
ジョー・ディマジオは漁師ジュゼッペ・ディマジオの四男(9人の兄弟姉妹の中で8番目)として生まれた。父ジュゼッペと母ロザリー(ロザリア)はシチリア出身の貧しい移民夫婦であったが、5人の息子の内ジョーを含め3人のメジャーリーガーを輩出した。
もうこれだけで洋画探偵は涙ぐんでしまうのだが、彼の活躍を同時代人として目の当たりにし、それを自作の小説に反映した作家にへミングウェイとレイモン・チャンドラーがいる。前者は「老人と海」で、後者は「さらば愛しき女よ」である。
「老人と海」の最初の映画化は1958年、スペンサー・トレイシーの主演でなされた。
が、本作品ではディマジオに関する言及はあるものの、スペンサー・トレイシーはキューバ人(ヒスパニック系)ではない。総じて「格調が高すぎる」。
青空文庫:「老人と海」翻訳:石波杏
「勝つのはヤンキースだろう」
「でもクリーブランド・インディアンスが怖いな」
「お前、ヤンキースを信じるんだよ。大ディマジオがいるじゃないか」
「デトロイト・タイガースも、クリーブランド・インディアンスも強いからなあ」
「しっかりしろよ、その調子だとシンシナティ・レッズとかシカゴ・ホワイトソックスまで怖くなるぞ」
「とにかくその辺を読んでおいてよ、戻ってきたら聞くからね」
「下二ケタが八五のくじを買っておくというのはどうだ。明日は八五日目だからな」
「いいね」少年は言った。「でも、八七のほうがいいんじゃない? サンチャゴのすごい記録じゃないか」
「あんなことは二度と起きないだろう。八五のくじを探せるか?」

一方、探偵のベストはサンチャゴをメキシコ生まれの国際俳優アンソニー・クインが演じた1990年版、邦題は「新・老人と海」。本作では当時不調に喘いでいた作家へミングウェイと愛人を登場させ、同じく不調に喘ぐサンチャゴを観察させている。(原文でのキーワードは「サラオ」(本文もイタリック体のスペイン語、英語では'Curse')、「運に見放されている事、あるいは者」という意味。二人にとって共通の希望の星は同じく当時スランプに陥っていたディマジオだった...
少年との会話でディマジオが元漁師の息子であり、しばしばキューバを訪れていたことが話題になっている。
「ディマジオに賭ける」という賭けにサンチャゴが勝てたか、最後までご覧ください(館長)。

ピン・ストライプ(ヤンキースのユニホーム)姿のディマジオ、1951年
Wikipedia: ジョー・ディマジオ
ジョセフ・ポール・ディマジオ(Joseph Paul DiMaggio, 1914年11月25日 - 1999年3月8日)は、MLBの元プロ野球選手(外野手)。カリフォルニア州マーティネズ出身。ニックネームは「ヤンキー・クリッパー(The Yankee Clipper)」「ジョルティン・ジョー(Joltin' Joe)」。右投右打。56試合連続安打のMLB記録保持者。
ジョー・ディマジオは漁師ジュゼッペ・ディマジオの四男(9人の兄弟姉妹の中で8番目)として生まれた。父ジュゼッペと母ロザリー(ロザリア)はシチリア出身の貧しい移民夫婦であったが、5人の息子の内ジョーを含め3人のメジャーリーガーを輩出した。
もうこれだけで洋画探偵は涙ぐんでしまうのだが、彼の活躍を同時代人として目の当たりにし、それを自作の小説に反映した作家にへミングウェイとレイモン・チャンドラーがいる。前者は「老人と海」で、後者は「さらば愛しき女よ」である。
「老人と海」の最初の映画化は1958年、スペンサー・トレイシーの主演でなされた。
が、本作品ではディマジオに関する言及はあるものの、スペンサー・トレイシーはキューバ人(ヒスパニック系)ではない。総じて「格調が高すぎる」。
青空文庫:「老人と海」翻訳:石波杏
「勝つのはヤンキースだろう」
「でもクリーブランド・インディアンスが怖いな」
「お前、ヤンキースを信じるんだよ。大ディマジオがいるじゃないか」
「デトロイト・タイガースも、クリーブランド・インディアンスも強いからなあ」
「しっかりしろよ、その調子だとシンシナティ・レッズとかシカゴ・ホワイトソックスまで怖くなるぞ」
「とにかくその辺を読んでおいてよ、戻ってきたら聞くからね」
「下二ケタが八五のくじを買っておくというのはどうだ。明日は八五日目だからな」
「いいね」少年は言った。「でも、八七のほうがいいんじゃない? サンチャゴのすごい記録じゃないか」
「あんなことは二度と起きないだろう。八五のくじを探せるか?」

一方、探偵のベストはサンチャゴをメキシコ生まれの国際俳優アンソニー・クインが演じた1990年版、邦題は「新・老人と海」。本作では当時不調に喘いでいた作家へミングウェイと愛人を登場させ、同じく不調に喘ぐサンチャゴを観察させている。(原文でのキーワードは「サラオ」(本文もイタリック体のスペイン語、英語では'Curse')、「運に見放されている事、あるいは者」という意味。二人にとって共通の希望の星は同じく当時スランプに陥っていたディマジオだった...
少年との会話でディマジオが元漁師の息子であり、しばしばキューバを訪れていたことが話題になっている。
「ディマジオに賭ける」という賭けにサンチャゴが勝てたか、最後までご覧ください(館長)。