自由は何処へ? フランクリン・J・シャフナ―監督 『猿の惑星』 | 映画探偵室

自由は何処へ? フランクリン・J・シャフナ―監督 『猿の惑星』

Der Spiegel
独首都ベルリンで行われたドナルド・トランプ米大統領によるイスラム圏7か国の入国禁止大統領令に対する抗議デモで、エーデル・ロドリゲス氏が表紙を手掛けた号の独週刊誌シュピーゲルを手にする若い女性(2017年2月4日撮影)。 (c)AFP/ODD ANDERSEN

1970年代の全世界的学生運動やベトナム反戦行動の高まりの中、ドイツで最も先鋭と言われたシュピーゲル誌が上記のようなキャンペーンに乗り出した。当時からずっと「映画好き」のままである館主は、やはりこの映画を思い出してしまうのである。

母なる地球から320光年旅して、飛行士たちはその惑星に漂着した……。
映画史に残る傑作SF作品! オリジナル


映画の言葉 “人間の知恵は愚かさと同居している"

<キャスト&スタッフ>
テイラー…チャールトン・ヘストン
ゼイウス博士…モーリス・エバンス
ジーラ…キム・ハンター
コーネリアス…ロディ・マクドウォール

監督:フランクリン・J・シャフナー
製作:アーサー・P・ジェイコブス
脚色:ロッド・サーリング/マイケル・ウィルソン
原作:ピエール・ブールの小説「猿の惑星」より

●字幕翻訳:岡枝慎二

<ストーリー>
地球から320光年、とある惑星に不時着した宇宙船の飛行士テイラーが見たのは、人間のように言葉を話す猿が人類を支配する恐るべき世界だった……!
Amazonレビュー
スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』とともに、その後のSF映画の流れを作った大ヒットシリーズの第1作目である。
ケープ・ケネディから打ちあげられた宇宙船が、1年6か月後、ある惑星に不時着する。しかしそこは猿人が支配者であり、人間は下等動物という星だった…。
決死の逃避行を試みる宇宙飛行士テイラーに、名優チャールトン・ヘストンが扮している。その「衝撃のラストシーン」は、まさに戦慄するほどショッキング。また、猿人たちの特殊メイクはアカデミー特別賞(メイクアップ)を受賞し、のちにメイクアップ賞が設立するきっかけとなるなど、映画史のエポックメーキング的作品だ。監督は『パットン大戦車軍団』でも知られるフランクリン・J・シャフナー。(伊藤文恵)

Putlockers.chより

Planet of the Apes(1968)