映画「美しき諍い女」物語編(11)
暑い夕方だった。蝉の声がまだまだ聞こえている中で,様々な思惑を秘めた食事が終わった。
「疑念を抱かせたなら,彼を許さない。」
「彼を愛してる?」
「なんて質問のしかたなの。困ったひとね。」
「私が気に入った証拠だろ?,大いに楽しんで飲もう。」
「乾杯!」
「人生に乾杯!」
画家は機嫌がいいようだ。
「いいワインだ。うまい。」
メイドがデザートのタルトを運んできたが,この夫婦とメイドとの関係はどうなのだろう(探偵の余計な疑惑)。
「...いい人たちだったわ。ご主人が奥さんを列車で殺したけど,
かれはうちの上にある家で首を吊ったの。
ユゼスの女公爵の....家だった。子供たちは素行が悪くなったわ。」
「全員が農学校にいくことになった。」
マリアンヌは思わず吹きだした。
「12人もいた。」
「ニコラが好きか?
彼も君を熱愛している。それは一目瞭然だ。」
「怒らないで,いつもこうなの。」
「聞き流してるわ。」
「彼が君より絵を大切にしたら?。君なら絵のために彼を犠牲にできる?」
「もし彼が挫折したら,私が破滅させるか,分かれるわ。」
「画家は残酷な真実を求める。」 「でも私を破滅させていないわ。」
「しかし,危うかった。」
突然,
テーブルに頭を打ち付ける音がして,バルタザールが倒れた...
























