「千の風」つながり | 映画探偵室

「千の風」つながり

決してケチをつけるためではなく,映画好き,音楽好きの自分が日ごろ抱いている感想を書いて見たいと思います。

前にもコメントにちょっと書いた「ライク・ア・ローリングストーン」には原曲・原詩があり,ディランはその黒人霊歌に深く打たれて

それをエレキギターに載せて歌ったわけです。この原曲は(中学時代に音楽の先生から教わったのですが)アメリカに渡ってきた英国の船乗りたちの歌「俺をさびしい海に葬らないでくれ」から来ているそうです。そしてこの歌が映画「駅馬車」のテーマ曲になった(短調が長調に変わった)わけです。アメリカにはこのような歌の水脈があるのです。アメリカ庶民の民主主義への強い思いにいつも敬意を抱くと共に,その「アメリカという国家」が常に市民の敵であり続けるという皮肉。

 私がもう一つ永遠の反戦歌と思っている歌に,やはりこのような経過をたどっている「ダニー・ボーイ」があり,これも中学時代に深く感動した(英語の歌詞がよく分からなかったくせに)覚えがあります。ダニー坊や,お国のためになど死ぬんじゃない,パパの所へ必ず帰っておいで...

このテーマを扱った映画で久しく一般公開されなかった(アメリカは何度も上映禁止にした)ものにダルトン・トランボの「ジョニーは戦場に行った」があります。このジョニーは「騎兵隊」に出てきます。その少年をジョンウェインはどう扱ったか?答えを書くと泣きそうなので勘弁してください。