誰も観たことのない映画(2)
シムノン原作の映画〔又はテレビ番組)は実は数多くあちらでは放映〔放送)されているが、日本では今ひとつのようで、映画(DVDもある)になった「旅愁」などは、解説者が原題を間違えてこの小説のことだと言っている位(実は、こちらの原題はLe trainで、シムノンの自伝的な小説)。もちろん、対比して見る事は興味ふかいことだけれど。ついでにあ まり気付かれないが、「帰らざる夜明け」というアロンドロンとシモーヌシニョレが出た映画の元の小説は「片道切符」と言う初期純文学の傑作で、カミュの「異邦人」に先駆けた実存小説として、ジッドの賞賛を浴びたことは有名。