彼があの人を知ったのは、もう随分と昔のことだった
Tシャツに短パンでカップラーメンを作っていた時、
TVから流れていたミュージックビデオであの人はピアノを弾いて歌っていた
その歌にまるで雷に打たれたような衝撃を受けた彼は、
そこからあの人と共に歩いてきた気がする
あの人はあの日突然、この世界から消えてしまったけれど
残された輝きは今もたくさんの人の心に息づいているんだ
今、そんな彼に聞こえてくる足音は様々な心模様。
彼が時間の速さに追いつけない時も、やっぱり世界は速度を上げて変わり続けていく
良いことも悪いことも傷跡のように残しながら、この時間の中に刻まれていくんだ
今、彼の目に映る"街の風景"は鮮やかで残酷で本当に美しい。
重ねる中で知らないことを知れた時は、
また違う自分と出逢えて嬉しくなれる瞬間。
聞こえないキレイな花たちの言葉がわかる穏やかな日は、彼の想いが優しく風に乗れた日。
そして彼があの瞬間を悲しいって思えるのは、きっとそのことが彼にとってすごく大切だったから。
そして心から大好きだったから、、、。
時に降り注ぐたくさんの想いがこの世界に色をつけ、新しい物語は始まって行く
そう、みんな迷ってる。
みんな闘っている。
例え、求めていた答えじゃなかったとしても
生きていく意味ってきっとそうなんじゃないかな?って今は思うんだ
今の姿がすべてだとしても、変わりゆく明日がまた彼を誘う。
あなたが”今”を一生懸命頑張ってる姿が誰かや彼を応援してることを、
そしてあなた自身を応援してることを信じ続けてほしいから。
だからあなたのままで。
そのままで。
この先も続いていくあなたの道が、その一歩が優しい眼差しに守られて
これからもずっとずっと大好きな人へと真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに届いて行きますように、、、。