ゆっくりと旅行に行って、旅館の部屋で夜風に吹かれながら、物理の勉強をしたい。
そんな願望を、密やかに抱いている今日このごろだ。



今日はとある中央官庁の説明会に足を運んだ。
大学二年からお邪魔しているところなので、もはや慣れたものだ。
人事の二人のうち片割れは、一年前から知り合いなので、和気あいあいとお話することができた。
だが、さらに二年前からお世話になっていた方は、もう異動してしまわれたらしい。

赴任地は、エジプトと聞いた。驚いた。
しかも、なんと別の国際機関で働く奥さんも一緒らしい。
何でも赴任が決まった時に、奥さんの配属先も変えてもらったのだとか。
なんちゅうバイタリティだ笑

しかし、なんと羨ましいことだろう。
エジプトから人材の要請が来て、それに抜擢されるだけでもすごいことだ。
だがそこからさらに、夫婦の幸せにも手を伸ばし、つかみ取った。


この、手を伸ばす、ということ。
これがなかなかできないものだ。

「どうせダメにきまっている」と、空高くあると思いこみ、下を向いてうずくまってしまう。
仮に見上げることはできても、手を上にかざして、また溜息をつく。

しかし、背伸びしても届かないならば、
梯子をもってくればよいし、誰かに肩車をしてもらってもよい。
何かひっかけ棒のようなものをもってきて、つつき落としてもいいのだ。


届かないならば、方法論を考えろ。
今の自分で足りないなら、何を以て足りるようになるか、考えろ。
そしてそれを手に入れてこい。

こんな単純なことが、
目的のために方法を設定し、実行するということが、
自分に不足していた最たるものだったのだ。


今さっき、エジプトに行かれたあの人に、メールを送ってみた。
自分の進路の報告と、将来への決意と計画。


「高みへ登るために、私は今、梯子をこしらえ始めた」