こんにちは、チーバです!
先日から始めたコラム。ありがたいことに、
各方面から「早く書け!」との催促を頂きました。
基本ウィークリーの「ジャンプ」方式でお伝えしますが、
頑張れる時は書いてみたいと思います。
さて、コラムのお題は、
「キーポン的、人に勧めたいうどん屋とツアーの楽しみ方」。
讃岐うどん初心者の方に、我々なりに勧めたいうどん屋さん。
讃岐うどんツアーに初めてでる方に是非とも1軒目に行って
欲しいうどん屋さんはこちら!
「いきなりですか?」
という声が聞こえてきそうですが、
そうです、いきなりです。
その名は道久製麺所。
いやぁ、迷った、迷った。
偉そうにお店紹介なんてしたことないから
この2日間ばかり、悩みまくり。
和也か達也かで迷う、
喫茶店の一人娘ばりに悩みぬきました。
ここは、「麺しか買えない製麺所」です。
つまり、このお店に行く時には、
マイ箸、マイうつわ、マイ出しを持っていく必要があるという
かなりディープなお店様です。
いわゆる製麺所は来店客にうどんを
ふるまう飲食店ではなく、
主に、うどんを学校や、病院、また
業者さんに卸売りする
いわゆるメーカー。
厳密に言えば、
お店ではない。工場なんです。
工場には箸などない。
うつわなどない。
出汁なんてあるわけがない。
「うそだぁ~」と思った君よ、友よ。
近所の工場に行き、箸があるか聞いてみよ!
職員さんに真剣な目をされて、
そこから何も言えなくなるのが
オチだろう。(星くずロンリネス!)
注文の仕方は、ドアをカラカラと開け、職員さんに、
「あのう、一玉下さい」とうつわを出しながら言えばOK。
できたばかりのうどんを、うつわに「ドサっ」と入れてくれます。
ね?簡単でしょ。
その後、ドアを閉めて退場。いよいようどんを頂きます。
・・・・えっ?
どこで、食べるのかって?
決まってるでしょ。その場ですよ。
ちょっと新日本プロレスの野毛道場に似ている店の前ですよ。
工場なんですから、食堂なんてありません。
「うそだぁ~」と思った君よ、友よ。
近所の工場に行って、うどんを食べる場所があるか聞いてみよ!
~以下は箸のくだりと同じ~
まぁ、車の中でもいいんですけど、せっかくですから、外で食べて
見て下さい。
持ってきた箸を割、うどんに持参の出汁(醤油でOK)をぶっかけて
青空の下で頂きます。
道久製麺所さんのうどんはちょっと硬めのドッシリ男麺。
飴いろの様な少し色がついたおうどんは噛みごたえがしっかり。
また塩気が結構効いているので、このままでもいけるくらい!
ムチャクチャ美味いんですよ。
讃岐うどんのお店周り。
色々なお店がありますが、私チーバが何故この店を1軒目にしたか?
それは、こんな食べ方は絶対に香川でしかできないから。
S級と呼ばれる有名店や、キチンと接客してくれる美味しいお店は
沢山あります。
でも先にそういうところに行ってしまうと、今後行くうどん屋さん
を全てそれと比較してしまって楽しめなくなっちゃう可能性が高い。
BKの宮武病みたいなもんですな。
プライドを見た後で、全日本プロレスを
見ると、
「なんでロープに飛ぶんだ」だの、
「ボディプレスを待っている」だのと、
理屈ばかりをこねる、わびさびのない
人間になってしまうのと同じです。(ちげーか?)
「ここのうどんのコシが・・・」とか、
「この店の出汁の味が・・・」とか、
はたまた、
「この店の接客がどう・・・・」とか、
そんな屁理屈を超越していけるお店は、
このような製麺所以外にないのでは
ないかと思うのです。
そして讃岐うどんのビギナーさん達こそ、
このような香川ならではお店に
行くべきであると思うのです。
持参品が指定される、
オールセルフの製麺所。
これから讃岐うどんツアーに出られる方に。
そして滝クリ似のあの子に斜め下から
美味しいうどん屋さんを
聞かれて困っている兄貴達に。
是非とも訪問をお勧めします。
≪心象風景≫
抜けるような青空の下、ミンミンと蝉が
ないています。
あっつい日だけど、たまにそよと吹く風が
気持ちいい。
こんな風景の中うどんをズズッと。
・・・たまらん!
緑萌え、豊かな水を湛えた川を見て
かつてブッダはいいました。
「アナンダ、世界は美しいな・・・」
そんな大きい気持ちになれます
(なれねーか?)
以上!
さて、次回のコラムでは、
人に勧めたいうどん屋さんパート2として、
実家に帰ってきたような「いい感じ」の
うどん屋さんを
ご紹介したいと思います。
次回も宜しくご一読下さい。
それでは、チーバでした。
キポン!