おばぁちゃんとか熊本とかの話④ | 耳下腺癌 に なりまして。。。

耳下腺癌 に なりまして。。。

耳下腺癌(腺様嚢胞癌・ステージⅢ)の手術・放射線治療・その後のお話です。




この記事は 祖母逝去に関する記事です。



一部(家族ぐるみで)不謹慎な行動があるかと思いますが


何卒 ご了承願いますm(_ _ )m





まだまだ続いちゃって ごめんなさい。。。土下座





もう 飽きたぁ~プンプンって方は スルー推奨です!





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夕方 両親と共に 斎場に到着。






喪服(仮)の入った スーツケースを引きながら 


わたしは 場内に入った。




入ってすぐに 漂うお線香の香りと 


目に入る こじんまりとした祭壇・・・





そこに飾られた 祖母の遺影を見た時


現実なんだ。。。 って思い知らされた。。。





会場には 叔父が1人居て


わたしの顔を見るなり


「遠か所 悪かったね。。。」 と云った。






祭壇に向かうつもりが・・・

胸が グッとなり 涙が出そうになった。。。




「先に着替えてから ばぁちゃんに会うね・・・」


このままだと 泣いてしまいそうだったので

わたしは 挨拶もそこそこに 奥の控室に向かった。










控室には 一足先に着いた 兄貴が居た。



「おう! 元気か?」




「久しぶりぃ~、そういえばさぁこの前・・・」



と・・・ 不覚にもトークに花を咲かす。。。(-"-;A







母から 



「ばぁちゃんの 顔見た?」


って云われるまで 


「着替えてからばぁちゃんに会う」の言葉を忘れてた・・・がくっ汗





どこまでも・・・ スビバセンッ。。。ディナー







急いで 喪服に着替え


覚悟を決めて 棺の前へ・・・


(やっぱり 勇気が必要だったよね。。。)





久しぶりに対面した ばぁちゃんの顔は・・・




おでこの痣も 化粧でかなり目立たなくしてあるし・・・


ずっと外出も出来なかったからか? 


90代とは思えない 透き通るような シミ一つない肌。

わたしの肌より キレイかも?((゚m゚;)






後頭部の縫った場所も 骨折した腕も


棺に納められた状態では 全く分からない・・・





わたしが最後に会った ばぁちゃんより


かなり痩せてしまっているけれど


とても 穏やかな顔つきはは そのままだった。






ホント・・・ 


今にも目が開くんじゃないかって思ったよ。。。









「ずっと 会いに来れなくてゴメンネ。。。」




そう囁いて お線香をあげた。







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控室に戻ると・・・ 


何やら 荷物をゴソゴソしながら


慌てている 母がいた。。。





「しまったぁ~あせるカメラ忘れた~(ノω<、)」





カメラ?? 




「わたしので良ければあるよ? 何撮るん??」




カメラを出すわたしに 母は云う・・・












「ばぁちゃん」










ばぁ・・ちゃ・・ん?? って・・・汗 










ご遺体ですか~?!ぎょえ~!!ノノ









母・・・ 実母の肖像権侵害(=◇=;)?




※ねぇ? これって 普通の感覚ですか??ヤレヤレ・・・


 




撮るのは構いませんが・・・


その後 どうしろと??





例え カメラがあったとしてもだよ・・・


撮ったところで プリントアウトもしないよね??







かぁさん。。。汗




ご遺体の写真を・・・


どうする つもりなのですかーーー???

(以前 書いた事がありますが・・・


母のデジカメは アルバム状態です。。。記事→





まぁ 云われるがまま 撮りましたけど ね。。。(-。-;)





家族もこんなで・・・ どうも スビバセ~ンッ。。。ディナー





ちなみに わたしが 母より先に逝く場合は


「死顔は撮ってくれるな」 と遺言を残す事に決めました。(笑)



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ここ数年の 祖母の生活を よく知らない わたし・・・





祖母の訃報を聞いた時、



少なくとも 先日の転倒事故が無ければ


まだまだ 祖母の寿命は尽きる事はなかったのだと思うと


無念で やるせない気持ちになった。。。





だけど・・・  


祖母の顔が とても安らかだった事が


胸の苦しみを一つ 解放してくれた。





楽になれたんだよね? ばぁちゃん・・・





そして もう一つ


祖母の最期の言葉を聞いた時、


わたしの中から 悲しみは消えた。






つづく