大槻能楽堂〜2年しての【鵜羽】 | Kushima Letters~串間通信~keep-peaceloveshine
2年前の今日、大阪にある、大槻能楽堂に飛び、狂言を鑑賞させていただいた。

 


愛知の岡崎城能楽堂で、徳川家康さんの一人芝居・イエヤスシリーズを演るため、直前に能舞台に触れておきたかったのだ🙏


※イエヤスシリーズはこちらからお楽しみください↓

イエヤスシリーズ


さて、


あれから、ちょうど2年の今夜、

 

鵜戸神宮で、ゆかりの

 

鵜羽(うのは)

 

を拝観した。

 

鵜戸神宮の御祭神、ウガヤフキアエズノミコト(神武天皇のお父さま)の母・豊玉姫にまつわる物語。

※ストーリーはじめ、鵜羽の詳細はこちらからどうぞ↓

鵜戸神宮〜鵜羽

 

 

当日は朝から雨、しかも強目。

 

やれるのか

 

主催の方々はじめ、集われるみなさまも、そう思ったはず。

 

でも、やれたね。

 

 

 

朱色の建物、その奥に、たくさんの参加者さんたちが。

 

まずは、ご挨拶。

 

 

 

雨上がりの夕方。波は荒れてました。

当たり前か。

 

薪能なのね

 

 

今夜の番組表

 

素謡 神歌

 

狂言 樋の酒

 

仕舞 景清

 

復曲能 鵜羽

 

 

 

◎大槻文蔵師による

 

神歌

 

素謡で、祝いの【翁】を演るとき、【神歌】になる

 

そうなのね。

 

それより、この8月に、伊勢で竹取の翁を演る身としては、人間国宝の文蔵師が、【翁】、をこのタイミングでおやりになり、立ち合わせていただいているのは、ワタクシへのお祝いなのか⁉️

 

あー、めでたいめでたい😄🙏


※伊勢市『竹取物語』公演での『竹取の翁』についてのことは、こちらからどうぞ↓

◎樋の酒は、あいかわらず面白い。

 

酒に酔いながら、余興で、鵜羽ネタを演るシーンは、愉快だった。

 

◎景清も、文蔵師。

 

平景清(藤原景清、伊藤景清)。ゆかりの地として名古屋の熱田神宮も、個人的に馴染みだが、宮崎に晩年生きざるを得なかった人物。

 

文蔵師の、はじめのその一太刀で、見入ってしまった。最高の瞬間。これを観れただけでも、飛んできてよかった。


※景清公をめぐることについてはこちらからどうぞ↓

景清公


 

◎鵜羽

豊玉姫が正面を見切った瞬間、豊玉姫のことがとても愛おしく思わされました。素晴らしい表現。

 

 

ところどころ、子供さんが飛ばしたシャボン玉が会場を舞い、波の泡(あぶく)みたいに見えて、なぜか、効果的だった。

 

やはり、ゆるやかで、いいねえ。

 

 

 

 

お仕舞い

舞台では、即、片付けスタート。

 

いい時間だった。




ここで終わらず、

これからが大事なんだなあ。

 

 

みなさま、お疲れ様です。

ありがとうございました🙏

そして、おめでとうございました👏👏👏