陽子線治療から約1年経過。 | 副鼻腔腺癌の診断から治療の記録

副鼻腔腺癌の診断から治療の記録

一転して下された診断から突如始まった治療の記録。
2023年4月末から6月初めにかけて28回の陽子線治療を受けました。
ここに至るまでいろいろあったけど、お世話になった全ての医院、病院、ドクターとスタッフさんには感謝の一言に尽きます。

2024年5月27日。

 

昨年の6月6日に、全28回の陽子線治療を終えた。

本日は3ヶ月ぶりのフォローアップで陽子線センターへ。

 

いつ来ても綺麗な施設だなあ、それにいつ来ても患者さんがいる。

陽子線マシーンが1台しかないことを考えると、常に稼働しているということだ。

県外からも、遠方からも治療を求めてここまでいらっしゃる患者さんも多いと聞く。

 

 

いつものように左右の鼻へスコープを入れて鼻腔から篩骨洞方面にかけてを診察していただく。

その後、ドクターと問診、頸部リンパの触診。

 

 

分かったことは、陽子線治療の後遺症である鼻のカスカスがずいぶんと少ないということ。

市民病院でも言われたが、通常のケースと比べると鼻の中はとてもキレイらしい。

粘膜がどんどん再生されているんだそうだ。

 

年末から3月初めにかけて患った副鼻腔炎があったため、自覚症状としては「最近ようやく治ったわ」程度であったため、驚いた。

 

 

ドクターの言う「キレイ」の箇所は、私の思う箇所と少し異なる。

 

最も強く陽子線をあてた篩骨洞付近は確かにツルツルで、私から見てもキレイ。

これがドクターの言うキレイな箇所。

普段自分では見えない場所。

 

しかし鼻の出入り口は、鼻をかんでティッシュで拭けば粘膜が切れやすく、一度鼻血が出ればなかなかキズが治らない。

普段私が自覚するのはこの部分。

 

 

 

最後に、現在の主治医、市民病院耳鼻科のドクターの診察、経過観察方針についても陽子線センターのドクターへ報告し、少し相談というかご意見もいただくことができた。

 

2つの病院を行き来するのは大変だなあと思う事もあるけれど、異なるチームの専門家から意見を聞けるのは心強い。

 

次回、ここでの診察はどーんと期間が空いて半年後、術後2年を迎える12月初めに予約を取った。

 

さて、それまで全て問題無く順調に進みますように。