違う歯医者へ行ってみる。(口腔扁平苔癬) | 副鼻腔腺癌の診断から治療の記録

副鼻腔腺癌の診断から治療の記録

一転して下された診断から突如始まった治療の記録。
2023年4月末から6月初めにかけて28回の陽子線治療を受けました。
ここに至るまでいろいろあったけど、お世話になった全ての医院、病院、ドクターとスタッフさんには感謝の一言に尽きます。

2024年3月27日。

 

1週間前にかかりつけの歯科医で診ていただいたものの、気になって仕方無い頬粘膜。

相変わらず常に気になるし、べろーんと唇を持ち上げて見てしまう。

 

心なしか線が濃くなっているような、輪っか状の線が前よりも輪っかになって来てないか???

 

そもそも触ったり引っ張ったりするものではない唇や頬粘膜をびろーん、びろーんとやっていたら、爪でもあたったのか関係無い場所にも口内炎が出来たりしている。

 

しかしドクターは言ったではないか、悪性の所見も無いし、心配するようなものでは無いと。

 

ふと考えた。

 

もう1人、別のお医者さんにも診てもらいたい。

そのドクターも同じ意見であるなら、それはもう気にしなくても良いということにしようではないか・・・!

 

 

ネットで検索する。

「○○市 歯医者 口腔粘膜 検診」

 

多くの歯科医さんが「口腔外科」の看板も出しているため、どこでも口腔粘膜や舌を診ることはできるようだが、その中でも1件、過去に大病院の口腔外科で勤務していたドクターが見つかった。

そこは「口腔癌検診」「一次診断」等々の診療を行っていた。

 

早速電話をかけて状況を説明すると、明日来ても良いですと言われる。

 

 

翌日、尋常ではない強風の日であった。

髪をぐちゃぐちゃにしながらパーキングからクリニックまで歩く。

 

程なくして名前を呼ばれ、診察室へ。

かかりつけ医は他にいること、そこでも1週間前に診てもらったのだが、という説明と、粘膜の症状について伝える。

 

 

診察にはかなりの時間を割いてくれた。

医学書を持ってきて、説明もしてくれた。

見辛い場所にあるため、ライトとカメラを持ってきて撮影した画像を見ながら話をしてくれた。

 

本当に感謝している。

 

 

Dr.:「悪いものでは無い。がんのような所見は無いし、白板症でも無い。扁平苔癬ならばもっと蜘蛛の巣のように広がるから、それでも無いと思う。口腔外科に紹介状を書くほどの状況では無い。」

 

私:「でも、だんだん線が濃くなっている気がするんですが。」

 

Dr:「口腔粘膜は常に状態が変わるからそう見える時もあるかもしれない。刺激するのは良くないから、触らないように。」

 

私:「いつか消えるんでしょうか?例えば何ヶ月後にまだ消えてなかったら、どうすれば良いんでしょうか・」

 

Dr.:「消えないかもしれない。とにかく、酷くなるとか、血が出るとかただれるとか、食べ物がしみるとか痛いとか、そうなったらまた来て下さい。」

 

 

帰り道、「触っちゃいけない、触っちゃいけない」と自分に言い聞かせながら、少し安心して家に向かった。