ウルトラファインバブル美容室は何が違う?設備をサロンの強みに変える方法
「ウルトラファインバブルを導入したけど、お客様に違いが伝わっていない」
「せっかく設備を入れたのに、普通のシャンプーと同じ感覚で使っている」
「スタッフによって説明する内容がバラバラ」
「もっと美容室の強みにできると思っていた」
そんな美容室経営者の方もいるのではないでしょうか。
ウルトラファインバブル美容室として設備を整えても、それだけでお客様から選ばれる美容室になるわけではありません。
僕が大切だと思っているのは、
「何を導入している美容室なのか」より、「なぜそれを使っている美容室なのか」
です。
今回は美容室経営者の立場から、ウルトラファインバブルを設備で終わらせず、サロンの価値へ変える方法について考えてみたいと思います。
ウルトラファインバブル美容室なのに、お客様が知らない?
最初に確認してほしいことがあります。
あなたの美容室のお客様は、
「自分の髪にウルトラファインバブルが使われている理由」
を知っているでしょうか?
スタッフに聞いてみてもいいと思います。
「今日担当したお客様にUFBの話をした?」
すると、
「聞かれなかったので説明していません」
「いつも使っているので特に説明していません」
という答えが返ってくるかもしれません。
僕はここに、大きな機会損失があると思っています。
どれだけ良い設備を入れても、
お客様がその価値を知らなければ、その美容室を選ぶ理由にはなりにくいからです。
お客様が知りたいのは機械のスペックではない
だからといって、
ウルトラファインバブルについて長い説明をすればいいわけでもありません。
お客様が知りたいのは、
気泡の大きさや機械のスペックだけではありません。
もっとシンプルです。
「それって、私の髪に何がいいの?」
ということです。
例えばカラーのお客様なら、
「今日はカラーをするので、髪の状態を見ながら施術前後まで考えてケアしていきますね」
と伝える。
髪の乾燥を気にしている方なら、
「今の髪の状態を確認しながら、今日必要なケアを組み立てますね」
と伝える。
大切なのは、
UFBの説明から始めないこと。
まず、お客様の悩みから始めることです。
「設備の説明」から「あなたのための説明」へ
美容師はプロなので、つい技術の話をしたくなります。
でも、
「当店ではウルトラファインバブルを導入しています」
だけでは、お客様にとっては美容室側の話です。
それよりも、
「最近、カラー後の手触りが悪くなるのが早くなっていませんか?」
「前回より毛先が乾燥していますね」
「アイロンを使う回数は増えましたか?」
と聞く。
そして髪の状態を確認した上で、
「だから今日はこのケアをしていきますね」
と伝える。
すると、
美容室が使いたい設備から、お客様に必要な施術へ変わります。
同じウルトラファインバブルでも、伝え方によってお客様が感じる意味は変わります。

ウルトラファインバブル美容室の価値はシャンプー台だけで終わらない
僕がもったいないと思うのが、
UFBをシャンプー台だけの話にしてしまうことです。
施術が終わったら、それで終了。
次回来店したときも、また同じことをする。
これでは「設備を使用している美容室」で終わってしまいます。
僕なら、
今回の施術と次回の施術をつなげます。
今日の髪はどういう状態だったのか。
何をしたのか。
家では何に気をつけてほしいのか。
次回来店したときに何を見るのか。
ここまで決めておく。
例えば次回来店時に、
「前回、毛先の乾燥が気になっていましたが、その後どうでしたか?」
と確認する。
お客様からすると、
「前回の私の髪を覚えてくれている」
となります。
僕は、ここに美容室の大きな価値があると思っています。
美容室は「1回の仕上がり」だけを売る場所ではない
美容室に来店した日は、きれいになります。
問題は、その翌日からです。
毎日シャンプーをする。
ドライヤーを使う。
アイロンをする。
紫外線を浴びる。
そして時間が経てば、またカラーをする。
お客様の髪は、美容室にいない時間にも変化しています。
だから、
美容室に来た日だけ髪を考えるのでは足りない。
僕たち美容師が考えるべきなのは、
次回来店までどう過ごしてもらうか
だと思っています。
ウルトラファインバブル美容室からホームケアへつなげる
ここでホームケアが重要になります。
店販という言葉を使うと、
「商品を売る」
というイメージが強くなります。
僕は少し違うと思っています。
今日サロンで髪を整えた。
だったら、
明日からお客様自身がどう髪を扱えばいいのかまで伝える。
そこまでが美容師の仕事ではないでしょうか。
例えば、
シャンプーはどうするのか。
トリートメントはどうするのか。
乾かす前には何を使うのか。
アイロン温度はどうするのか。
ドライヤーはどう当てるのか。
こうしたことを、お客様の髪に合わせて伝える。
必要であれば商品を紹介する。
この順番なら、
「商品を買ってください」
ではありません。
「今日きれいにした髪を、次回来店まで守りましょう」
という提案になります。

店販が苦手なスタッフほど施術とホームケアをつなげる
店販が苦手な美容師さんは少なくありません。
なぜ苦手なのか。
僕は、
施術と商品提案が別々になっていること
も一つの原因だと思っています。
施術中はカラーやトリートメントの話。
最後になったら突然、
「このシャンプーおすすめですよ」
と言う。
これでは美容師側も営業している感覚になりやすい。
でも、
カウンセリングで悩みを聞く。
今日の施術内容を説明する。
仕上がりを確認する。
家で気をつけることを伝える。
その中で必要なホームケアを紹介する。
という流れなら自然です。
店販は会計前に始まるのではありません。
カウンセリングから始まっているのだと思います。
UFBをスタッフの提案力を育てる教材にする
ウルトラファインバブルを導入するとき、
機械の操作方法だけを教えて終わっていないでしょうか。
僕なら、むしろスタッフに質問します。
「このお客様には、なぜ使うの?」
「今日の髪の問題は何?」
「施術後に何を伝える?」
「家では何をしてもらう?」
「次回は何を確認する?」
ここまで考えてもらいます。
すると、
UFBを使える美容師から、
お客様の髪を考えて提案できる美容師
へ変わっていきます。
これなら設備投資が、スタッフ教育にもつながります。
全員が違うことをしていたらサロンブランドにはならない
もう一つ、経営者として確認したいのがスタッフ間の差です。
あるスタッフは毎回説明する。
別のスタッフはたまに説明する。
新人は何も説明しない。
同じ美容室なのに、お客様によって体験が違う。
これでは、
「ウルトラファインバブル美容室」
としてのブランドはつくりにくいと思います。
だから最低限、
いつ髪の悩みを聞くのか。
いつUFBについて伝えるのか。
施術後に何を確認するのか。
ホームケアをいつ伝えるのか。
次回来店で何を確認するのか。
という流れを決めておく。
僕は、
話し方まで全員同じにする必要はないけれど、提供する価値はそろえる必要がある
と思っています。
売上だけでUFBの効果を判断しない
経営者としては当然、
「導入して売上はいくら増えた?」
と考えます。
でも、僕ならもう少し違う数字も見ます。
例えば、
再来につながっているか。
次回予約が増えたか。
ホームケア購入につながったか。
トリートメント比率に変化があったか。
お客様から髪について相談されることが増えたか。
スタッフのカウンセリング内容が変わったか。
こうした部分です。
設備そのものから直接いくら売れたのかだけではなく、
設備をきっかけに美容室全体の顧客体験がどう変化したのか
を見る。
その方が、経営への影響を捉えやすくなります。
「無料だから説明しない」は一番もったいない
ウルトラファインバブルを全員に標準で使っている美容室もあると思います。
追加料金を取っていない。
だから説明しない。
これは本当にもったいないと思います。
無料で提供していても、
設備を購入したのは美容室です。
そして、
「お客様の髪をもっと良くしたい」
という理由があったはずです。
だったら、その思いを伝える。
例えば、
「当店ではお客様の髪をできるだけ良い状態で保つために、シャンプー工程にもこだわっています」
と一言伝えるだけでも違います。
料金を取っていないことと、価値がないことは同じではありません。
むしろ標準サービスだからこそ、
「この美容室はここまで考えてくれている」
というブランド価値にできる可能性があります。

僕たちが考えるのは「髪の健康寿命」
僕たちがViváte BIJU System「美寿」やViváte Hをつくった理由も、この考え方につながっています。
僕たちが目指しているのは、
その瞬間だけきれいに見える髪ではありません。
年齢を重ねてもカラーを楽しめる。
自分の髪に自信を持てる。
美容室で整えた髪を、次回来店までできるだけ良い状態で保つ。
そのために大切にしている考え方が、
「髪の健康寿命をのばす。」
ということです。
ViváteではUFBだけではなく、水素、ミネラル、ケラチン、CMCなどを組み合わせ、一つだけに頼らず髪の状態を考えるという設計思想を大切にしています。
美容室ではViváte BIJU System「美寿」。
自宅ではViváte H。
サロンで整え、ホームケアで次回来店までつなぐ。
僕たちはこの考え方を大切にしています。
ウルトラファインバブル美容室が本当に売っているもの
僕は美容師という仕事を長くしてきました。
そして改めて思うのは、
美容師が売っているのはカットだけではないということです。
カラーだけでもない。
トリートメントだけでもない。
UFBでもない。
お客様から、
「髪がきれいになって嬉しい」
と言ってもらう。
「最近、髪を褒められた」
と言ってもらう。
「次もあなたにお願いしたい」
と言ってもらう。
僕たちが本当に提供しているのは、
髪を通じてお客様が自分に自信を持てる時間と未来
なのだと思っています。
だから設備は、そのための手段です。
まとめ|ウルトラファインバブル美容室は「導入後」が本当のスタート
ウルトラファインバブルを入れる。
それだけなら設備投資です。
でも、
お客様の悩みを聞く。
髪の状態を確認する。
その人に必要な施術を考える。
なぜUFBを使うのか伝える。
仕上がりを一緒に確認する。
ホームケアを伝える。
次回の来店につなげる。
そして次回、前回からの変化を確認する。
ここまでつながると、
ウルトラファインバブルは単なる機械ではなくなります。
カウンセリング、スタッフ教育、店販、次回予約、再来率、顧客満足をつなぐ一つの仕組み
になっていきます。
これからウルトラファインバブル美容室が増えていけば、
「UFBがあります」
だけでは差別化しにくくなると思います。
だからこそ大切なのは、
何を持っているかではなく、なぜ使っているのか。
そして、
それを使って、お客様の髪をどうしていきたいのか。
ここを美容室として言葉にすることです。
僕たちショウセイ株式会社も、
Viváte BIJU System「美寿」とViváte Hを通じて、
髪の美しさの寿命を伸ばす。
そして、
美容師という仕事の価値そのものをもっと高めていきたい。
そう考えています。
ウルトラファインバブルを導入した日が完成ではありません。
そこから、どんな美容室をつくっていくのか。
本当のスタートは、導入した後なのだと思います。

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