経営者が忙しい本当の原因は「仕事が多い」ことではない
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会社が成長すると、経営者はどんどん忙しくなります。
スタッフが増える。
店舗が増える。
売上が増える。
新しい事業も始まる。
会社が大きくなっているのに、なぜか経営者の時間だけがなくなっていく。
「自分がやらないと回らない」と考え、求人、面接、広告、スタッフ対応、数字管理、クレーム対応まで、すべてを自分で抱えてしまう。
最初は「自分でやった方が早い」でも問題ありません。
しかし、それを何年も続けていると、会社が成長するほど経営者の仕事だけが増えていきます。
スタッフが増えたのに忙しい。
店舗が増えたのに忙しい。
売上が増えたのに、自分の時間がない。
もしそうなっているなら、それは会社が成長したというより、「経営者の仕事が増えただけ」なのかもしれません。

まず必要なのは、さらに頑張ることではありません。
自分が今、何に時間を使っているのかを全部見える化することです。
求人、面接、教育、スタッフ面談、広告、SNS、数字管理、店舗確認、クレーム対応など、毎日の仕事を一度すべて書き出してみる。
そして、
「自分にしかできない仕事」
「教育すれば任せられる仕事」
「外注できる仕事」
に分ける。
さらに、それぞれに毎月何時間使っているのかを確認する。
すると、「こんな仕事に、自分が何十時間も使っていたのか」と気づくことがあります。
経営者の時間には価値があります。
だから、経営者がすべての仕事を抱えるのではなく、仕事が自分から離れていく仕組みを作ることが重要です。

任せるためには、役割を決める。
責任を決める。
判断基準を決める。
教育する。
そして、必要な権限を渡す。
もちろん、最初からうまくはいきません。
任せれば時間がかかることもある。
失敗することもある。
それでも任せ続けることが、人を育てることにつながります。
経営者が10分でできる仕事を、スタッフが1時間かけてできるようになる。
その経験を積み重ねることで、1時間が30分になり、やがて経営者がいなくてもできる仕事になっていく。
経営者がいなくても現場が動く。
経営者がすべて判断しなくても動く。
そこまで仕組みを作ることで、会社は「経営者の力」から「組織の力」へ変わっていきます。
だから、会社を大きくするほど、経営者自身は現場から離れていかなければいけません。
売上を伸ばすだけではなく、権限移譲、右腕の育成、本部機能の構築、仕組み化を進める。
そして、「自分がやらない仕事」を決める。
経営者が現場の仕事をする時間を減らし、
「会社をどこへ向かわせるのか」
「誰を育てるのか」
「どんな仕組みを作るのか」
「次に何を仕掛けるのか」
を考える時間を増やす。
それが、本当の経営者の仕事です。
会社の成長とは、経営者がもっと忙しくなることではありません。
経営者がいなくても、人が育ち、仕組みが動き、会社が成長できる状態を作ることです。
「会社は大きくなったのに、自分の時間がない」と感じたときこそ、仕事量ではなく、経営者の時間の使い方を見直すタイミングなのです。
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