昨日、お茶のことを弟と話す中で、ふと自分の食卓の前に置いてあった小さな袋にパックしてあった手揉み茶をいれて飲みました。
この手揉み茶は、2年前の秋の10月に自分で作ったものです。
お茶というのは、厳しい冬を越えたあとに、芽を出す“春の新芽=新茶”が最上の品質を持ちます。それ以降も何回かの収穫時期があります。6月の終わり頃などにも芽を摘みとるのですが、品質の面では春の新茶に劣ります(食事の際に飲むのには向くと思います)。
そこで、秋の入り口の9、10月。少しだけ夏が、遠ざかる季節。春に近い気候の中、柔らかい芽が出るのです。これを“秋冷茶(しゅうれいちゃ)”とか呼びます。興味本位で手で揉んだのです。春の新茶には、かなわないものの、すっきりとした飲み口のお茶になります。(そもそも、お茶って、それぞれの収穫時期で味や香りや用途が違うので比べるものではないのですね。食事のときや、ゆったりしたいときなどなど、気分や状況に合わせていろいろなお茶があって良いはずですね。)

↑“おくみどり”という品種のお茶の木の芽で作ったっけ。この芽を摘みとりました。
ちなみに、お茶の品種の名前は一般的に、“おく”ってついている品種は遅く採れる品種。逆に“さき”ってついている品種は早く採れる品種です。

↑これが、小さくて邪魔にならない自作ホイロ。お茶を作るために使うものです。
今はお茶を機械で作るのですが・・・ずっと昔は、手で揉んで(作って)いたのです。
何年か前に思い立って作りました。溶接三昧でしたが・・・溶接などを仕事でしている兄貴に手伝ってもらって作ったホイロです。

↑手揉みのお茶は、お湯を注ぐと元のお茶の葉の形に戻ります。

↑手揉みの香りは良いですね。摘んだ時期と品種の持つ香りもあると思います。味もすっきりとしています。葉っぱも食べれました。
手揉み茶を始めたのは・・・
●いろいろなお茶の品種を試せるから・・・一掴みの芽があれば、自分で感触を確かめながら試験的に作れます。機械だと、容量の関係上、最低35㌔の芽が必要になるので・・・小さな畑に、試したい品種を植えるなど大掛かりになりますが・・・。手で揉むなら、ほんのわずかな芽があれば、お茶にすることができます。
●機械で揉む現在にあって・・・“この工程では、こういうことを大事にする”ということを自分で感じるため。
※手で揉んで作るお茶は、5、6時間をかけて作れるお茶は、わずかなのです。ホイロは熱を使い、絶えず動き続けますので、体力的にもきつい。毎日、連続で作った、昔の茶師はすごいです。
あまのじゃくな僕。手揉みの勉強会などあるけれど・・・あくまで独学でやりたいのです。自分のどんな操作がどんななお茶を作るか?それが楽しいし、勉強になります。下手でいいんでやんす。今年も、そろそろ新茶の時期なので・・・忙しくなりますが、暇を見て・・・また手揉みしてみるかな・・・ウーロン茶も作ろうかな・・・紅茶作らないと・・・楽しみです。
この手揉み茶は、2年前の秋の10月に自分で作ったものです。
お茶というのは、厳しい冬を越えたあとに、芽を出す“春の新芽=新茶”が最上の品質を持ちます。それ以降も何回かの収穫時期があります。6月の終わり頃などにも芽を摘みとるのですが、品質の面では春の新茶に劣ります(食事の際に飲むのには向くと思います)。
そこで、秋の入り口の9、10月。少しだけ夏が、遠ざかる季節。春に近い気候の中、柔らかい芽が出るのです。これを“秋冷茶(しゅうれいちゃ)”とか呼びます。興味本位で手で揉んだのです。春の新茶には、かなわないものの、すっきりとした飲み口のお茶になります。(そもそも、お茶って、それぞれの収穫時期で味や香りや用途が違うので比べるものではないのですね。食事のときや、ゆったりしたいときなどなど、気分や状況に合わせていろいろなお茶があって良いはずですね。)

↑“おくみどり”という品種のお茶の木の芽で作ったっけ。この芽を摘みとりました。
ちなみに、お茶の品種の名前は一般的に、“おく”ってついている品種は遅く採れる品種。逆に“さき”ってついている品種は早く採れる品種です。

↑これが、小さくて邪魔にならない自作ホイロ。お茶を作るために使うものです。
今はお茶を機械で作るのですが・・・ずっと昔は、手で揉んで(作って)いたのです。
何年か前に思い立って作りました。溶接三昧でしたが・・・溶接などを仕事でしている兄貴に手伝ってもらって作ったホイロです。

↑手揉みのお茶は、お湯を注ぐと元のお茶の葉の形に戻ります。

↑手揉みの香りは良いですね。摘んだ時期と品種の持つ香りもあると思います。味もすっきりとしています。葉っぱも食べれました。
手揉み茶を始めたのは・・・
●いろいろなお茶の品種を試せるから・・・一掴みの芽があれば、自分で感触を確かめながら試験的に作れます。機械だと、容量の関係上、最低35㌔の芽が必要になるので・・・小さな畑に、試したい品種を植えるなど大掛かりになりますが・・・。手で揉むなら、ほんのわずかな芽があれば、お茶にすることができます。
●機械で揉む現在にあって・・・“この工程では、こういうことを大事にする”ということを自分で感じるため。
※手で揉んで作るお茶は、5、6時間をかけて作れるお茶は、わずかなのです。ホイロは熱を使い、絶えず動き続けますので、体力的にもきつい。毎日、連続で作った、昔の茶師はすごいです。
あまのじゃくな僕。手揉みの勉強会などあるけれど・・・あくまで独学でやりたいのです。自分のどんな操作がどんななお茶を作るか?それが楽しいし、勉強になります。下手でいいんでやんす。今年も、そろそろ新茶の時期なので・・・忙しくなりますが、暇を見て・・・また手揉みしてみるかな・・・ウーロン茶も作ろうかな・・・紅茶作らないと・・・楽しみです。