今日、小石川で仕事の約束があったので
茗荷谷の桜並木へ。
ちょっと時間より早くついてしまい
道沿いの植え込みをのぞきつつ
ゆっくり歩いた。
春の女神は
私たちが、「最近ちょっと春っぽくない?」
なんて会話するより
だいたい二ヶ月くらい前から
せっせ、せっせと
自然の中で冬眠している
いろんなものを起こしてゆくんじゃないかと思う。
今日は
寒いけれどよいお天気で
携帯で写真を撮りながら歩いていると
通りかかった地元の方も
なんとなく
花を見てゆかれる。
これは福寿草かな?
葉っぱがちょっと違うかな?
うちには骨董品なんて、ほぼないけど
唯一1930年代に発行された
妖精本の切り抜きがある。
シシリー・メアリー・パーカーさんの
春を待ちきれずに目が覚めちゃった
せっかちな福寿草の妖精。
下の写真が詩の原文。
右上の黄色い花びらはフリージアです。
活版のへこみがとてもいい感じの古い印刷。。
土の奥深い場所で
目が覚めてわくわくしていたらしい
福寿草の精
「春じゃない?何かが呼んだのを聞いたわ」
小さなあなたにはまだ寒すぎるから
寝床に戻って眠りなさいと
(多分春の女神に)言われるのだが
もう眠れないのだ。
待ちきれず
顔を出さなきゃいけないと感じて
上へのぼった妖精。
「ほら私はここよ。
なんて広い大地!なんて大きな空!
ああ、冬の世界さん、
私を見て、目を覚まして!
春が呼んでる、春が来たのよ。
間違えっこないわ」
うん、確かに
私は今日
春が来た気がする。
みなさんの春は
もう、来ましたか?
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