いよいよ師走。師ではないけど平民でも年末に向うと何かと慌しくなってきました。 伝票も山になって半期の決算も済んでないし・・・。毎度の事ながらこの半期も赤字で伝票も見たくないのが実情なんですけどね。。(笑) 
しかし笑ってもいられず、このままでは餅のない正月になりそうですので、どうぞ皆さま我が家と当店のスタッフの餅代にご協力をお願いいたします。 まだまだ育ち盛りの子供を抱えているので・・・。

 月を挟んで大掛かりなドレスの製作やリメイクに近いようなサイズ直しも片付きましたが、まだまだPコートやダッフルなどのコートのサイズ補正が溜まっている状況です。今手持ちのは肩幅・袖幅・身幅・着丈詰めなどデザイン変更でなく単純にサイズの詰めなので順調に仕上がってはいるので、サイズ補正をお考えの方はお早めにどうぞ。
意外にホームページをご覧いただいているようで、コートを今風に細くして・・・とご依頼される方も多く、去年に比べるとコートやジャケットの修理の比率が今年は高い傾向です。

さて、ヒサビサに・・・。

ジーンズのサイズ直しなのですが、未知の5インチ詰め。ウエストで10cm程度詰めです。
今まで、2インチが限界でそれ以上は金額も高くなるし、シルエットも変わってしまうのでとお断りをしてきました。

今回、34インチを29インチにして欲しいとのご依頼で、最初はいつものように丁重に無理があるから難しいとお断りしていたのですが、多少金額は掛かっても構わないからとにかくお願いします。・・と強く言われ嫌々ながら行った次第です。
聞くところによると、同じモデルと持っており、凄く気にってもう一本欲しかったんだけど、ジャストサイズはすでに完売で、やむなく大きいサイズを購入されたらしいです。

形はDioeの定番モデルで厄介なことにコーティングのされているモデル。
このコーティングは製品後に加工しているためステッチなどの上にもコーティングされており、解くにも剥れないようにしなければならなく、針穴も残ってしまうので縫い直しも出来ない一発勝負でした。


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話

これが完成後の画像。下がオリジナルの29インチサイズで上が34から29に詰めたモノ。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話


ポケット脇のリベットも一度外して、付け直ししてます。
フロントの開きも本来ならば少し短くしなければならなかったんですが、コーティングの関係で解き縫い直すと跡が残ってしまうため詰めることが出来ませんでした。


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話

後ろポケットのサイズも少し大きかったのですが、こちらもコーティングの関係で小さくしたり移動することも出来ないので、元々の位置でバランスが取れるように調整してます。ベルトループの位置もオリジナル2よりも少し前側になってしまってますが、これも元の位置との関係で移動することが出来ずにずれてしまってます。

今回のはコーティングデニムってのが厄介ながらもデザインが比較的にシンプルでしたので何とか出来ましたが、5インチ詰めはやっぱり難しいかも知れません。作業的にはまず29インチのサンプルから上がり寸のパターンを起こし、34インチを一度ばらして、後ろヨークや前後ポケット、尻ぐりのカーブを考えながら削り、組み立て直しの手順を踏んでます。特に尻ぐりのカーブはそのまま削るとカーブが無くなりお尻に食い込んでしまうため気をつけなければならない箇所でもあります。

限定品とか、人気商品で希望サイズが完売とか、諸事情もいろいろとあるとは思うんですけど、出来るだけ自分にあったサイズご購入されたほうが良いですよ。無いときは縁が無かったと考えるもひとつです。

基本的に大きいものは小さくは出来るかも知れませんが、制限のある中でバランスを崩さずに仕上げるにはそれ相当のコストも掛かっちゃいますんで。。それでもお金に糸目はつけないんで。。ていうオシャレ猛者でしたらご相談にも乗りますが・・・。