秋晴れの爽やかな空模様の札幌です。
夏の暑さも終わり、店頭では秋冬物も動き出しているようで少しずつ忙しくなってきました。

さて、今日は荒めのリペアのご紹介。
リペアをするに当って一番のポイントが糸選び。当店、糸の色数や糸種については、カタログ全色取り揃えてます。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア1

ここに見える糸は、ポリエステルスパン糸で全部で400色以上あり、このほかに裾上げようにスパン糸・綿糸・コアヤーン糸の30番手から20番・8番・6番・0番と100種類以上あります。多分糸の在庫だけでも200万近くあるかな?

で、このたくさんの糸の中からリペアをするための糸選びが始まります。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア2
似たような色でも見ただけでは判断がつかず、これより少し濃く・・・いや薄く・・・もっと青味が・・・。ベースの色合いによってはひとつのリペアに5~6色使います。
これが一番時間が掛かってしまうかも知れません。おそらく総時間数の3分の一がこの糸選びで、これにより出来上がりがほぼ決まるといって過言ではないです。

糸が決まればあとはベースに合わせてタタキミシンを入れていきます。
まずはダメージ横の濃い部分・・・少し濃色のブルーネイビー。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア3

糸が濃くて目立ち始めたなぁ~。と思ったら次の色へ
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア4

そしてまた少し明るい糸へと。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア5
逆サイドになったら、今の反対に少しずつ濃く・・・。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア6



学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア9
おっと、イケナイ。いきなり濃くし過ぎた。そんなときは一度、解くしかないんで、止めて解き作業。



新たにやり直して・・・。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア7
ん?これも色が違う。再度やり直し・・・。

最後にもうひとつ手を加えて完了。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-荒めリペア8
(上の色合いと違うのでは作業途中の写真はミシンライトがあたっていて、下の写真は自然光のためです。)


この作業前に裏に補強布を当てる作業も行っているんですが、出来上がりまでは大体90分前後。(今回は色目が明るく難しいのもあったり、途中解いたリしたもんでちょっと時間掛け過ぎ。)
料金は2,625円。

以上、荒めにリペア。次回は「ボタンホール修理」の巻(・・・予定)