2021年06月09日
3週連続で、おとなしく霧島で過ごします
まず、前日は
えびの高原 つつじヶ丘を散策
(う〜む、やはり天候不順の為か…イマイチ)
続いて白柴池めぐり
赤松の天然林を抜け、二胡パノラマ展望台へ
(しかし、生憎の雲空…)
今宵は
えびの高原にて、またまた車中泊
この駐車場は
au・SoftBank の基地局が常駐
山中のネット環境が一番安定の為
車中泊組が
夜中に集結し、明け方には
各々の登山口(高千穂河原や大浪池)へと
散っていきます…
(高千穂河原Pはダメですが)
(えびの高原Pでは携帯がサクサク…👌)
さて
5月中旬から始まった霧島の
ミヤマキリシマも、いよいよ閉店間近
6月上旬
韓国岳で最後の見頃を迎えます
ですが
育生不良と言われている今シーズン
そんな不安の中
昨年、見頃を逃した韓国岳へ
至近距離の、えびの高原から登ります…
えびの高原〜硫黄山火山展望所
五合目(新小屋予定地前)〜八合目〜▲韓国岳
× 往復
< CT 往路=1:40 復路=0:50 >
まだ夜露の、雫が残る清々しい朝
午前中は、曇り空ですが
見頃と思われる、山頂に向かって出発です
火山の霧島ですが
裾野の えびの高原一帯には
ハリモミ・ミズナラ・ブナ・クヌギ
などが形成する
緑豊かな森が、大きく広がっています
短い距離ですが
緑豊かな森を進む登山道は
とても清々しい、心地よい空間です…
この辺りは
硫黄山の活動が活発となった為
ルート変更となった、新しい登山道です
砂利石まで敷き詰められ
丁寧に、整備された木階段が続きます
(さすがは、ナショナルパーク❗️)
(お金、持ってるなぁ〜⁉️)
ゆっくりと
新鮮な空気を、大きく吸い込みながら
森林浴を楽しみます…
やがて
一旦降りとなり、従来の登山道と合流
その先には
真新しい、休憩スペースができていました
(うぉ~、こんな所にもベンチが…)
(噴煙の活発な硫黄山が、すぐ下に見えます)
【硫黄山】
・韓国岳から溶岩が噴出して出来ました
・22ヶ所の霧島火山の中で、一番新しい火山です
・2018年から現在は、立ち入り規制中
さぁ、ここからは…大粒のゴロゴロ岩
歩き難い、登りが始まります…
足元には
コガクウツギが、白い花を咲かせ
キリシマアザミは、次の主役の座を狙っています
やがて
ミヤマキリシマの姿も目立ち始めます…
登山道は
一気に、華やかさを増します…
白 × ピンク
…
とても、いい感じのコラボです…
振り返ると、先程の硫黄山の噴煙
よくよく考えると
この韓国岳の両側は、新燃岳と硫黄山
3方向の登山道のうち
2本は活火山につながる
とてもデンジャラスなゾーンです…
やがて5合目に到着❗️
ですが…いつもと異なる雰囲気…⁉︎
重機やら、建築資材やらと
そこは、工事現場となっていました…
(どうやら、新しい山小屋が出来るそうです)
新しい山小屋の誕生に
何故か、ワクワクしてしまいます
(どうせなら、売店も作ったらいいのに…)
さて、知らぬ間に
ミヤまんにつられ
どんどんと、高度が上がっていきます
やがて、足元には赤茶けた土
晴天の日には
とても、気持ちのいい展望のはずですが
予報通り
午前中はイマイチの天気…
しかし、曇り空には
グリーン × ピンク
が
とても良く映えて見えます
(これはこれで、いい感じ)
(こんな曇りの日も、ありかも…)
この辺りからは、傾斜は緩くなります
一方
ミヤまんの密度は、次第に濃くなってきす
さぁ、もう9合目に到着です
このルートは
えびの高原が、既に1,200mの標高にあり
往復でも2時間半ほど
ハイキング感覚で
気軽に、山頂に立つ事ができます
(歩く距離が短かく)
(物足りなく感じる人も、多いと思いますが…)
(健脚な人は)
(高千穂峰とのダブルヘッダーも可能です)
さらに傾斜が緩くなると
360。の展望が広がります…
ここからの、ミヤマキリシマ越しのアングルは
霧島の代表的な光景です
からくにだけ
この韓国岳の山頂は
火口壁の最高点となります
(山頂らしくない…山頂ですが)
(韓の国までは見える…と言うくらい展望良好)
山頂の裏側には
直径は800m・深さは300mもある
巨大な火口…
北西側の火口壁は
爆裂噴火で、吹っ飛んでいます。
火口壁には
ヤシャブシ・シロドウダン・ヒカゲツツなどが
暮らしていますが
この時期のお目当ては、やはりミヤまん
そのピンクにつられ
低木の中を、もう少し先まで進んでみましょう
不調と言われていた
今シーズンの、ミヤマキリシマですが。。。
予想していたより
開花状況は、悪くありませんでした…
そんなミヤまんに囲まれ
まったりと、ランチタイムです…
至福のひと時に
思わず『笑顔』が溢れるのでした…
春〜初夏
九州の火山を彩るミヤマキリシマ
『育生不良の年』との噂でしたが
なんとか見頃を
楽しむ事ができました…
九州の火山に
多くの人々を引きつけるミヤマキリシマ
火山が似合う、ツツジ科の小さな花は
多くの人々に
沢山の笑顔を提供する、愛らしい花でした
また会おう、来年の春も…