2021年11月04日(木)
この日も霧島で
恐怖の、階段地獄を駆け上がります
狙いは
秋の『晴天を衝け 〜』
毎度
お馴染みの、大浪池登山口からスタート
右回りから階段地獄を駆け上がり
霧島連山の主峰
韓国岳1,700mを目指します
大浪池までは
清々しい空気の中
歩きやすい、石畳みの道を進みます
色づいた木々が
秋の登山道に、鮮やかさを添えます
やがて
大浪池にたどり着くと
真新しい小屋が目につきます
(大浪池園地休憩所)
まだ、休憩する程の距離ではありませんが
雨天・強風時やご来光・樹氷狙い
あるいは
早朝の、無風の湖面を狙うカメラ愛好家…には
とても重宝しそうです
それに
真新しい小屋は清潔感があって
◯いデザインのドア窓も
山小屋としては、なかなか洒落ています
朝は、とても風が強く
韓国岳に掛かる雲が
見たことの無い速さで、流れていきます
池の淵が
色づき始めた、右回りの登山道を進みます
柱状節理の岩盤を通過して行きます
そして
紅葉のトンネルを進んで行きます
風除けには、うってつけです…
トンネルの切れ目からは
逆光ながら
霧島周辺の、山々を望む事ができます
紅葉のトンネルにも
日差しが差すと
茶褐色からゴールドの輝きへと
さらに
様々な秋色も、負けじと登場します
大浪池の側面にも
日差しが降り注ぎ、秋らしい装いです
そして、まだまだ
やる気のミヤマキリシマもいますね…
目一杯、日差しを受けた大浪池は
青空の様に真っ青です
今まで、様々な山で
沢山の池・火山湖を見てきましたが
晴天の時の
この池が、一番美しく感じます
やがて
大浪池に別れを告げ
林の中へと進み、韓国岳を目指します
途中、大浪池避難小屋の側には
鮮やかな赤が
いつもの様に、出迎えてくれます…
さてさて
いよいよ『階段地獄』へと向かいますか
秋の霧島は、2年ぶりとなりますが
この時期に
階段ルートを登るのは、初めてとなります
やがて
階段の両脇には
様々な秋色が、出迎えてくれていました
夏には、あんなに汗だく💦で
辛かった階段ですが…
秋になると
こんなにキラキラ✨としていたとは
想像もできませんでした
階段を進むにつれ
秋色は、どんどんと変化します
立ち止まっては、見上げ
立ち止まっては
パシャリ📷、パシャリ📸と…
なかなか、前へ進みません
お陰で
夏の様な、しんどさは全く感られず
マイペースで進めました
そして
真っ青な…絶好の紅葉日和
狙い通りの
真っ青な空に映える、紅葉の秋色
紅葉登山の醍醐味
まさに
『晴天を衝け〜』って感じです…
しかしながら
ここから上は、斜度がキツくなり
息も上がってきます…💦
更に
厄介なのが、この階段の老朽化…
・地面についていない、浮いた足
・腐り果てて、ぐらぐらの足
・平行でない不安定な階段
・ビス抜けの階段…etc
ぞっとする様な現実…
ここから先は、慎重に進みます
何と言っても
この階段を進むしか、他に道は無いのです
(ふぅ〜…💦)
前半は
色づく紅葉に見惚れながら
あっと言う間でしたが…
ここまで来ると、階段が
ボディブローの様に、効いてきます…
最後の方は
這うようにしながら、登って行きます
(ふぅ〜…💦)
(でら、えら…💦)
疲れた時に、思わず出る元名古屋人
⇅
(でぇ〜りぁ、えりや~わ)
ちとガサツな、年配の名古屋人
⇅
(どえら~、えらいでかんわ)
ディープな旧市街地に住む、中年の名古屋人
⇅
(すっごい、しんどいっす…💦)
標準的な日本人
両足は
乳酸が溜まり、はち切れそうです…
階段が終わり、溶岩石になってきました
さぁ、あと少し…💦
振り返えれば、歩いてきた大浪池
そして
いよいよ韓国岳の頂上が、すぐそこです…
新燃岳は
珍しく静かに、ご機嫌麗し…と
高千穂峰は
いつもの様に『ツン』とすました表情…
秋には
初めてとなった、大浪池から韓国岳へのルート
春や夏とは異なる、紅葉の季節は
とても
新鮮に感じられました…
①・真っ青に澄んだ、爽やかな火山湖
②・階段の両脇には、色彩豊かな自然林
③・無機質な火山岩の先は、爽快なパノラマ
秋の韓国岳は
自然がおりなす、三部作でした
PS・それにしても
ここの階段
どこが管理しているのか、判りませんが
そろそろヤバイですね
補修必要箇所が、とても沢山あり
経費も相当必要でしょうが…
新規の小屋に
投資するよりも、階段補修が急務では…⁉️