「剣客商売」1巻感想 池波正太郎小説と大島やすいちのコミックス読み比べ | S blog  -えすぶろ-

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池波正太郎のベストセラー小説「剣客商売」1巻を読みましたがものすごく面白かった!!歯切れのよい文体、かっこいいチャンバラ、それぞれ個性的で魅力的な登場人物たち、ユーモアあり、お色気あり・・・これは時代小説ファンなら誰でも必ずハマります。もっと早く読んでおけば良かった。。。

特に主人公の小兵衛、私は今年数えで56歳ですが、小兵衛この1巻では数え59~60歳。何かとても親近感を覚えます。

ちなみにこの作品の連載が始まった時の原作者池波正太郎の歳は数え50歳だったとか。

この小説を途中まで読んですぐに、以前傑作選を読んでとても面白かった大島やすいちのコミックス「剣客商売」1巻を買って、小説と交互に読んでみました。すると・・・

余りにも原作に忠実に、しかも見事にコミック化出来ていることを知ってとても驚きました。これはすごい!大島やすいちはきっと原作小説をリスペクトしまくっているんでしょうね。そんな原作への尊敬と愛が感じられる傑作コミックです。

 

コミックス1巻は「井関道場四天王」までの4話収録、原作文庫本は「御老中毒殺」までの7話収録でした。

読後、今後どうやって読み進めようか?と考え、とにかくまずは、コミックスの方から読み進めていって、その後、原作小説を読むことにしました。楽しみ・・・