新選組を多数の史料を基に丹念に研究した本。先月末発行されたばかりの改題・改訂新版なので、多分、映画「燃えよ剣」公開に合わせて出版されたのでしょう。
先週末から公開予定だった映画「燃えよ剣」、やっと首都圏自粛解除ということで、映画館も6月中には営業再開されそう、良かった!
「燃えよ剣」公開を楽しみに待ちたいと思います。
司馬遼太郎「燃えよ剣」感想 原田眞人監督岡田准一主演映画5/22公開!
この「新選組 2245日の軌跡」は、時系列に沿って、近藤勇・土方歳三・沖田総司の生い立ちから、新選組の成り立ち・活動・事件・隊士の逸話から滅亡に至るまでと、その後昭和13年に没した「最後の新選組」稗田利八まで、とにかく縦横に語り尽くされています。新選組についてかなり詳しく知ることができました。現在、司馬遼太郎の「新選組血風録」を読んでいるところですが、この本を先に読んでいたおかげで面白さ倍増という感じでとても楽しめています。
二千二百四十五日という日数は、文久三年(1863)三月十二日の壬生浪士組(新選組)の会津藩お預かり決定から、明治二年(1869)五月十一日の土方歳三の戦死までをカウントしたものである。この間を新選組の存立時期と見て、執筆を行った。
後、土方歳三ファンにアンケートをとった土方の句ベスト10・ワースト10も紹介されていました。
ちなみに、好きな句1位は
差し向かう心は清き水鏡
嫌いな句1位は
知れば迷い知らねば迷う法の道
だそうです。