『勝運をつかむ』元古川商業高校女子バレーボール部国分監督と花巻東高校野球部佐々木監督 | S blog  -えすぶろ-

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-人は年をとるから走るのをやめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ- 『BORN TO RUN』より
走りながら考える ランニング・読書のブログ

月刊『致知』3月号で
『勝運をつかむ』
と題して
元古川商業高校女子バレーボール部国分秀男監督と
花巻東高校野球部佐々木洋監督の
名監督同士の対談があります。

佐々木監督は菊池雄星を育てたことで有名ですが、
菊池雄星は佐々木監督の指導を受けて、
トイレ掃除を続けていたそうですが、
さらに、
ゴミが落ちているのを見付けると
「神様が自分を試していると思う」

というほどになっているそうで、ホントに人間的に素晴らしい青年だと思います。
こういった素晴らしいスポーツ選手を育てた師匠の佐々木監督は
自身の考えをこう述べています。

うちのモットーは
「野球選手を育てるのではなく、野球ができる立派な人間を育てる」です。


人生全体を考えた時、
我々の目指すべき境地が見えてくると思います。
スポーツの力量と生き方、
要するに社会的成功と人間的な完成を両方成し遂げられる人が、
本当の意味での人生の勝利者であり、
そういう人間を数多く育てていきたいというのが私の願いです。


これは野球選手やスポーツに限らず、
会社員、仕事にも通じる考え方ですね。



そして対談相手の国分監督は
対談のテーマ『運』についてこのように話していました。

運というのは不思議なもので、
欲しい欲しいと追いかけると
どんどん逃げていくように感じます。
引き寄せるには、心構えやものの考え方、
要するに人間力を磨いていくよりほかないと思います。
じゃあ、その人間力はどうやったら磨けるのかというと、
いまを笑顔で精一杯に生きる。
愚痴をこぼさず、仕事に一所懸命に取り組んでいく。
そうすると自然と人間力は磨かれていくのではないかと感じますね。


ためになる対談記事でした。