9/9(土)の夜、小麦が旅立ちました。
私が日本から離れている時でした。




家を出る当日、いつもの定位置で座ってた小麦に対して「待たなくていいよ、小麦のタイミングでいいんだからね」と声をかけると、鳴き声は聞こえないものの「にゃー…」と口を動かしていました。



それが、小麦と私の最後の会話です。





2週間ほど前でしょうか?
「あ、そろそろ逝こうとしてるな」と思うことがありました。


狭いパソコンカバンに入ろうとしたり、冷たい玄関で寝ようとしたり、やたら暗い場所に行こうとしたりと、いつもと違う行動をしていたからです。


「あ、やばいかも」


その日も長らく留守にする日だったのですが、抜け出して様子を見に帰ったりと警戒して過ごしていたので、なんとか持ち越していました。




今思えば、持ち越させてしまったのかな…





逝きそうと感じてから、
ちょっとずつ自分の中でも覚悟を決めていたのですが…
ちゅーるだけは食べていたので、もしかしたら前みたく復活するかも?なんて淡い希望もあったんです。




それがダメだったのかな?




人間側は〝看取りたい〟〝最期まで一緒にいたい〟
そう思うのが当然のはず。



だけど、本当にそうなのかな?





私が出国してすぐ、小麦は辛かった身体から解放され、空へと駆け上がっていきました。




私がいなくなるのを待ってた…?
もしかしたら、楽な方法をと考えてたのに、知らずに頑張らせてしまってたんじゃ?




そう思ってしまう、毎日毎秒。
沼です。



どのみち頑張るなら抗がん剤治療の選択した方がよかったんじゃ?
そもそも会わなければ小麦はもっと幸せに生きてたよね?



もう考えても仕方のないことなのに、毎日考えています。




最後の方は毎日の捕液投与も正直、迷ってました。
身体が軽くなるのは理解してても、針を刺す事さえ辛いんじゃないか…と。




だけど、もうその必要もないんだよね。
解放されたんだ。
よかった。よかったよ。







「こっちゃん」って呼ぶと、ドームから出てきて「にゃ〜」って言いながら私の方に来る姿も


冷蔵庫開けただけで大好きなカニカマがもらえるかも?と、目を輝かせながらスタンバイすることも


ササミ茹でただけで、くれくれ攻撃がすごかったことも


おもちゃで遊んでて上手く掴めないと〝ふ〜ん〟って顔しながら私にスリッとしてきて自分の運動神経の無さを隠す姿も…



お風呂に行こうとすると「私も入る〜」ってする姿も…





今も正直、心の整理なんてついてなくて、写メを見るたびに涙が止まりません。



家の中は小麦との思い出ばかり。



食べかけのご飯も、こっちゃんが食べるかもって思って買ってきた大量のウェットも、冷蔵庫に入ってるカロリーエースも、使ってた食器も、キッチンマットに爪を研いだ跡も、お気に入りのドームも、飛ばされてたトイレの砂も…




全てが小麦の気配を感じてしまいます。








話しを美化するわけではないのですが…


だけど私と小麦にしか分からない、糸のような絆が確かにあって、その絆は小麦が逝ってしまったあとも切れることなく繋がっているように思います。


この絆を大事に、小麦のような外で苦しんでる子が一つでも少なく、しっかりゆっくり前を向いて保護活動に取り組んでいきたいです。まだまだ猫や先輩達から学ぶ事はたくさん。





小麦へ。


出会ってくれてありがとう。


色んな事に耐えてくれたね。
頑張ったよ。偉いよ。

頑張った、偉かったね、小麦。
最後までいい子だったね。


何も心配しないで、真っ直ぐ上がっていくんだよ。


ありがとう。またね。
大好きだよ!!








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