泣き疲れて寝た私は
朝長男の声で目が覚めた。
長男『母ちゃん!学校行ってくるわ』
私『う〜んん。気をつけてなぁ〜』
長男『おん、大丈夫。母ちゃんここおるんやんな?
ここに帰ってきたらいいんやんな?』
私『うん、どこも行かんから、ここに帰ってきてぇ』
長男『わかった!ほな行ってくる!』
私『はぁ〜い。行ってらっしゃい』
そう言って寝ぼけ眼で長男を送り出した。
朝までつくもと電話で話していた私は
再び眠りに落ちた。
次に目が覚めたのは
つくもの電話だった。
つくも『おはよう!おみぃ!大丈夫??』
私『おはよぉぉ。仕事ちゃんと行けたんや
よかったよかったぁぁ。』
つくも『当たり前じゃん!俺やで!?w』
私『そっかぁ。。。w』
昨晩に泣きすぎた私は、
ガスガスの声で話していた。
つくも『俺、昨日考えたんやけどさぁ。
気晴らしにおみぃこっち遊びに来ない?
交通費出すし!!』
私『え?私がそっちに行くの?』
つくも『いい考えじゃない?w』
私『いや、でも長男おるしなぁ。1人で置いとくとなると
生活費持たさないとあかんしなぁ』
つくも『それくらい俺出してあげるし!
これからのことも色々と考えないとダメでしょ?
その前に力抜くのもありじゃん?』
私『う〜ん。まぁそれは楽しそうやけど。
長男がとりあえず帰ってこないと。
黙っては、そっち行けないし、ちょっと相談するわ』
つくも『了解〜また連絡ちょうだい!』
私『わかったよーぉ』
電話を切って、目が覚めた私は
昨日のことを思い返していた。
あまりにも悲しかったが、飛び出した事には
後悔していなかった。
ただ置いてきた子供たちのことを思うと
涙が止まらなかった。
全員連れて出て行けるだけの財力が
私には無かった。
それに旦那の上手くやれている下の子達を思うと
旦那の元にいる方が自然なのかもしれない。
とも、悔しいけどそう思えた。
どの子供が大事とかではなかったが。
あの場所へ長男だけは置いていけない。
それだけが私の気持ちだった。
それから少ししたら、おき姉が帰ってきた。
おき姉『あ、起きてたん?大丈夫?』
私『うん、大丈夫。ごめん迷惑かけて。』
おき姉『いや、そんなことは全然きにせんで
ええんやけどさ。何があったん?』
はやし立てるように、何があったのか
聞いてくるおき姉に昨日のことを話した。
おき姉『まぁこれまでも、旦那長男問題で
しんどい姿は見てたし?あんたの事も
ギュウギュウに縛り付けてるのもどうかとは
ずっと思ってたから、別にびっくりはしてないし
むしろ、やっとこうなったか。って感じやけどね。』
私『うん、まぁとりあえず、家探して借りるまで
何週間かほどおいてください。。。』
おき姉『別に焦らんでも構わんし、幸い、私実家で
今生活してるから、好きに使ってくれて
ええしな。まぁゆっくり考え。』
私『うん、ありがとう。
でさ。話変わるんやけど。つくもが気晴らしに
静岡に来やんか?って今日誘われたんやけど
どう思う?』
つくものことは、おき姉にも話していたから
呼ばれて悩んでいたことを伝えた。
おき姉『あっ!?静岡の彼?心配して呼んでくれたん?』
私『いや、まぁ彼じゃないけど。
交通費と生活費出すしおいでよ!って
でも長男おるしさぁ』
話してる私に被せるようにおき姉が話し出した。
おき姉『色んなことあんたは我慢して、今まで
気付かんフリして過ごしてきたんやん。
長男の事は私も家おって見ててあげるし
行きたいんやったら行っておいで!?』
おき姉はそう言って私の背中をポンっと叩いた。
おき姉『だいたい長男、もう高校生やろ〜
あんたとべったり2人でおるより
1人の方が楽ちゃうの?w
まぁ危ないし夜とかは私も監視来るから!』
私『ホンマに?ええの?じゃぁ
長男帰ってきたら話して行ってくる。』
おき姉『新幹線?新大阪まで送ってあげるわ
ちゃっちゃと時間決めちゃいな!』
私『w わかった。ありがとう』
そう言って背中を押された私は
つくもに連絡を入れた。
私『今日ほんまに行っていいの?』
仕事中のはずのつくもから返事がすぐ来た。
つくも『まだ言うてんの?来るやろ?w
駅まで迎えに行くから。何時頃着くかだけ連絡して』
私『わかったぁ。長男まだ帰って来てないし
どの道夜にはなるって思ってて〜』
つくも『了解!』
とりあえず、必要最低限の荷物から
つくものところへ行く準備だけ始めた。
おき姉『ところで今日行って、いつ帰ってくるの?』
私『え?わからん。決めてない。
え、でも1泊とかじゃない?』
おき姉『まぁ、何日か知らんけど、私もおるし
長男のことは気にせんとゆっくりしておいで』
私『お、おん。ありがとう。』
おき姉は、私があまり思い詰めないように
色々と考えてくれたんだろう。
その後もたわいもない会話をして時間が過ぎていった。
気が付けば、長男が帰ってくる時間だった。
程なくして、帰宅してきた長男に
出かける事を伝えた。
長男『ええやん!しんどかったんやから
少し気晴らししておいでや!俺なら別に
金さえあれば大丈夫!!w』
と、少し悪巧みな顔をして私を見ていた。
私『まぁなんかあったら、私かおき姉に連絡して
連絡は出来るようにしとくし!』
長男『おん。まぁ連絡することないけどなw』
おき姉『優しい長男で良かったね〜w
まぁあんたが心配することは無いわ
どちらかと言うとあんたの方が心配。w』
長男『ホンマやで!w』
私『え、酷くない?泣くで。』
あまりにも知らない間にたくましくなっている
長男を見て、肩の力が少し抜けた。
私『まぁご飯でも食べてから、行きますかー!』
おき姉・長男『おーう!!』
新大阪へ、送ってもらうついでに
少し寄り道をして、3人でご飯を食べた。
おき姉は長男の事を産まれた時から知っている。
言わば自分の子供のように可愛がってくれていた。
おき姉『あんたがこーんな小さい時から
私は知ってねんから!お姉ちゃんと思って
いつでも頼ったらええんやで!』
おき姉が長男に話しかけている。
長男『お姉ちゃんはヤバい!w』
おき姉『なんでや!』
私『私より年上やのに、お姉ちゃんは無いやろw』
おき姉『ええやんか!お姉ちゃんで。
おばちゃんは嫌や。』
長男『り、了解でーす。w』
苦笑いしながら長男が、納得させられていた。
ご飯を食べ終え、車を走らせ
おき姉と長男に見送られながら
私は新大阪で下ろしてもらった。
おき姉『楽しんでぇ〜帰りまた迎えに来るから
連絡してきーよ!!』
私『はぁいw』
長男『お土産よろしくーぅw』
私『はぁいw』
そうして、2人と別れ
私は切符売り場へ向かった。