Our Life Beginnings & Always 備忘録 episode26 | 君影草の宴

君影草の宴

ヤフーブログからやってきた10年以上続いてるブログ。
タイピングと文章の練習のため毎日更新中。
たまに黒歴史あり。

 

Our Life Beginnings & Always 備忘録

 

 

今回ちょっとデリケートな内容注意。



前回までのあらすじ

彼氏彼女として仲睦まじく夏休みを満喫する私とコーヴであった。


主な登場人物

  私(主人公):手のかからない優等生だけど思い付きで行動する。18才。
        黒髪ショートの女の子。家族と海と本が好き。コーヴの事は大好き。
        コーヴとは相思相愛の仲で13才の夏から交際中。

             ※主人公の名前苗字性別見た目性格趣味などは自分で設定できます。

コーヴ・ホールデン:私の家の向かいに住んでる男の子。幼馴染にして彼氏。
                  たまに大雑把だけど優しくて照れ屋。海が大好き。甘い物も好き。
                  ぎこちないながらも順調に私と交際中。優等生。18才。
                              PERSONALITY(COOL/STUDIOUS)

     ※コーヴの性格は主人公の行動次第で変わります。

 
 ミランダ:私とコーヴの中学からの友達。おとなしくて心優しい女の子。18才。
 
    テリー:明るくて元気いっぱいの女の子。ミランダとは大の仲良し。18才。


本編ネタバレあり。


でもそれぞれ分岐がいっぱいあるのでひとつの例として見てください。
都合により選択肢ある箇所結構カットしてます。


ここでのコーヴの性格は、ほとんど選択肢同じにしても細かいところで変化するのでこの通りにならない場合があります。


今回はTALK回。

episode  26    
                             What should I say?
                                                      -言わないと伝わらない事の方が多い-

 

今日も穏やかな夏の日のこと、部屋にいるといつのようにコーヴが窓に上がってきた。


だから危ないって驚き


Heading to the window, you could see Cove outside. His habit of climbing this way really was a true Cove-ism. He'd rather scale your house than wait the couple extra minutes for you to come down.
窓に向かうと、外にはコーヴが見えた。コーヴのこの登り方の癖は、まさにコーヴイズムだった。彼はあなたが降りてくるのを2、3分余計に待つくらいなら、あなたの家をよじ登るほうがましなのだ。



らしいっちゃあらしいが。

 


危ないので彼に手を差し伸べて迎え入れる。

コーヴ「Hey, 〇〇〇」
    やぁ、〇〇〇

私「'Sup. Welcome home」
  うん。おかえり



ここでおかえりって言うの馴染み過ぎている感が出てて良いにっこり


私が「何かあったの?」と聞いてコーヴが答えようとした時、私のスマホが振動した。


※ここ忘れてたけど、自分で設定した着信音反映されてた。


電話に出ようか考えていると、コーヴが「出ていいよ」と言うので出た。

電話はミランダからだった。
コーヴも挨拶したいからとスピーカーに切り変える。

私「Hi, Miranda」
  こんにちは、ミランダ

ミランダ「...Hi」
     …こんにちは



暗っ驚き
コーヴも同じように戸惑いを感じていた。


ミランダ「Have you heard from Terri at all? Or did you hear about her from Cove?」
    テリーから連絡はあった?それともコーヴから聞いたの?

私「Huh? No, she hasn't called me. But Cove is with me right now」
  え?いや、連絡はないよ。でもコーヴは今、私と一緒にいる

コーヴ「Hey」
    やぁ

ミランダ「Oh. Hi, Cove」
     あ。こんにちは、コーヴ


コーヴもテリーからの連絡は伝えると、電話の向こうからミランダの嗚咽が聞こえた。

ミランダ「Terri doesn't like me anymore, if she ever did!」
       テリーはもう私のことを好きじゃないの!



藪からスティック驚き

コーヴ「That... that doesn't sound right. You're probably her best friend out of all of us」
     それは...おかしいよ。君はたぶん、僕たちの中で一番彼女と仲良しなんだから


ミランダに理由を尋ねると、彼女は泣きながらも経緯を話してくれた。

要約すると、テリーがミランダの家に遊びに来ていて、夜遅くなったから泊まるのかと思ったら泊まらなくて帰ったから自分の事はもう好きじゃない、と。

You glanced at Cove. He looked equally unsure as you about where this story was going. It didn't sound like a friendship ending situation.
あなたはコーヴをちらっと見た。彼もあなたと同じように、この話がどこに向かっているのかわからない様子だった。友情が終わるような状況ではなさそうだった。

ミランダ「I suggested things to make it easier if she was nervous, like she could sleep by herself in my room while I stayed somewhere else」
    もし彼女が緊張していたら、私が別の場所にいる間、私の部屋で一人で寝ることができるようにいろいろと提案したの



うーん……


ミランダ「And I said we didn't have to sleep at all! We could've kept watching movies until one of our parents woke up. I wouldn't have minded」
    だから、寝る必要はないって言った!両親のどちらかが起きるまで映画を見続けることもできた。私は気にしなかった

ミランダ「I know not everyone can do sleepovers, but Terri wouldn't even tell me what was really wrong or what I could do to help.
    みんながお泊りできるわけじゃないのはわかってる、でもテリーは、何が本当に問題なのか、私に何ができるのかさえ教えてくれなかった

ミランダ「I thought we could tell each other anything. I guess I was wrong」
       私たちは何でも言い合えると思ってた。私が間違っていたみたい



で結局テリーは帰ることになって、ミランダのパパが家まで送ったことを謝るメールが着てそれっきりと。

コーヴ「There's no way Terri wanted to make you feel this bad, or that she's just done with your friendship 'cause of this」
    テリーは君にこんな嫌な思いをさせたくなかったはずだし、このことが原因で君との友情に終止符を打ったわけでもない



確かに、底なしに明るいテリーらしからぬ行動ではある。


ミランダ「Sorry for bothering you and Cove about this」
       あなたやコーヴを困らせてごめんなさい

私「Apology accepted. Don't worry about it」
  謝罪は受け入れたよ。気にしないで

コーヴ「Right. You can tell us things」
      そうだね。いろいろ聞かせてほしい


ミランダ「Thank you」
     ありがとう


ミランダは震えた声ながらも、少しホッとしたような様子だった。
それから「テリーから連絡があったら無事かどうか教えて」とミランダに言われ、そこで電話は一旦切ることになった。

どういうことなのか考えているコーヴと話し合ってテリーに電話してみるが、繋がらない。

コーヴ「Could you try calling? I'm gonna send a text, just like, 'hey, I was trying to reach you, call me', or something」
  電話してみてくれる?僕はテキストを送るよ、『ねえ、君と連絡を取ろうとしてたんだけど、電話して』とかね



せやな。


もう一度連絡してみるが、残念なことに、もう一回延々と呼び出し音が鳴り続けた後、電話は切れた。出ない。ボイスメールもない。

電話を切ったとき、コーヴが目に見えて落ち込んでいるのを見た。
彼は腕をさすり、遠くを見るような目をして、公然とこの出来事に悩んでいた。

コーヴ「I don't like this at all. They're fighting, we barely know anything, and we're supposed to... just wait and see?!」
    こんなの全然好きじゃない。あの二人はケンカしているし、僕たちはほとんど何も知らない!


テリーにメールしてからまだ1分しか経っていないにもかかわらず、コーヴは再び携帯電話をチェックした。彼はどこか必死だった。

"You need to try to relax."
"You're making me anxious..."
"There's no way Terri has answered you."
"They're gonna get over it, you know."
You stayed silent.
「リラックスした方がいい」
「不安にさせている...」
「テリーが君に答えたわけがない」
「彼らは乗り越えるさ」
あなたは黙っていた



なんだかイライラしている様子のコーヴを落ち着かせようとする。
あの二人の方がお互いに付き合い長いし、大丈夫だと思いたい。


Cove stared hard at the screen as though he was trying to will a new message to appear. As your words sank in, his gaze slid over towards you.
コーヴは、まるで新しいメッセージが表示されるのを待ち望んでいるかのように、懸命にスクリーンを見つめていた。あなたの言葉が身にしみると、彼の視線はあなたのほうに傾いた。


まず一回冷静になってもらおうと説得。

Closing his eyes, he took a deep breath and released it slowly. It wasn't much, but you could see him ease up slightly.
彼は目を閉じ、深呼吸をして、ゆっくりと吐き出した。大した量ではなかったが、彼の気持ちが少し和らいでいくのがわかった。

コーヴ「Yeah, you're probably right...」
      ああ、そうかもしれないね...

私「That's the spirit」
  その意気だよ


それでも、コーヴはずっと不機嫌な様子で落ち着かない。

コーヴ「Should we... what do we even say if we do hear from one of them?」
      どうしよう......もし連絡が来たら、何て言えばいいんだろう......?


とりあえずテリーの言い分も聞こうと私が言うと、コーヴも頷いた。

コーヴ「I'm gonna text Terri that we already know what's going on. Maybe she'll have an easier time talking to us because she won't have to pretend or explain」
    テリーに、もう何が起こっているかわかっているとメールしてみるよ。そうすれば、彼女も僕たちと話しやすくなるだろう

"Yeah, that might be the only way to get her attention."
"You can't do that! Miranda didn't say it was alright to admit she talked to us."
You felt way too overwhelmed to know what to say next.
"I think you're pushing too much."
"That's not a good idea, Cove. Not at all."
"Why are you so fixated on this?"
「ああ、彼女の注意を引くにはそれしかないかもしれないね」
「それはできないよ!ミランダは私たちと話したことを認めてもいいなんて言ってない」
あなたは圧倒されすぎて、次に何を言えばいいのかわからなくなった。
「無理しすぎじゃない?」
「それはよくないよ、コーヴ。全然」
「どうしてそんなにこだわるの?」


とにかく再度連絡してみることに。

コーヴ「...We'll just have to see what happens now」
       ...あとは様子を見るしかない

Quietly, you felt nervous.
"I wish you weren't so concerned with everyone else's feelings but mine."
"It'll definitely be alright, Cove. Things are okay."
"Yeah. Hopefully she gets back to us pretty soon."
"Great. Can we do something else now? You're being dramatic."
静かに、あなたは緊張を感じた。
「私以外の人の気持ちを気にしないでほしい」
「絶対に大丈夫だよ、コーヴ。大丈夫」
「ああ、彼女がすぐに戻ってくるといいな」
「いいね。もう他のことしない?大げさだな」

私「It'll definitely be alright, Cove. Things are okay」
  大丈夫だよ、コーヴ。なんとかなるよ

コーヴ「I hope so. I really do」
       そう願うよ。本当に

A small noise escaped his lips. All the frustration at the situation crumbled away from his face, and he spoke softly.
彼の唇から小さな音が漏れた。この状況に対するすべてのフラストレーションが彼の顔から崩れ去り、彼は優しく話しかけた。

コーヴ「Thanks, 〇〇〇. I'm glad it's not just me with all this happening」
    ありがとう、〇〇〇。こんなことになって、僕だけじゃなくてよかった



落ち着いたようでほっとした。
しかし連絡は来ない。

コーヴ「We can just forget about it for a while. Terri will talk to us when she wants to」
      しばらくの間、このことは忘れよう。テリーが話したいときに話してくれるさ



「私以外の~」を選びたくなったが、自分より状況にストレス感じてる人に私も心配してるしその気持ちも考えて、は自分的にちょっと違った。
違う選択肢を選んで初めて見えるものもあった。

You smiled, just a little bit.
"Finally."
"That sounds good to me."
"...I'd like to be alone for a while. Could you leave?"
You simply nodded back.
あなたは微笑んだ、ほんの少し。
「ようやくか」
「それはいいことだと思う」
「...しばらく一人になりたい。出て行ってくれる?"
あなたはただうなずき返した。



私「That sounds good to me」
  それはいいことだと思う


And you meant it, exhaling some of your own concern away. The last thing you wanted was to fight with Cove.
あなたは本心からそう言った。コーヴと喧嘩するのが一番嫌だったのだ。



コーヴの態度にキレる事も出来るけど私達まで喧嘩したくなかったのでここでは回避。
でも基本コーヴとは険悪にならないのでわざわざ冷たくするのは嫌だった。胸が痛い。


それからしばしの沈黙の後、ドアのノック音がしてマムとマーが顔を出した。

マム「Just wanted to check in on you. Oh, Cove, when did you get here?」
     ちょっと様子を見に来たの。あら、コーヴ、いつの間に来たの?



ほら窓から入るからー


空気が悪いのを察したのか「何かあったの?」と言われてママ達に事情を説明。

マー「That's too bad. I'm sorry there's trouble with your friends, sweetie. Is there anything we can do to help?」
    あら、それは残念ね。友達と揉めてるのかな? なんか力になれることはあるかしら?

私「No. We're just waiting to see if Terri calls, or texts, or if Miranda does」
  いや、テリーから電話かメールが来るか、ミランダから来るか、待ってるだけだよ


待ってる間にリズやパパさんも含めた皆で何かしようと誘ってくれた。

マム「This'll be good, especially since it might help make up for what happened at the farmers' market」
  特に、ファーマーズ・マーケットで起きたことの埋め合わせになるかもしれないからね



ERRANDSを先に読んでいるとこの台詞が入る。
ちゃんと時系列になってる!!あんぐり


ママ達は私だけじゃなくて、コーヴの事も気遣ってくれていた。

私「Thanks, Mom」
  ありがとう。マム

コーヴ「Yeah, uh, thanks. That's nice of you」
      うん、ありがとう。親切ですね

マー「You're both very welcome」
      どういたしまして。

マム「Don't sweat it, not-so-kiddos. Leave things to us」
     子供じゃないんだから、気にしないで。私たちに任せて


落ち着いたら呼んで、と言ってママ達は1階に戻っていった。

それからまた二人に戻って沈黙。同時にため息をついて、またスマホを確認した。


私「Still nothing?」
   まだ何も?

コーヴ「Yep. This is crap, huh?」
      うん。くだらないだろ?



まだいらついたような様子のコーヴ。


私「Cove, what's wrong? What's really wrong? One disagreement doesn't make you act like this」
  コーヴ、どうしたの?本当にどうしたの?たった一度の意見の相違で、こんな態度をとるなんて



そう言うと、コーヴの動きがピタリと止まった。
今考えれば地雷。

コーヴ「When people you care about... when they're unhappy with each other, there's nothing you can do. At least when you're in a fight yourself, you have some responsibility. Some control over it all」
    自分が大切にしてる人達が... お互い仲良くないときって、何もできないよね。 喧嘩してる本人だったら、なんとかできる部分もあるけどさ

コーヴ「I wish...」
      願わくば...

コーヴ「I wish it didn't have to happen, but... that isn't possible. So, oh well... I guess」
    こんなことにならなければいいんだけど、でも...そんなことはできない。だから、まあ... そうだね

私「...Is it because of what happened with your parents?」
  ...ご両親とのことが原因なの?



あ……驚き

Cove ran a hand through his hair, a strained smile spreading across his lips.
For him, this pain struck close to his heart.
コーヴは髪に手をやり、唇に苦笑を浮かべた。彼にとって、この痛みは胸に迫るものだった。

コーヴ「Yeah, you got it, it's like my parents...」
      そうだね、僕の両親と同じだ...



そういえば、ここに引っ越してくる前の事は詳しく聞いたことはなかった。

コーヴ「They used to fight all the time」
       よくケンカしてた


コーヴ「I-I think they got along when I was a baby, I mean they had to have wanted to be with each other at some point, but when I was old enough to remember anything... it was already bad」
    僕が赤ん坊のころは仲がよかったと思う。つまり、いつかは一緒にいたかったはずなんだけど、僕が物心つくころには......もうひどかったんだ

コーヴ「There was always something wrong and I could never help. I just wanted them to be happy」
    いつも何か問題があって、僕にはどうすることもできなかった。僕はただ彼らに幸せになってほしかった



思いっきり地雷踏んでしまった……


私「I'm sorry」
  ごめんなさい

コーヴ「〇〇〇...」

コーヴ「It's okay」
      大丈夫だよ


そう言いながら、コーヴは私を安心させるように見つめた。

コーヴ「It's not like that anymore. Things are so different now. I don't even really think about it...」
     もうそんなんじゃない。今は全然違う。もうそれについてはあまり考えない…

コーヴ「Though, I guess it's pretty obvious I haven't forgotten either」
       でも、忘れてないのは明らかだよね


You tried to smile for him.
You crossed the room and took his hand.
You went over and placed a hand on his shoulder.
You hugged him.
You kissed him.
あなたは彼のために微笑もうとした。
あなたは部屋を横切り、彼の手を取った。
あなたは彼の肩に手を置いた。
あなたは彼を抱きしめた。
あなたは彼にキスをした。



ここのおすすめはキスなんだけど、ここではハグで。


You crossed the room, picking up a little bit of speed, and Cove's eyes widened. He shot out of the chair and stood waiting for you with a nonplussed look.
あなたは少しスピードを上げながら部屋を横切った。彼は椅子から飛び出し、驚いた表情であなたを待っていた。


When you collided into him, wrapping your arms around his middle and knocking the air out of his lungs, all mystery was gone. Cove squeaked.
あなたが彼の真ん中に腕を回し、肺から空気を抜いてぶつかったとき、すべての謎は消え去った。コーヴは軋んだ。

コーヴ「Oh」

    あ

泣かないでショボーン


Exhaling, you pressed your cheek into the warmth of his chest. The tension stuck inside you released like a river flowing into the ocean that was Cove.
息を吐きながら、あなたは彼の胸の温かさに頬を押し付けた。コーヴという大海に流れ込む川のように、あなたの中にこびりついていた緊張が解き放たれた。


The firmness of his hug told you Cove didn't plan on letting go anytime soon.
You both needed the comfort and closeness for just a little bit longer.
彼のハグの固さは、コーヴがすぐに手放すつもりはないことを物語っていた。
あなたたちは、この心地よさと親密さをもう少しだけ必要としていた。

When he finally did, he kept hold of your hand.
コーヴはあなたの手を握りしめた。



それで落ち着いて、二人で今度はベッドに並んで座った。

コーヴ「Today was a lot, huh?」
      今日は大変だったね?

私「Yeah, it was...」
  うん、そうだね…


You sat there contentedly.
You leaned against him.
You caressed his hand.
あなたは満足げにそこに座っていた。
あなたは彼にもたれかかった。
彼の手を撫でた。


彼にもたれかかった。

Resting the side of your head onto his shoulder, you glanced up at his face.
Cove watched you affectionately.
彼の肩に頭を乗せ、彼の顔を見上げた。コーヴは愛おしそうにあなたを見ていた。

私「No matter what happens, we can make it work」
  何が起こっても、私たちならうまくやれるよ

コーヴ「I think so too...」
       僕もそう思う...


しばらくの間、あなたはそうしていた。あなたたちの間に心地よい静けさが訪れ、太陽が沈んでいった...


この二人なら、ちょっと険悪になったとしても気持ちがなくなる事はないなと思えるにっこり


ふと、コーヴのスマホが振動した。
テリーからの連絡だった。

コーヴ「It's Terri! Thank God. She says she's sorry」
       テリーだ!よかった。ごめんなさいって


彼は再び神経をすり減らし始め、目を見開いて私に振り返った。

コーヴ「What should I say?」
       何て言えばいい?



うーん……とりあえずテリーの事情を聞いてみよう。

コーヴは「わかった」と言ってメールを送ると電話がかかってきた。
彼は電話をスピーカーモードに切り替え、私も会話に参加できるようにした。


コーヴ「Hey」
       やぁ

コーヴ「〇〇〇 is here, too」
       〇〇〇もいるよ

私「Hey Terri!」
  ヘイ、テリー!

テリー「Hey, buddies...」
    やぁ、お二人さん…

 

 

暗っ驚き



コーヴ「Are things okay?」
      大丈夫かい?

テリー「I don't know. Probably not」
      わからないわ。たぶん大丈夫じゃない


コーヴが何があったのか聞く。

コーヴ「Miranda explained some of it, but it doesn't make sense to us」
      ミランダがいくつか説明してくれたけど、僕たちには意味がわからない



それは私も思ってたけど言わなかったよ。


テリーからも事情を聞いて、途中までは同じような事を話していたけど……
要はミランダが構いすぎてテリーもやらかした気持ちになって起きたちょっとしたすれ違いっぽい。

テリー「What do you say after that? I have no idea! I don't know where to start! And I don't want to make it worse by saying the wrong thing and fighting again」
    そのあと何て言うの?全然わからない!何から話せばいいのかわからない!間違ったことを言って、また喧嘩して、これ以上悪くしたくない

テリー「So... I'm not talking」
       だから... 話さない

コーヴ「Terri... Randy isn't mad that you didn't want to stay or that you fought. She just wants to feel like you can talk to her」
    テリー...ランディは君が居たくなくなったことや喧嘩したこと自体は怒ってないよ。

  ただ、君が話せるようになってほしいって思ってるみたいなんだ

コーヴ「I mean, you can say whatever you want! She'll listen. Not talking to her at all is pretty much the only wrong way to go about it」
    言いたいことは何でも言っていいんだよ!彼女は聞くよ。彼女とまったく話さないというのは、かなり間違った方法だよ


テリーは電話の向こうで嘆いていた。

You suggested calling up Miranda now.
You rung Miranda without saying a word.
今すぐミランダに電話することを提案した。
何も言わずにミランダに電話をかけた。



とにかく今すぐ電話かけて物申す


私「I've got an idea! What if we called Miranda on my phone? Cove and I could make sure your conversation didn't fall off the rails」
  いい考えがある!私の携帯でミランダに電話したらどう?コーヴと私で、あなたの会話が脱線しないか確認できるわ



コン〇イみたいな事言ってる。


コーヴ「That could work. Terri, are you up for it?」
      うまくいきそうだ。テリー、その気になった?

テリー「Alright. I'll do it」
      わかったわ。私がやる



それからテリーが電話してミランダが出た。

スピーカー越しでのテリーの声にびっくりしてたけど、二人は会話した。
コーヴと二人でそれを見守る。

テリー「Sorry, Randy. I... hope you still like me」
     ごめん、ランディ。私のこと、まだ好きでいてくれるといいんだけど

ミランダ「What? You were the one acting as if you didn't like me」
       何よ、私のこと嫌いみたいな顔してたじゃない

テリー「No way! Everyone likes Randy」
      まさか!みんなランディのことが好きだよ



ミランダちょっと、めんどくさいとこあるのね。

 


二人がようやく仲直りできそうで、コーヴと見合わせる。

ミランダ「Staying up late watching stuff was all my fault. I had to find a way to fix it. That's what I thought anyway. But I should've given you space. I'm sorry for being so pushy and sensitive」
    夜更かししていろいろ見てたのは全部私のせい。それを解決する方法を見つけなければならなかった。とにかく、私はそう思っていた。でも、距離を置くべきだったわ。押しつけがましくて、繊細でごめんなさい

テリー「Hardly! Miranda Eckert having a flaw? I've never heard of such a crazy thing」
    そんなことないよ!ミランダ・エカートに欠陥がある?そんなおかしなこと、聞いたことがないわ

コーヴ「Uh, maybe you should call each other now?」
      ええと、今すぐ電話したほうがいいんじゃない?


二人がはっとした。私達のスマホ経由だったので二人だけで話すようにしてもらう。

ミランダ「Thank you for listening and helping. I'm gonna hang up now so I can answer Terri's call」
  聞いてくれて、助けてくれてありがとう。テリーの電話に出るから、もう切るわ。テリーの電話に出るね



やれやれ。

コーヴ「Thank God」
       よかった


とにかく仲直りできてよかった。


そういえば最初に部屋に来た時、何か話があるような感じだったことを思い出したので「なんの話だったの?」と聞いてみた。

コーヴは恥ずかしそうに、組んだ腕に手を当てた。

コーヴ「Well, yeah, maybe. I'm not exactly sure it counts as 'news' or even 'good'. It just... is what it is. I'm happy about it, though」
    まあ、そうかもしれない。それが『ニュース』なのか、『良いニュース』なのかはわからない。ただ...そうなんだ。でも、僕は嬉しいよ


ちょっと言いづらいようなもったいつけたような感じながらも話始める。

コーヴ「I didn't want to make it a big deal, but I kind of - well, not kind of - I just know what my sexuality is now」
    大したことにしたくなかったんだけど、なんとなく、いや、なんとなくじゃないんだけど、自分のセクシュアリティが何なのかがわかったんだ



ほう?


コーヴ「A real subject change, huh?」
       話題のすり替えかな?

He chuckled. True, it was unexpected, but you were excited that Cove had come to understand himself more, and glad he wanted to share that with you.
彼は苦笑した。でも、コーヴが自分自身をもっと理解できるようになったことに興奮したし、彼がそれをあなたと分かち合いたいと思ったことが嬉しかった。


私が「聞かせて」というとコーヴは息を吸い、背筋を伸ばした。

コーヴ「I'm demisexual. So, you know, most of the time, I don't really have those kinds of feelings- physical wants and stuff」
    僕は両性愛者なんだ。だから、たいていの場合、肉体的な欲求とか、そういう感情はないんだ

コーヴ「It's only in some situations, when I'm already really emotionally and romantically connected to someone, that I start to ever think about anything sexual and it's only with them」
    性的なことを考え始めるのは、すでに誰かと感情的で恋愛関係になっているときで、それはその人に対してだけなんだ

コーヴ「I hadn't heard the term until pretty recently and it just... made a lot of sense, once I     knew what it meant. I had a word that fit how I felt」
    この言葉を聞いたのはごく最近のことだったんだけど、その意味を知ったらすごく納得できた。やっとぴったりの言葉が見つかったって感じで

コーヴ「And I'm panromantic, 'cause I've never had a preference for a specific gender or anything. So. Yeah」
    それで、パンロマンティックっていうのもあるみたいなんだよね。特定の性別に惹かれるとかじゃなくて、その人自身が魅力的だって感じるタイプなんだ。だから、まぁ、そういうことかな



なるほど。
前に似たようなことを話してたけど(episode13)しっかり答えは出たらしい。

"That's really nice to know. Have I ever pushed you or made you feel uncomfortable?"
"So, does that mean you're thinking sexual things about me?"
You felt proud of your boyfriend, too.
「それがわかって本当によかった。私があなたを追い詰めたり、不快にさせたりしたことはある?」
「ということは、あなたは私に対して性的なことを考えているということ?」
あなたもボーイフレンドを誇りに思った。



真ん中選びたくなるが真面目な話なのでここでは避ける。


私「That's really nice to know. Have I ever pushed you or made you feel uncomfortable?」
  それがわかって本当によかった。私があなたを追い詰めたり不快にさせたりしたことはある?

コーヴ「No. I overthink things and I get embarrassed about stuff, but you know how I am- when I actually don't want to do something, it's pretty hard to make me」
    いや、僕は考えすぎちゃうし、恥ずかしくなっちゃうんだ。でも、僕がどういう人間か知ってると思うけど、本心でやりたくないことは、なかなかやらない性格なんだよ

コーヴ「I, uh, like what we do together and, um... so, you know, I'd be glad if that didn't stop」
    僕は、その...僕たちが一緒にやっていることが好きで、その...だから、できれば続けていきたいなって思うんだけど...

私「Okay. Thanks for answering」
  わかったよ。答えてくれてありがとう


ここで自分のセクシャリティの再設定ができる。
でも私は変えずにそのまま続行。


正直デリケートな話だけど、コーヴの事をもっと知れてよかった。


コーヴ「Hey, we should probably head downstairs soon. If your moms are still wanting everyone to get together?」
    そろそろ下に降りよう。お母さんたちがまだ皆に集まってほしいって言ってるんだったらね



一緒に1階に降りると、もう皆集まっていた。ママ達とリズとコーヴのパパさんも。


パパさん「Hi! Here we were, trying to corral everyone into a group, but the two of you were already upstairs this whole time」
    やあ!ここでみんなをグループにまとめようとしたんだけど、君たち二人はもうずっと2階にいたんだね


コーヴ「Of course we were together. You paid 〇〇〇 to stick with me, or did you forget?」
    もちろん一緒にいたよ。〇〇〇に金を払って一緒にいてもらったんだろ、忘れたの?



あっ驚き

パパさん「Ouch, son. You always know when to remind me of that one」
    痛いぞ、息子よ。君はいつも僕にそれを思い出させるタイミングを心得ているね

コーヴ「Uh-huh. I can't let you live it down yet」
    うん。まだあなたにそれを忘れさせることはできないよ


そのやりとりにママ達が食いついて、ここで私の家族が初めてパパさんの20ドルの話を知る。
親子仲が良くない時期だったし、コーヴがひとりぼっちにならないように私に差し出したお金の事を。

ママ達もリズもリアクション見る限りドン引きしてたけど、当事者の私達としてはもう笑い話になってた。

パパさん「I know that's bad! But I've had so many 'grand ideas' over the years. It's hard to keep track of them all」
    悪いことだとは思う!でも、この何年かでたくさんの「壮大なアイデア」を思いついたんだ。全部を把握するのは難しいよ

コーヴ「I can't believe you... Though, also, I totally can」
     信じられないよ…でも、完全に信じられるとも言えるね



眉をひそめてたママ達にパパさんは謝って、ママ達も「二度としないでね」といいつつも許してた。
特にマムは真面目だからもっと怒るかと思ったけど、パパさんの人柄ゆえか。


一件落着して、せっかく皆いるしトランプで遊ぼうってことになった。

でもパパさんがなぜか渋った。

コーヴ「Dad, you love playing cards. We do it at our house all the time」
      父さん、トランプが大好きでしょ。うちではいつもやっているよ



夕食会にお呼ばれした時もやってたね。(episode16)


パパさん「Cove and 〇〇〇, you're adults now. You deserve to know the truth」
        コーヴと〇〇〇、君たちはもう大人だ。真実を知るべきだ

パパさん「I used to... throw the card games so you could win!」
       私は...君が勝てるように、カードゲームを投げていたんだ!



うん、そんな気はしてた。


夕食会の時での勝負はカイラさんも了承済みだったらしい。

コーヴ「So what? Lots of parents do that. I hadn't guessed it, sure, though looking back it makes sense」
    だから何?多くの親がそうしているよ。確かに今思えば理にかなっているんだけどね



確かに凝視


ママ達もリズもそれに対しては別に文句はなかった。
パパさんは昔からカードは賭けで儲けられるくらい得意だったから舐めプしてたとのこと。

でもそれはそれで皆は負かせてやろうって気持ちになってやる気だった。

しか腕が鈍ったと言っていたパパさんは無双した。皆で力で合わせてようやく勝てた。
プロすぎる。

You spent the rest of the afternoon together with your family and the Holdens, having fun. It was an interesting evening for sure, with many discoveries for everyone.
あなたは午後の残りの時間を、家族とホールデン親子と一緒に楽しく過ごした。誰もが多くの発見をした、確かに面白い夜だった。

It was freeing, and yet simultaneously you felt more tied together than you had been before...
自由を感じると同時に、あなたは以前よりも絆が深まったように感じた...。



テリーとミランダも仲直り出来たし、パパさんのやらかしもチャラになり、コーヴの深い話も聞けたので恐れずに話をすることの大切さを感じた一日だった。



NEXT...  I'm glad we ended up here.

 



コーヴのセクシャリティ設定は主人公次第って話なので別に悪くはないと思うけど、ママ達とテリミラはいわゆる百合ですね。
私自身はゴリゴリの異性愛者だからこのゲームの主人公や関係設定はこうしましたよってことで。

ストアのタグにLGBTQ+ついてたら身構えるかもしれないけど、このourlifeはマシな方。

「she/彼女」「ガールフレンド」って言われるから。

洋ゲーとかで主人公の性別選べる場合、主人公の性別を指す言葉自体あんまり出てこない。
バルゲ3もそうだった。

私個人はLGBTQ+に偏見はなくて価値観の押しつけが嫌いなだけ。

開発スタッフのPatronの文章や過去作見る限り、ほんとは乙女ゲー作る方々なんだろうけどめちゃくちゃ配慮してそっち向けにしてる感ある。(個人の意見です)