Our Life Beginnings & Always 備忘録 episode20 | 君影草の宴

君影草の宴

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タイピングと文章の練習のため毎日更新中。
たまに黒歴史あり。

 

Our Life Beginnings & Always 備忘録

 

 

前回までのあらすじ

コーヴとの関係に一歩踏み出した私。
13才の夏休みがもう終わろうとしている。


主な登場人物

  私(主人公):手のかからない優等生だけど思い付きで行動する。13才。
        交友関係は広くないけど仲良くなると付き合いが長くなるタイプ。
        黒髪ショートの女の子。家族と海と本が好き。コーヴの事は大好き。    

    ※主人公の名前苗字性別見た目性格趣味などは自分で設定できます。
   
コーヴ・ホールデン:私の家の向かいに住んでる男の子で親友。13才。
          おとなしくて優しくて照れ屋。海が大好き。眼鏡からコンタクトに。
          逞しくなったけど両親のことでいろいろ思うとこある様子。


  マム(パメラ):私のママ。しっかり者。優しいけど怒らせると怖い。

 マー(ノエラ二):私のママ。髪が紫の方。おっとりしてて甘やかすタイプ。

エリザベス:私の姉。陽キャ。思春期突入で一緒に遊ばなくなったけど仲は良い。15才。

コーヴのパパ(クリフ):優しいけど何かと不憫な人。いろいろあったがコーヴとの仲は良好。    
  カイラ:コーヴのママ。天真爛漫。離婚したけど今年の夏の間だけホールデン家に滞在中。 

 デレク・スアレス:最近友達になった社交的で活発なスポーツ少年。13才。


DLCと本編ネタバレあり。

でもそれぞれ分岐がいっぱいあるのでひとつの例として見てください。
都合により選択肢ある箇所結構カットしてます。


ここでのコーヴの性格は、ほとんど選択肢同じにしても細かいところで変化するのでこの通りにならない場合があります。
 

全モーメント読まなくても最終日まで進められるけどイベントと会話は増える。

あと自分で選んだ結果の思い出がしっかり積み重ねられるのが良い。

 

episode  20    

                     Thanks for waiting for me.
                                                              -とても。たぶん、好きすぎる-

 

いよいよやってきた夏休み最終日。

 

あー明日から学校かぁ。

Going back to school meant handing over the autonomy you'd had over the past weeks. You had very little control over what you did at school or who you shared a class with.
学校に戻るということは、この数週間あなたが持っていた自主性を手放すということだ。学校で何をするか、誰と同じクラスになるかは、ほとんど自分でコントロールできない。

It was with a heavy heart that you chose your outfit for your final day of freedom.
自由な最後の日に着る服を選ぶのは、気が重かった。

Life was going to be different. You had come to think of the summer vacation as the norm. But school sucked up the majority of the year, whereas the summer vacation was just a respite in the middle.
人生は変わるのだ。夏休みは当たり前だと思っていた。しかし、学校は1年の大半を占め、夏休みはその中間の休息に過ぎなかった。



せやな悲しい


学校の事は気が重いながらも着替える。
今日はカイラさんがここを離れる日なので見送らないと。

コーヴのママと聞いて最初は緊張したけど知り合えて良かったし、めっちゃ気さくだったし楽しい人だったな。


カイラさんが来たことはコーヴにとっては良かったんだろうけど、また別れることを考えるとなぁショボーン


カイラさんが出発の準備ができたらコーヴが呼びに来ることになっていた。
呼び鈴がなり、私は彼を迎えた。

コーヴ「Hi, 〇〇〇」

コーヴは相変わらずの笑顔。それから二人で部屋に戻って私はベッドに座ってコーヴが椅子に座る。

カイラさんが帰るまでまだ少しかかるらしい。

コーヴ「I can't believe she's already leaving. Just when I'm getting used to her being there every day...」
  母さんがもう帰るなんて信じられない。母さんが毎日そこにいることに慣れてきた矢先に...



そうだね……


しばしの沈黙。

きまずくはないけどなんて言ったら良いものか。


Cove's expression, from the way he began to chew his lip to the deepening lines of worry in his face, suggested that it was a prelude to something else.
コーヴの表情は、唇を噛み始めたり、顔に心配そうなシワが刻まれたりしていた。

コーヴ「〇〇〇」

コーヴ「I wanted to talk to you... about the road trip, what happened then」
    話したかったんだ...ドライブ旅行のこと、あの時のこと



おうふ……キョロキョロ


コーヴはあの時の事はこの瞬間まで話題にしなかった。

コーヴ「I'm sorry for moving away like that when you tried to...」
           君が...しようとしたとき、あんな風に離れてしまってごめん

コーヴ「And I'm sorry for how I've been since, you know, acting like it didn't even happen. I've thought about it」
         あれ以来、何もなかったかのように振舞ってしまって、ごめん。考えてみたんだ

コーヴ「I mean, I haven't forgotten about it. I don't keep thinking about it all the time!」
         忘れてないよ。ずっと考え続けているわけじゃない!



な、無かったことにはしてなかったびっくり
He hung his red-cheeked head, forehead propped up by a couple of fingers. You could tell that he was already regretting how this was going.
彼は赤い頬を垂らし、額を数本の指で支えた。彼がすでにこの成り行きを後悔しているのがわかる。

コーヴ「Sorry for being weird. It's just... I kind of thought, or hoped, that sometime, I'd be able to do this. With me talking about... everything」
      変なこと言ってごめん。ただ... いつかはこうなるんじゃないかって、

     ちょっと思ってたというか、期待してたんだ。僕が話すことで...すべて


ん?うんキョロキョロ

コーヴ「I, well, could sort of picture how it might go. What it'd be like with you and me」
       その、どうなるかなんとなく想像がついたんだ。君と僕とでどんなふうになるか

コーヴ「But just the first part. I couldn't ever imagine anything that'd come after.
And now it's actually happened. We're there. It's...」
         でも最初の部分だけ。その後のことは想像もできなかった。
         そして今、それが実際に起こった。僕たちはそこにいる。それは...


彼はまた深呼吸をし、息を吐き出すときに言いよどんだ。

コーヴ「This makes things different」
           これは状況を変えてしまう



変える必要はないんじゃないかなぁ、これからも一緒にいることに変わりはないし凝視

コーヴ「Thanks, but I don't think that'll work. I can't just... forget. I definitely can't」
   ありがとう、でもそれはうまくいかないと思う。ただ...忘れることはできない。忘れられない



そこははっきりさせときたいってことかな。

His wide eyes met yours as he looked at you, less burdened from the anxiety that had built inside him.
彼の中に溜まった不安の重荷が軽くなったのか、彼の大きな目があなたと合った。


"How about a do-over?"
"Do you want to try again?"
You silently returned his gaze.
You smiled reassuringly.
「やり直しはどう?」
「もう一度やってみる?」
選択肢:あなたは黙って彼の視線を返した。
選択肢:あなたは安心させるように微笑んだ。



なら進むしかない。


私「How about a do-over?」
  やり直しはどう?

コーヴ「No!」
    嫌だ!



えぇ!?驚き

The word shot out reflexively. He couldn't help it, but immediately cringed at himself.
反射的にその言葉が出た。どうすることもできなかったが、すぐに自分自身にオロオロした。

私「Do you really mean that?」
  本気で言ってるの?

コーヴ「No...」
      違うんだ…



びっくりした……無気力

コーヴ「I mean... I do. Want to. I wanna try again, if you still want to」
      つまり... したいんだ。したい。まだしたいなら、もう一度やってみたい

You kissed him!
You were scared, but kissed him.
But you couldn't do it after all.
あなたは彼にキスをした!
怖かったけど、キスした。
でも結局できなかった。



……よし

You untangled yourself from your resting position and stood up. Realizing your intent to actually go for it, Cove straightened up in the chair, his hands coiled together in his lap.
あなたは休んでいた体勢を解き、立ち上がった。コーヴは椅子の上で背筋を伸ばし、両手を膝の上で組んだ。

As you moved towards him, you noticed his knees knocking together as he trembled. His decision not to rise from the chair made perfect sense.
あなたは彼の方に近づき、彼が震えながら膝を打ち付けたのに気づいた。椅子から立ち上がらないという彼の決断は理にかなっていた。

If he was that shaky while sitting down, there was no way he'd manage to stand without at least one of you falling over.
座っているときにあんなに震えていたら、少なくともどちらかが倒れずに立っていられるはずがない。


Your legs brushed against his quivering ones as you came to a stop in front of him. Cove was staring up at you. As you leaned in towards him, he echoed the motion and drew in towards you.
彼の前で立ち止まったとき、あなたの足が彼の震える足にぶつかった。コーヴはあなたを見上げていた。あなたが彼のほうに身を乗り出すと、彼もその動きに呼応してあなたのほうに引き寄せた。

Once you were close enough to feel Cove's breath on your face, you closed your eyes. The last thing you saw was Cove quickly doing the same.
コーヴの息があなたの顔にかかるのを感じるくらいまで近づくと、あなたは目を閉じた。あなたが最後に見たのは、コーヴがすぐに同じようにする姿だった。

Your lips met with Cove's for a moment. His lips were pressed tightly together, unyielding, but it was alright. You were kissing him, and he was kissing you.
あなたの唇とコーヴの唇が一瞬重なった。彼の唇は強く押しつけられ、屈しなかった。あなたは彼にキスをし、彼はあなたにキスをした。



おうふキョロキョロ


In that moment it felt warm and it felt nice and it felt right.
その瞬間、キスは温かく感じられ、気持ちよく、正しく感じられた。



私は身を引いたが、コーヴは椅子に座り込んだ。 強く握りしめた手の指先は青ざめていた。

Thinking that he could do with some space to breathe, figuratively and literally, you took a step back. Cove shot up, his stance rigid.
比喩的にも文字通りの意味でも、コーヴに少し息抜きのスペースが必要だと思ったあなたは、一歩後ろに下がった。コーヴは立ち上がり、姿勢を硬直させた。


Cove plastered a hand over his mouth, his eyes shut tight. His back then became bowed, shrinking him down.
コーヴは口に手を当て、目を固く閉じた。背中が丸くなり、体が縮こまった。


コーヴ「Oh my God- oh my God」    ※ここ専用ボイス付き
      なんてこった...なんてこった

コーヴ「I can't believe we actually...」
       信じられない...

コーヴ「We kissed. We... kissed」
     僕たちはキスした。僕たちは...キスしたんだ

You were full of nerves.
His reaction was really cute.
You thought his fluster was funny.
It worried you that he was so frantic.
あなたは緊張でいっぱいだった。
彼の反応は本当にかわいかった。
彼の動揺が面白いと思った。
彼が必死だったのが気になった。



そういう反応が可愛いニコニコ


コーヴがまた目をぎゅっと閉じたので、感想を聞いてみる。

"Did you like it?"
"Was that bad?"
"It was nice, wasn't it?"
"Cove, it's okay."
"Did I do something wrong?"
「気に入った?」
「ダメだった?」
「よかったでしょ?」
「コーヴ、大丈夫だよ」
「何か悪いことした?」


私「Did you like it?」
   気に入った?

コーヴ「Yeah...」
    うん…

コーヴ「I did like it... I'm glad that we, you know」
      好きだったよ...僕らが、その……

私「That we what?」
      何が?

コーヴ「You know!」
      わかるだろう!

私「I have no idea」
  全然わかんないよ

コーヴ「〇〇〇!」



はははにっこり

The smile on Cove's face was real but weary, not unlike the one he wore after a long study session.
コーヴの笑顔は、長い勉強の後に浮かべる笑顔とは違って、疲れたような、本当の笑顔だった。



やり遂げた男の顔やで。



With some newfound confidence, he drew himself up as he inhaled deeply. Each word he spoke next was delicate.
新たな自信を得た彼は、深く息を吸い込みながら体を起こした。彼が次に口にする言葉はどれも繊細だった。

コーヴ「〇〇〇, I... like you」
       僕は...君が好きだ

コーヴ「A lot. Probably way too much」
       とても。たぶん、好きすぎる


コーヴ「Thanks for waiting for me」 ※ここも専用ボイス付き
       待っていてくれてありがとう

His eyes sparkled just looking at you, his affection transparently clear. He never could hide what he was feeling, and you couldn't be more grateful for that today.
彼はあなたを見ているだけで目を輝かせ、愛情が透けて見えた。彼は自分が感じていることを隠すことができなかった。



へへ……ニコニコ


You smiled at him.
You hugged him.
"I like you, too."
You breathed a sigh of relief.
"I like you even more!"
あなたは彼に微笑みかけた。
抱きしめた。
「私もあなたが好きだよ」
あなたは安堵のため息をついた。
「もっと好きになった!」



私は彼を抱きしめた。

彼は私の目を見て下を向き、緊張して笑った。

He did his best to wind his arms around you in return.
彼はお返しとばかりに、腕に力を込めた。

It was a little awkward, but even with the benefit of hindsight you wouldn't have changed a thing. The strength of your feelings had demanded immediate action.
少しぎこちなかったが、後から考えても、あなたは何も変わらなかっただろう。あなたの気持ちの強さは、即座の行動を求めていた。



そういえばいつも態度で示してた気がする。

It felt so nice to hold each other that way, now that everything was out in the open.
すべてをさらけ出した今、そうやって抱き合うのはとても気持ちのいいことだった。


それからまた体が離れた。

コーヴ「Um, does this mean I'm your b-boyfriend, or something, now? Should we tell our parents? I don't know what dad or mom would do...」
    あの、これって僕が君の彼氏ってこと?両親に言うべき?父さんや母さんがどうするかわからないけど...



そういえばそこまでは考えてなかったキョロキョロ

"It's not fair."
"I wish we were older."
"It's okay."
"It doesn't matter, though. We like each other and that's what's important."
You didn't know what to say.
「それはフェアじゃない」
「もっと年上だったらよかったのに」
「大丈夫」
「そんなの関係ないよ。お互い好きだし、それが大事なんだ」
何を言っていいかわからなかった。



言うべきなのかな?もはや周知の仲なわけだが。
いずれにせよ、これからも一緒にいることは変わらない。

Cove lifted his hand from his chest and reached towards you, halting halfway, then slowly, cautiously, hooked his fingers around yours. His palm pressed against the back of your hand.
コーヴは胸から手を離し、あなたのほうに手を伸ばした。彼の手のひらがあなたの手の甲に押し当てられた。


私は彼の手を握り返した。

コーヴと手のひらを合わせ、親指が交差するように手を回転させた。

コーヴ「We can get it to work. We always figure things out, sooner or later」
      うまくいくさ。遅かれ早かれ、僕たちはいつも解決策を見つけ出せるから



yeahニコニコ
一緒ならいつもうまくいくって言ってくれてたものね。(episode18参照)

Chuckling, Cove smiled at you and tightened his grip on your hand.
コーヴはにっこり笑って、あなたの手を握り締めた。




マム「〇〇〇! Cove!」

1階からのマムの呼びかけにはっとした。
カイラさんがもう出発すると電話があったらしい。

それを聞いて無言で二人で、でもコーヴの歩みは遅くて、階段をゆっくり降りる。
家を出ると歩みが止まった。

コーヴ「...She's really gonna leave」
        ...彼女は本当に出て行くつもりだ


You smiled at him reassuringly.
You gave his back a pat.
You rested your hand on his arm.
"This isn't the last time you'll ever see her."
あなたは彼を安心させるように微笑んだ。
あなたは彼の背中をなでた。
あなたは彼の腕に手を置いた。
「これが彼女に会う最後じゃない」


私は彼の背中をなでた。

コーヴは下唇を震わせ、背を向けて、私が背中を安心させるようになでると少し表情が和らいだ。

一緒に戻るとカイラさんが荷物を家を出るところだった。

カイラ「And hi 〇〇〇, so glad I get to see you today. It was fabulous getting to know you     this summer」
     〇〇〇、今日は会えて嬉しいわ。この夏、あなたと知り合えて本当によかった

カイラ「I finally got to put a face to the name I've heard so many times」
      何度も聞いたことのある名前に、やっと顔をつけることができた

She winked, and Cove pouted on cue over the teasing.
彼女はウインクをし、コーヴはからかいを合図に口を尖らせた。



彼女のおかげでその話も教えてくれたし、より賑やかな夏休みになったね。

カイラ「Hopefully, it won't be too long before we see each other again」
      また会える日がそう遠くないことを祈ってるわ


私が頷くとカイラさんの視線は息子と元旦那に戻った。
温かな笑顔でクリフの腕を叩き、コーヴを包み込むように抱きしめた。

Initially, Cove squirmed to break free from her grip, but his mom was unfazed and kept him locked in place.
最初は、コーヴは彼女の手から離れようともがいたが、母親は動じず、彼をその場に留めた。

Heartbeats later, he gave in and hugged her back tightly.
心臓の鼓動の後、彼は降参し、彼女を強く抱きしめ返した。



ほほえましいにっこり

コーヴのパパ「And I'm so happy this trip was a success!」
          この旅が成功して本当によかった!


と、パパさんは誇らしげだった。
ということはやっぱりパパさんの発案でカイラさんを呼んだのね凝視

あっ…(察し)みたいな空気が流れて、パパさんがはっとした。

コーヴのパパ「It shouldn't have been a surprise! I went behind your back again」
            驚くことじゃなかったな!またお前に隠れてやったんだ

コーヴ「Yeah」
       うん

コーヴのパパ「And it only took me until the very last moment to realize it」
             それに気づくのにギリギリまでかかったよ


息子のへの喜ばせた方がちょっとズレてる事にようやく自覚したそう。

コーヴのパパ「I'm so sorry. I really thought... I thought I had gotten better at this」
         本当にすまなかった。本当に...うまくなったと思ってたのに

コーヴ「You have」
      良くなったよ

コーヴ「It's been a long time since something like this happened」
       こんなことが起こってから、ずいぶん経つね



もう20ドル事件のことは笑い話になったものね。

コーヴのパパ「Not long enough. You deserve better than a blockhead falling back into old habits just because things seemed to be going good」
     まだ十分じゃない。物事がうまくいっているように見えたからといって、古い習慣に逆戻りするような愚か者よりも、お前にはふさわしい人がいる

コーヴのパパ「It won't keep happening. I promise I'll work on it」
          もうこんなことは繰り返さない。約束する

カイラ「We all can work on it. I can try harder myself to be in the loop on what's actually happening over here」
   私たちは皆、それに取り組むことができる。こっちで実際に起こっていることの輪の中にいるために、私自身、もっと努力することができるわ

コーヴ「Okay」
       うん


You felt relieved seeing how much the whole family had grown together since you first met them. They could talk to each other more easily.
初めて会ったときから比べると、家族全員の仲が良くなっているのを見て、あなたは安心した。お互いにもっと気軽に話せるようになったのだ。



夕食会の時はちょっと気まずかったけど、もう大丈夫そうだね。
よかったよかったにっこり


それからタクシーが到着するまで、そう時間はかからなかった。カイラさんが悲しそうに微笑みながら立ち上がった。

カイラ「Well... that's my ride」
       ええと...私の車よ

コーヴのパパ&コーヴ「Yeah」
                うん


お揃いの返事にカイラが苦笑して、二人がはカイラさんの荷物を持って外に出た。


外出ると、見送りのために待っていたママ達がいてそこにデレクもいた。
彼は居心地悪そうに立っていたが、私が彼に気づくとすぐに手を振った。

デレクは住んでる地域が違うから学校も違うし、明日から気軽に会うことができなくなる。

デレク「My dad dropped me off just a little bit ago. Thought I could visit one more time before school started」
 ちょっと前に父さんに送ってもらったんだ。学校が始まる前に、もう1回遊びに行こうと思って

コーヴ「You picked a busy time. Sorry」
      忙しい時間を選んだね。ごめん

デレク「I wasn't even thinking that your mom would be leaving today. I'm sorry, dude」
       今日、君のお母さんが帰るとは思ってなかったんだ。ごめんな

コーヴのパパ「What? You're not interrupting anything! You're always welcome here」
         お邪魔じゃないよ!いつでも歓迎するよ

カイラ「It would've been sad if I didn't get to say goodbye before leaving」
       帰る前にさよならを言えなかったら、悲しいものね

コーヴ「I think so too」
       僕もそう思う

カイラ「Bye, Derek. It was fun getting to know you」
       さよなら、デレク。君と知り合えて楽しかった

デレク「Bye, Ma'am. Uh, is there anything I can do to help?」
       さようなら、奥さん。何か手伝えることはある?

コーヴのパパ「Nah, don't worry yourself over that. We're just about set」
          いや、心配するな。もう準備万端だから



デレクほんと良い子だな。


話ながらパパさんが荷物をトランクに詰め込んで、カイラさんがため息をついてから皆を見た。

カイラさんが「そろそろ出発しよう」と言ったけど、タクシーに乗り込もうとしなかった。

カイラ「I'll call when I get to the airport, and when I make it to Nevada」
       空港に着いたら、そしてネバダに着いたら電話するわ

コーヴのパパ「Also, you better call the moment you walk in the door at home. Otherwise we'll be wondering all night if you got into trouble on the way there」
    それと、家のドアを入った瞬間に電話したほうがいいぞ。そうしないと、途中でトラブルに巻き込まれたんじゃないかと一晩中心配することになるから

カイラ「I can do that」
       できるわよ

コーヴ「And... could you call tomorrow, too? So I can tell you how school went」
       それと...明日も電話してくれる?学校がどうだったか話せるから

カイラ「Of course! I want to hear all about it」
       もちろん!全部聞きたいわ



カイラさんが愛情を込めて最後にもう一度コーヴの髪をかきあげた。そして手を離し、代わりに彼の頬をぎゅっとつかんだ。

コーヴ「M-mom!」
    か、母さん!

カイラ「I love you so much, baby!」
       愛してるわ、ベイビー



最後に、彼女は手を振りながら車まで歩き、タクシーの座席に座った。

Cliff hooked an arm around Cove's shoulder and kept him close as it began to pull away. For a moment Cove looked up at his dad, and then wrapped an arm across his back.
クリフはコーヴの肩に腕を回し、コーヴを引き留めた。一瞬コーヴは父親を見上げ、それから背中に腕を回した。

コーヴ「Bye, mom!」
      じゃあね、母さん!

コーヴのパパ「Bye! Travel safe!」
          バイバイ!気をつけて


カイラ「See you again!」
       またね!



せっかく家族のわだかまりも解消されたのに、もうお別れなんて悲しい


私もカイラさんにお別れを言うと彼女の笑顔は大きくなった。

そしてタクシーは見えなくなった。

コーヴはしばらくタクシーが去った方向を見ていたけど、最終的には晴れやかな顔になっていた。

The summer breeze brought a sweet-sounding jingle across the way. It was the windchime you had given Cove.
夏のそよ風が、甘く響くジングル音を運んできた。あなたがコーヴにあげた風鈴だった。


He had hung it at the front of his house, and it had become a very familiar sound in this neighborhood.
彼はそれを家の前に吊るしたが、それはこの近所でとても親しみのある音になっていた。



風鈴、ちゃんと飾ってくれてる!おねがい(episode15参照)


マム「This was a great vacation, huh?」
       いい休暇だったでしょ?


ここいくつか選択肢あるけど、全力同意した。

私「Yeah!」
  うん!

マム「That's what I was hoping to hear」
      それを聞きたかったの


コーヴは、まだ心から嬉しそうに私たちのところに戻ってきた。デレクはにっこり笑って彼を歓迎し、他のみんなも、エリザベスも、彼に微笑みかけた。



カイラさんは帰ってしまったけどホールデン家の絆を感じた。

特別で長い一日はまだ続く。



NEXT... Hey, I'll see you tomorrow. 

 


こうして正式にコーヴと両想いと相成りました。
ここで結ばれるのが最速パターンかと。

ちなみにキス後スチルはこのパターンじゃないと見れない。
(あのスチルはアプデ後の実装なので初期にはないシーン)

※ちょっとだけ主人公映ってるけど肌の色は自分で設定した通りになる。(右が私)



次回、13才の夏の終わり後編へ。

 

 

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