Our Life Beginnings & Always 備忘録 episode17 | 君影草の宴

君影草の宴

ヤフーブログからやってきた10年以上続いてるブログ。
タイピングと文章の練習のため毎日更新中。
たまに黒歴史あり。

 

Our Life Beginnings & Always 備忘録

 

 

13才期も終わりが見えてきた。

 

 

前回までのあらすじ 

ホールデン家の皆で楽しいひと時を過ごした。


主な登場人物


  私(主人公):手のかからない優等生だけど思い付きで行動する。13才。
       交友関係は広くないけど仲良くなると付き合いが長くなるタイプ。
       黒髪ショートの女の子。家族と海と本が好き。コーヴの事は大好き。    

    ※主人公の名前苗字性別見た目性格趣味などは自分で設定できます。
   

コーヴ・ホールデン:私の家の向かいに住んでる男の子で親友。13才。
                  おとなしくて優しくて照れ屋。海が大好き。眼鏡からコンタクトに。
                  逞しくなったけど両親のことでいろいろ思うとこある様子。
                              PERSONALITY(WARM/STUDIOUS)
 

    ※コーヴの性格は主人公の行動次第で変わります。



カイラ:コーヴのママ。天真爛漫。離婚したけど今年の夏の間だけホールデン家に滞在中。


DLCと本編ネタバレあり。

でもそれぞれ分岐がいっぱいあるのでひとつの例として見てください。
都合により選択肢ある箇所結構カットしてます。

 

ここでのコーヴの性格は、ほとんど選択肢同じにしても細かいところで変化するのでこの通りにならない場合があります。

今回は有料DLCのBIRTHDAYとESCAPADEをDLCなのでダイジェスト風に。

モーメント読む順番はただの好みです。(選択肢次第では時系列になることもある)

 

episode  17    
     I like how we can be there for each other.                   
                                                   -変わったもの、変わらないもの-

 

変わらず夏休みを一緒に満喫する私とコーヴ。
長い事一緒にいて、彼の成長を感じる瞬間も多々あった。


その日は同じクラスのミランダという女の子の誕生日パーティーにコーヴと共に招待され、私達は会場である公園にいた。

ミランダとは去年同じクラスになったけれど、いつも内気な彼女の事をよく知らなかったのだけど、招待状が来たから行こうかというノリだった。
ミランダの誕生日パーティーは豪華なもので隣町の広い公園を貸切って開かれていた。

コーヴと共に、周りは知らない子ばかりで場違い感を感じつつもそれぞれミランダへの誕生日プレゼントを持ち込んでいた。

この機会に友達になれたらいいのだけど……


とはいえ、人が多くて本人に会うこともできず二人共プレゼントを置いてからは手持ち無沙汰になっていた。

しかしコーヴも招待されていてよかった。少なくとも慣れない土地でも彼と一緒にいられるので。

私ほど人見知りでもないものの、コーヴもどうしていいかわからなかったみたいだった。

とりあえずミランダに挨拶しようと思って探すことに。

ミランダ「Hi Cove, hi 〇〇〇」
     こんにちは、コーヴ、こんにちは、〇〇〇

コーヴ「Happy birthday」
    誕生日おめでとう

 

私「Happy birthday」
   誕生日おめでとう

ミランダ「Thanks. I'm really glad you could come!」
        ありがとう。来てくれて本当に嬉しい!


ミランダは本当に嬉しそうだったけど、私達の間にはまだ距離があった。

コーヴ「This is a great looking party」
       素敵なパーティーだね

ミランダ「Thank you」
        ありがとう

コーヴ「Is there something we need to do, or should we just hang out?
    何かすることある?それともブラブラする?



それ本人に聞いちゃうのか驚き


ミランダの話ではゲーム大会とバウンスハウスとかケーキとアイスもあるそう。
ええとこの子か?豪華すぎる。

話した後ミランダは友達らしき人に呼ばれて去っていった。

アクティビティが始まるまで私はコーヴは二人で喋ってた。

ゲーム大会では個人では私が優勝して、個人の賞品としてキャンディーをもらった。

コーヴ「Congrats on the win」
       優勝おめでとう


私はコーヴにも「食べる?」とキャンディーをおすそ分けした。

His sparkling eyes told you yes. You held out a lollipop and Cove accepted it carefully. It was a mystery flavor, so you had no idea if he'd like it or not.
彼のキラキラした目が、あなたにイエスと告げた。あなたはロリポップを差し出すと、コーヴは慎重にそれを受け取った。謎の味だったので、彼が好きかどうか見当もつかなかった。

 

 

ほんと甘いもの好きね。



私「What's it taste like?」
   どんな味?

コーヴ「Your victory. And berries, I think」
    君の勝利の味。あとはベリーかな



へへ……ニコニコ


それからパーティーで配られた変な被り物をコーヴにつけさせたりした。

コーヴは他の人からもらう時は断ってたけど、私もつけてから渡すと渋々ながらつけてた。

コーヴ「I don't know about this... I feel kind of silly. Does it look weird?」
    どうなんだろう...。なんだかバカみたい。変に見える?

"You look great, Cove."
"It's completely perfect."
"It looks silly."
You just giggled.
You shrugged.
You shook your head no.
「似合ってるよ、コーヴ」
「完璧だよ」
「バカみたい」
あなたはただ笑った。
肩をすくめた。
あなたは首を横に振った。



かわいいと思うよにっこり


私「It's completely perfect」
   完璧だよ

Cove scratched his head, being careful not to displace his hat. A blush was on his cheeks.
コーヴは帽子をずらさないように注意しながら頭を掻いた。頬を赤らめた。

コーヴ「Thank you?」
    ありがとう?


ゲーム大会でペアの一人がキャンディーを投げ、もう一人がそれを口でキャッチするゲームではコーヴとコンビを組んだ。

コーヴ「Could we be partners?」
    パートナーになれるかな?


コーヴと一緒に勝ちたかったので私はゲーム真面目に頑張り、そして優勝した。

His face brightened like sunshine and he jogged over to close the distance between you. You stepped closer to meet him halfway.
彼は太陽の光のように顔を明るくし、あなたとの距離を縮めようと小走りで近づいてきた。あなたは彼に歩み寄った。


You high-fived Cove.
You put an arm around Cove.
You jumped into a hug.
You ruffled Cove's hair.
You nudged him in a friendly way.
You smiled at him.
あなたはコーヴとハイタッチした。
コーヴに腕を回した。
抱きしめた。
あなたはコーヴの髪をかきあげた。
親しげに彼をなでた。
あなたは彼に微笑みかけた。


私はハグしようとした。

His eyes went big when he realized you were going for a hug. He smiled and caught you, hugging you back tightly. You'd won this together.
彼はあなたがハグしようとしていることに気づき、目を大きく見開いた。彼は微笑んであなたを受け止め、強く抱きしめ返した。一緒に勝ったのだ。

He giddily stomped his feet in place in front of you as though he couldn't contain his energy.
彼はエネルギーを抑えきれないかのように、目まぐるしくあなたの前で足を踏み鳴らした。

コーヴ「We did it!」
    やったぞ

私「Nice catch!」
  ナイスキャッチ!

コーヴ「Nice throw!」
    ナイススロー!



コーヴ、すごく喜んでたので頑張った集中した甲斐があったね。



ゲーム大会が終わって、ミランダと話して一緒にバウンスハウスで遊んだりした。
思ったより明るい子だった。
コーヴも一緒に遊んでいて楽しそうだったし、ミランダと仲良くなれた気がする。

しかしパーティー会場にはあのいじわる少年のジェレミーもいた。
なんか親に連れてこられたらしい。

案の定パーティーをバカバカしいとキレ散らかしてた。


もう帰れよ……


とは思いつつも、あくまで友好的に接してた私にまで暴言をはき始めた。

Cove's face hardened. He seemed more offended than when anyone actually insulted him personally.
コーヴの顔が硬直した。実際に個人的に侮辱されたときよりも、彼は気分を害しているようだった。

コーヴ「Just because you don't know how to be happy doesn't mean no one else does. And it's not our fault if you hate everything. It's not okay for you to take it out on 〇〇〇」
君が幸せになる方法を知らないからといって、他の誰も知らないということにはならない。それに、君が何もかも嫌いになっても、それは僕達のせいじゃない。〇〇〇に八つ当たりするのはよくないよ

コーヴ「She isn't doing anything wrong- you are!」
     彼女は何も悪くない!



コーヴ……言い返せるようになったんやなぁおねがい


ジェレミー「〇〇〇 can humiliate herself on her own, she doesn't need you to step in and do it for her」
〇〇〇は自分で自分を辱めることができるんだ。お前がこの女のために介入する必要はない



あぁ!?ムキー


制裁を加える選択肢を選ぶか迷ったけど、持ってたノイズメーカー(吹き戻し?)で何か言うたびに鳴らしまくって平和的に撃退した。

周りから注目されてたのでコーヴは他の子達から「大丈夫?」とか声かけられてた。
「大丈夫...」とは言いつつ、信じられないと憔悴してた様子だった。
  

あの野郎……真顔


コーヴ「The look on his face after you started with the- it was hilarious!」
       君が......やり始めた後の彼の表情は滑稽だったよ!



あ、大丈夫そうだニヤリ


あいつにもっとなんかしておけばよかったかなと言う私に、

コーヴ「I don't think it matters what we do around him. Jeremy's just gonna yell no matter what, we shouldn't worry about it」
   彼の周りで何をしようが関係ないと思う。ジェレミーは何があっても怒鳴るだけだから、気にする必要はないよ


と言ってたので、引きずってなかった。

 

せっかく楽しかったのに水を差された気分になった上に、そのせいで余計絡まれたのかもとコーヴに変な被り物をかぶせた事を私が謝ると、コーヴは首を振って、むしろ謝った事に驚いていた。

コーヴ「I don't mind that you did. It's been fun. This whole day has been fun. Except for Jeremy, and he's gone now」
  気にしてないよ。楽しかったし。今日一日楽しかった。ジェレミーを除いてはね

He reached up and flicked his hat with pride, giving you a small grin. It made you happy.
彼は手を伸ばし、誇らしげに帽子をちらつかせ、あなたに小さく笑った。それが嬉しかった。



コーヴ、強くなったなぁおねがい


私は、ジェレミーが現れたときにコーヴが落としたノイズメーカーを拾って渡した。

コーヴ「Thanks, 〇〇〇」
    ありがとう。〇〇〇

コーヴ「I like how we can be there for each other. It makes me feel better about that kind of stuff, when it happens」
    お互いに寄り添い合えるのがいい。そういうことがあると、気持ちが楽になるんだ



そっかぁニコニコ


その後は誕生日ケーキが切り分けられて、二人でケーキとアイスを食べたのだけど、
コーヴはフォークでチョコケーキをつぶし始めたと思ったらアイスとぐちゃぐちゃに混ぜた。


彼、たまにこういう事する。


私は眉をひそめたけど、コーヴは気にしてなかった。

ズボンで手をふくのは直ったのにねえ……私が気にしすぎか?


コーヴ「Vanilla ice cream is not good by itself. And I'm gonna eat it with the cake either way, so why not put them together now?
   バニラアイスはそれだけじゃ美味しくない。どっちにしろケーキと一緒に食べるんだから、今一緒に食べたら?



そういう問題じゃないのよ無気力


コーヴ「This ice cream is better than those ones in cups. You know, with the little wooden spoons? But I still kind of want that instead」
   このアイスクリームは、カップに入ったものよりおいしいよ。小さな木のスプーンがついているでしょ?でも、やっぱりあれがいいな



8才の夏休みの花火の時にバーベキューで配られたやつか。懐かしいねニコニコ


Cove smiled nostalgically at the thought. You could picture a younger Cove for a moment with the same look in his eyes.
コーヴは懐かしそうに微笑んだ。あなたは一瞬、同じ目をした若い頃のコーヴを思い浮かべることができた。


私はあの時みたいに、一口おねだりすることにした。

私「Since we're talking about that time, can I have a bite of yours again?」
  その時の話なんだけど、またあなたのデザートを一口食べてもいい?

Cove raised his eyebrows for a half a second before the realization came.
Laughter burst out of him.
コーヴは半秒ほど眉をひそめてから、気がついた。笑いがこみ上げてきた。

コーヴ「Yeah, I remember that part too」
    ああ、そこも覚えてるよ


You told him you're serious.
You laughed along with him.
あなたは彼に本気だと言った。
あなたは彼と一緒に笑った。



私は本気なんだけど?凝視


He rubbed his neck, leaning back in his seat. He was taken aback and even more bashful.
彼は首筋をさすりながら、シートにもたれかかった。彼は驚き、さらに照れた。

コーヴ「Well, I've already started eating it. So, uh, you probably shouldn't try now.It's- different. We were kids and... yeah. Sorry」
   もう食べ始めちゃったから。だから、今は食べないほうがいいよ。
   それは...違うんだ。子供だったし...うん。ごめんね



"It's fine, Cove. I get it."
"Don't want to get my cooties, huh?"
"Different how? In what way?"
You were a little down at his refusal.
「いいんだよ、コーヴ。わかったよ」
「私の疥癬(冗談)に感染したくないでしょ?」
「どう違うの?どんなふうに?」
あなたは彼の拒否に少し落ち込んでいた。



どう違うのか聞かせてもらおうか凝視


コーヴ「〇〇〇...」

Cove gulped as he looked at you and then your respective dessert plates.
コーヴは、あなたを見て、そしてそれぞれのデザート皿を見て、息を飲んだ。
He scooped up some of his cake and ice cream mix onto his fork and passed it over. His face was disbelieving, as if even he was surprised he was doing this. You smiled.
彼はケーキとアイスクリームのミックスをフォークにすくって渡した。その表情は、まるで自分でも驚いているかのようだった。あなたは微笑んだ。



そういうところは変わらないなぁにっこり
それが嬉しくもある。


ミランダがプレゼントを開封していって、私やコーヴが持ってきたプレゼントにも喜んでいた。

パーティーも終わって、片付けが始まっている中、私とコーヴはバウンスハウスの中でミランダと再会した。

ミランダ「Thanks for coming」
       来てくれてありがとう

ミランダ「It's been really cool, to get to hang out with you a little bit」
        あなたと一緒に過ごせて本当によかったわ

コーヴ「Thanks for letting me come. I didn't think I'd be invited」
    来させてくれてありがとう。招待されるとは思わなかったよ


私もお礼を言った。

コーヴがさりげなく聞いてたけど、幸い彼女にはジェレミーの騒ぎは伝わってなかった。

コーヴ「That's good」
    それはよかった

He was clearly worried that the Jeremy confrontation could have gotten to her.
Luckily, it didn't seem that anyone had overheard or passed along Jeremy's cruel words.
彼は明らかに、ジェレミーとの対決が彼女に伝わったのではないかと心配していた。
幸い、ジェレミーの残酷な言葉を耳にしたり、伝えたりした人はいなかったようだ。

Cove rolled over on his back and sighed contentedly. Miranda seemed confused, but wasn't going to push.
コーヴは仰向けになり、満足そうにため息をついた。ミランダは混乱しているようだったが、無理強いするつもりはなかった。



優しい世界だったか。一人を除いて。


私も話題を変える。

私「What are you gonna do with all those gifts?」
  そのプレゼント、どうするの?

ミランダ「I don't know. I'm gonna have to find a way to get them all in my room」
       わからないわ。どうにかして全部自分の部屋に入れる方法を考えないとね

コーヴ「You can carry some in that backpack you got」
      そのリュック(プレゼント)に何個か入れて運べばいいよ

ミランダ「That's true」
        その通りね


そうして帰る時間まで楽しくお喋りを続け、なんだかんだ新しい友達もできたし、コーヴとも遊んでパーティーを楽しんだ。




BIRTHDAYって日常回なんだけど、BBQの思い出話とかコーヴがジェレミーに言い返すとことか感慨深いものがある。

そして間接キスを前以上に気にするところとか、もう関係性が変わっちゃってるんだよね。
感情設定が友情のままとこうはならないので。



ESCAPADEで記憶に残ったのはいくつかあるけど抜粋。


ある日、コーヴと家の前でスイカを仲良く食べてた時に急な雨に遭い二人共びしょぬれになり、コーヴの家に避難させてもらった。


コーヴがスイカの種を茂みに吐いたのは昭和の子供かと思ったが。
(一応苦言を呈しておいた)

部屋の砂といい、混ぜケーキの件といい、たまにこういう事する。

一緒に雨の中駆け抜ける。

You ran over to stand out in the street with him. He smiled at your approach and offered you his hand.
あなたは駆け寄り、彼と一緒に通りに立った。彼はあなたが近づくと微笑み、あなたに手を差し出した。


水も滴る……な状態の立ち絵になって細かいなって思った。

家に避難させてもらって私はお礼を言った。

コーヴ「Yeah. It would be bad to put a dampener on the day」
    うん。せっかくの一日に水を差すようで良くないからね



文字通りねニヤリ


びっしょびしょなので乾くまで服も借りたいんだけど……と言ってみる。

コーヴ「Ha ha. We're not exactly the same size. You'd be swimming in my clothes」
   あはは。僕たちはまったく同じサイズじゃない。僕の服を着て泳ぐことになるよ

 

You laughed and let him go.

"I'm not joking. It'd be nice to borrow a shirt."
あなたは笑って彼を放した。
「冗談じゃないよ。シャツを借りられたら嬉しいな」



本気で言ってるよ?凝視

He raised an eyebrow and a tiny frown paired with a blush appeared on his face.
彼は眉をひそめ、顔を赤らめた。

コーヴ「Oh. I mean, if you're serious. I'm just gonna dry my stuff off, but I could get something for you...」
あーそのつもりならね。僕は自分のものを乾かすだけだけど、君のために何か持ってこようか...


と言ってタオルとパジャマシャツを恥ずかしそうに貸してくれた。
鮮やかなピンクの、全体にこげ茶色の貝殻模様が入っていたシャツだった。


えらいかわいらしいの着てるな。


着替えるためにバスルーム借りたけど、男子側にはなかなかのシチュエーションだなって……

コーヴのシャツを着てリビングに戻る。

コーヴ「How'd it go? Is it good? It looks good」
    どうだった?良さそう?いい感じだよ



さすがにサイズはでかい、けどこれ、いわゆる彼シャツだな……キョロキョロ

デザインはともかく。

He chuckled a broken laugh, unsure what the proper thing to say about this kind of situation was. Keeping eye contact was even more of a challenge for him than before.
こういうとき、どう言えばいいのかわからず、彼は破顔一笑した。目を合わせ続けることは、彼にとって以前にも増して難しいことだった。



サイズでかいけど大丈夫?多分似合ってないけど。

コーヴ「Yeah. It's big, sure, but that's not bad. It's actually just... really nice」
    うん、確かに大きいけど、悪くないよ。むしろ...すごくいい



あ、なんか刺さったらしいびっくり

You got the impression that just as you felt some excitement at wearing his clothes, he was having a similar reaction to seeing you in it.
あなたが彼の服を着て興奮したのと同じように、彼もあなたの服を見て同じような反応をしているような印象を受けました。



い、言い方ァ!キョロキョロ


私「Thanks, Cove」
  ありがとう、コーヴ

コーヴ「You're welcome」
    どういたしまして



騒がしかったのかカイラさんが部屋から出てきて事情を説明すると、
「服が乾くまでドライブいかない?」言い出して連れ出された。

コーヴに「母さんが強引でごめんね」と言われるけど、
カイラさんは子供を楽しまそうとしてくれる良い人やんと思ってたら車の窓全開での爆速ドライブで、
「このドライブは風乾にいいって言ったでしょ?」と破天荒っぷりを発揮していた。

しかも後部座席が窓操作できないようにロックしてた。

コーヴはわーわー言ってたけど、私はなんか面白かったので状況を楽しんだ。


カイラさんは毎日衝動的な行動を推奨しているわけじゃないって言ってたけど、思いついたら行動するタイプなんだろうなって。
後でちゃんとうちのママ達に連絡するとか、その辺はちゃんとしてた。

騒々しいドライブは映画館に到着し、何見るかはカイラさんが一任した結果3人でホラー映画を見ることになった。


ちなみにコーヴはそのままの状態だったので靴履いてなかったから私のを貸した。
私はコーヴの服借りてる状態だったから助け合い。

コーヴはホラーが苦手だから、彼は下唇を噛みしめ、震える目でスクリーンを見つめていた。


You remained still.
You tapped Cove on the shoulder to get his attention.
You angled your body in your seat to be closer to him.
You grabbed hold of his hand.
You covered your ears.
あなたはじっとしていた。
コーヴの肩を叩いて注意を引いた。
あなたは彼に近づくため、座席で体の角度を変えた。
彼の手を握った。
耳をふさいだ。


私は彼の手を握った。

Your fingers wrapped tight around his and he jumped slightly at the unexpected touch.
あなたの指が彼の手を強く包み込むと、彼は予期せぬ感触にわずかに跳ねた。

But his expression softened when he peeked at you out of the corner of his eyes.
しかし、彼は目の端からあなたを覗き込むと表情を和らげた。

He gave your hand a squeeze to silently voice support. That made you feel good.
彼は黙って応援の声をかけるようにあなたの手を握った。それであなたはいい気分になった。



横にお母様がいるというのに……キョロキョロ


映画自体は良作だったみたいで歓声が上がっていた。
めっちゃバッドエンドだったらしいけど。

車に戻る時にそれぞれ映画の感想を話した。

あと二人共クレジットが終わるまで席を立たないタイプでよかった。


カイラ「What a great flick!」
   なんて素晴らしい映画なんでしょう

コーヴ「It... wasn't so bad, in the end」
    それは...悪くはなかったよ

カイラ「You enjoyed it, baby?」
    楽しめた?

コーヴ「No, I mean, it's hard to explain. I got really tense, and I guess that's the point of horror stuff, but I kind of don't wanna have to feel like that」
  いや、説明するのが難しいんだけど。すごく緊張したし、それがホラーの醍醐味なんだろうけど、あんな思いはしたくないよ

コーヴ「Now that it's all over, though, it was sort of cool to do」
    終わった今となっては、ちょっとクールな感じだったけどね



なんだかんだコーヴも楽しめたようで何よりにっこり

その後はカイラさんにハンバーガーを奢ってもらった。

恒例のメニュー選びでまたしても飯テロ。
めっちゃオニオンリング食べたくなった。

カイラさんは全メニュー注文しだして、余れば持って帰ればいいと豪快な事をしてた。

コーヴは呆れながらも笑ってた。


帰る前に電話をすると言ってカイラさんが車に残り、外に出たコーヴと二人で話す時間があった。

外はすっかり暗くなっていた。

コーヴ「〇〇〇, I am really sorry for my mom being crazy tonight. She isn't always like this, seriously」
  〇〇〇、今夜は母がおかしくて本当にごめん。いつもこんな感じじゃないんだ、本当に

コーヴ「...I think she feels like she has to get out there and do things with me while she can, and she wants to make the time memorable. This visit has been really different than the others, and it didn't start off good」
  ......彼女は、出来るうちに外に出て僕といろいろなことをしなければならないと思っていると思うし、その時間を思い出深いものにしたいと思っているんだ。

今回の訪問は、他の訪問とは本当に違っていて、良いスタートじゃなかった


そっか、夏が終わったらカイラさんは帰っちゃうものねショボーン


私「Are you having a good time with your mom around?」

  お母さんといると楽しい?

コーヴ「Yeah... It's still weird having her and dad in the same house, but I love her.She's my mom, I like hanging out with her. Most of the time.」
  うん... 母さんと父さんが同じ家にいるのはやっぱり変な感じだけど、母さんのことは大好きだよ。僕の母さんだから、一緒にいるのが好きなんだ。たいていはね

 

 

そっか、そうだよね。



そういえば、この場所は……

You kept that thought to yourself.
You whispered about it to Cove.
You said it out loud.
あなたはその思いを胸に秘めていた。
コーヴにささやいた。
声に出した。



ここでは二人だけの秘密にしとくべきか。


私はコーヴに近づいて、ここがあのコーヴがお母さんに会うために歩き続けてたどり着いた場所だねとこっそり話した。

コーヴ「Yeah, it's weird, but she doesn't know it happened. At least I'm pretty sure she doesn't」
  ああ、変な話だけど、彼女はそのことを知らないんだ。少なくとも、知らないのは確かだ

私「Really?」
  そうなの?

コーヴ「Dad likes to tell her things are fine, so she doesn't worry」
   父さんは彼女に大丈夫だと言うのが好きだから、彼女は心配しないんだ



なら黙っとくのが正解かな、とカイラさんにはそのことを言わなかった。

Cove looked at you gratefully, and you shared a conspiratorial smile.
コーヴは感謝したようにあなたを見つめ、あなたは共謀したような笑みを交わした。


二人共この風景をみて、この町を気に入っているという事を話して、私達は帰路についた。

車に乗ってシートに頭を預けると、コーヴが身を乗り出してささやいた。

コーヴ「I can talk to your moms if they do get mad about tonight for some reason. It was my mom's idea; you didn't have a choice」
   もしお母さんたちが今夜のことで怒るようなことがあったら、僕が話すよ。母さんのアイデアなんだって

 

 

気にしないでいいのに、優しいなぁ。


"Thank you."
"Thanks, I might need it."
"I'm just glad we're heading back now."
"This was worth it even if they get mad."
You nodded.
「ありがとう」
「ありがとう、必要かもしれない」
「もう帰るところでよかった」
「例えママ達が怒ったとしても、これには価値があったよ」
あなたはうなずいた。


私「This was worth it even if they get mad」
 例えママ達が怒ったとしても、これには価値があったよ

Your mouth pulled into the biggest grin, getting a laugh out of Cove.
あなたの口元は最大級の笑みを浮かべ、コーヴから笑いを誘った。

コーヴ「If you say so」
    君がそう言うなら

コーヴ「Also, don't worry about bringing the shirt back when we get home. Just keep it」
   あと、家に帰ったらシャツを持って帰るから心配しないで。持ってて


私「Until tomorrow?」
  明日までに?


彼はただ首を横に振った。

私がお礼を言うと、コーヴは照れくさそうに微笑んで他には何も言わなかった。

 

 

洗濯して返すよ。

 


家までのドライブは順調で何の問題もなく、ラジオは完全にオフで、私はまぶたが重くなるのを感じた。

Your head rested on the side of the car.
Your head came to rest on Cove.
車の側面に頭を預けた。
あなたの頭はコーヴに静かに横たわった。



よしにっこり

You were too tired to keep your head up and it felt quite comfortable there.
Cove didn't have any issues there. He leaned into it.
あなたは疲れすぎて頭を上げていられず、そこがとても心地よかった。
コーヴはそこに何の問題もなかった。彼はそこに寄りかかった。

He must have been exhausted too. You were happy to stay close like that. It was warm and comfortable.
彼も疲れていたに違いない。そうやって近くにいられて嬉しかった。暖かくて心地よかった。



思いがけないお出かけにはなったけど、びしょ濡れ立ち絵とか彼シャツとか手を繋いで映画とか寄り添って寝るとかおいしいシーンが多くて良かった。


NEXT...  Wanna dance with me?

 

 

 

友情が愛情に価値で負けてるとは思わないけど、それでも愛情じゃないと得られないものもある。