お久しぶりです~![]()
本当に、時が経つのは速いですよね… (^^;
前回書いた時はまだ酷暑の最中でしたが、
こちら京都は、朝晩などは (寒い…
)と感じるようになってきましたー。
この2月ほどの間には、世の中でも私自身にとっても色々なことがありました…
そんな中、私は「西陣織」の職人さんの仕事場に伺い、
それぞれの工程を見学したり、お話を伺ったりしていました。
四季がある日本にとって、これからの「秋」という季節は最も風情のある
時期ではないでしょうか
(それも、だんだん短くなりつつありますが…
)
今回は、私が実際に巡った「西陣織」の工程についてご紹介してから、
少し「秋」の気配を感じるような帯をご紹介してみたいと思います![]()
まず、「西陣織」は皆様ご存じ『織物』ですが、織る工程までに
おおよそ「6工程」もの準備段階があります。
そして、それぞれの工程では、そのお仕事専門の熟練した職人さんが
丹精込めて、繊細で丁寧なお仕事をされているのです![]()
簡単にご紹介させていただきますので、是非お付き合い下さい![]()
【企画・制紋の工程】
① 図案家さんがデザインを描かれます。 最終的には彩色をして仕上げますが、
その前に、粉胡を水で溶いたものを筆で乗せていく『盛上げ』という作業をすることがあります。
これは凹凸を出すことにより、織物である製品のイメージをさらに伝える効果があります。
② 紋意匠図の作成
① のデザインを「織物」で表現する為に、どのような組織で織るかー『たて糸』・『よこ糸』が
どのように入るのかー など「方眼」に1目1目塗り分けるなどして、設計していきます。
(現在は、手描きではなくPCを使うのが主流ですが、やることは同じです。)
ここでちょっと補足をー
「西陣織」が高級織物である理由には、こうした専門の職人さん方の高度な手仕事
であることと、原料が主に「絹 (シルク)」だということがあります。
「絹」は『蚕(かいこ)』が『さなぎ』になる時に作る『繭 (まゆ)』を茹で(ごめんネ~
)、
そこから紡いだ糸から出来るんです![]()
【原料を準備する工程】
③ 撚糸(ねんし)
蚕の繭から紡ぎ出した糸はとても細~いので、2~8本合わせて1本の糸にします。
そして、それに「撚(よ)り」(回転) をかけ、蒸気で蒸して固定し、『生糸(きいと)』になります。
回転の回数も様々で、それによって糸の風合いが違ってきます。(すごいこだわりです
)
④ 精錬・染色
「生糸」自体も美しいのですが、「生糸」を高温で茹でてタンパク質を溶かすと、
光沢が出て、しなやかで更に美しい「絹糸」が誕生します ![]()
そして、『絹糸』を染料で染めていきます。
約10色の染料を使いながら、織元の指定通りの色に微調整されます ![]()
⑤ 整経(せいけい)
染め上がった糸を糸枠に巻き取った後、織るのに必要な本数と長さの『たて糸』を準備します。
「西陣織」では約3,000~8,000本もの『たて糸』が使われているんですヨ ![]()
『たて糸』を綺麗に並べ、円筒状の軸に巻き取っていきます。
⑥ 綜絖(そうこう)
『たて糸』を上・下に分け、織物の組織や模様に合わせて『よこ糸』が通るようにする為の、
重要な装置「綜絖」を作ります。
『たて糸』の本数と同じだけのの「綜絖」を作らなければならないので、とても繊細で複雑な作業です。
主に2人1組の作業で、1人前になるには約10年程もかかるのだとか―![]()
この後『織機(しょっき)』にセットされ、織り職人さんによって織られていきます。
これらの職人さんには80代の方も全く珍しくはなく、集中力と根気を要するお仕事を
何十年と継続されていることに、頭が下がる思いがしました... ![]()
さてさて、お待たせ致しました![]()
これらの工程を経て作られた「辻梅機業店」の帯、是非ご紹介させて下さい
こちらの帯は【大島泥染絣(かすり)糸】を部分的に用いた、単衣(ひとえ)の季節にピッタリの商品です。
『泥染め』とは「奄美大島」で生まれた世界で唯一の伝統技法で、泥田の鉄分とテ-チ木のタンニンが
織り成す、深い色合いと自然の恵みを感じさせる逸品となっています![]()
地色は3色、パッと明るい「白」、少し落ち着きのある「ベージュ」、
華やかさを感じる「黒」があります。
文様は同じでも、醸し出す雰囲気がそれぞれ異なるのを感じていただけるでしょうか…?
もし気になる商品がありましたら、是非お知らせくださいね ![]()
職人さん方のお仕事を想像しながらご覧いただけると、「西陣織」をより身近に
感じていただけるかな... と思っております。
ご質問など、お気軽にコメントいただけましたら嬉しいです![]()
それでは、今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました ![]()












