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東海・関東地方も梅雨入りし、これからしばらく
嫌な季節となりますが、元気に乗り切りたいですね!
大阪も梅雨入りして、カメ達も甲羅干しをするのが困難に!
でも、少しの太陽を求め3匹仲良く甲羅干し♪


カメの “ 甲羅干し ” には理由があった!
カメの甲羅
甲羅とは、カメの体を覆う角質の硬い殻のことで、 「 カラパス 」 ともいいます。カメの甲羅は背骨と一体化しているそうで、甲羅の発達に関して様々な見解があったようですが、甲羅の発達は、背骨と肋骨が発達した結果ではないかと発表されているようです。
甲羅干しし
カメが生息している川や池で、カメが陸上や中洲 ( 川中島 ) 、石の上で甲羅干しをしている光景を見たことがあると思います。注意
- このノートでは甲羅干しをするカメについて書いています。
川や池、沼などで見掛けるクサガメやイシガメ、ミシシッピアカミミガメなど。
http://ks.c.yimg.jp/res/chie-0/68/910/i1/large.jpg
首を上へ向けて微動だにせずじっとしたまま。
何をしているのだろう?
甲羅干しというの解ってはいるが……。
太陽光に当たり過ぎて、甲羅が乾いて干からびてしまうのではないかと錯覚してしまいそうです。
甲羅干しの理由
カメが甲羅干しをするのには正当な理由があった。ただ、ボーっとしている訳ではありません。
ポイント
- 1 : 体温調節
- カメは変温動物ですので、自らの体温を一定に保つことできません。太陽光からの温度、外気で体温を調節します。甲羅干しをすると血液の循環が良くなり、効率よく体が温まる。
- 2 : 太陽光を浴び、皮膚に付着した寄生虫などの除去
- 太陽から放たれる紫外線の持つ殺菌作用によって様々な寄生虫から身を守る。
- 3 : 皮膚病の予防
- 水生不完全菌というカビの一種で、カメの首や手足の皮膚に付着する病気。甲羅干しによって皮膚を乾燥させ菌を死滅させます。
- 4 : 甲羅の病気予防
カメの甲羅の病気で 「 くる病 」 とうものがあります。
甲羅が柔らかくなってしまったり、曲がったりと歪んでしまう場合もあります。
そうなると甲羅は完治しません。
甲羅干しによって、太陽光を浴び、紫外線の照射と栄養素を吸収します。 - 5 : 藻類が甲羅に生えさせないようにしている
- 紫外線の照射不足になると、カメの甲羅や体には水質の関係上、藻類が生えてくる場合があります。藻類が生え難くするために甲羅干しをします。
- 6 : 栄養素を吸収する
カルシウムの吸収を促進するためのビタミンD3を甲羅干しによって補う。
体内でビタミンに変化する物質 「 プロビタミンD 」 は太陽の紫外線によって皮膚でビタミンDへと変換されます。
ビタミンDが不足するとカルシウムも取り込めなくなり、甲羅の形成に影響が出ます。
生命維持のためにもビタミンDは不可欠。
ポイント
- 基本的にカメは陸棲種と水棲種に分類する事ができます。
水棲型の傾向が高いカメでも陸に上がり、甲羅干しをするカメも存在します。
甲羅干しにより、多くのカメは、甲羅の部分が少しずつ薄皮のように剥けていき、成長していきます。
スッポンモドキに代表される水棲型でその殆んどの活動を水中でするカメは、基本的に甲羅干しはしません。
ウミガメの種の中で、 「 アオウミガメ 」 が陸上で甲羅干しをすることが確認されています。
アオウミガメは性別や幼生、成体に関係なく甲羅干しをするようです。
甲羅干しは、カメが生きていくために太陽の紫外線を取り込んでいます。
カメにとって太陽は命の恵みなのです。
おおきに~♪
より
