蚊に刺されてかゆい。


ただそれだけのことなのに、なぜうちの男はこうも大騒ぎをするのか。


昨夜、夕食の時間となり男(夫)に声をかけた。

「ごはんにしましょう」と。

テレビを見ていた男は素直に

「はい」と返事しながら立ち上がりダイニングテーブルに移動した。


「足がかゆい気がするが蚊が入ってきたのだろうか」

食事中も為替の話やオリンピックの話の合間にかゆいと言う。


その度に「痒み止め塗りなさい」と合いの手を入れるのだが動かない男。


かゆいなら痒み止めを塗れば終わる話なのになぜかゆいかゆいと連呼して動かないのか。


食事が終わり、いつも男がするテーブル拭きや食器洗いなど後片付けをせずに「かゆいかゆい」とようやく痒み止めを塗る。


痒み止めを塗ったら次は犯人探しで、蚊を探していた。


私は嫌味たっぷりに「テーブル拭いてくれてありがとう」と食器を洗いながら言った。

男は「あまりにかゆくてテーブル拭いてない」こう開き直る。


私「あのさ、こっち来な。熱いお湯をかけたらかゆくなくなるらしいよ。X(旧Twitter)で流れてきた」

男「そんなの熱いよ、無理無理」

私「かゆいかゆいとうるさいから」

男「僕がどんなにかゆいか君に知ってもらいたい」

私「知ってどうする」

男「いたわって欲しい」

私「こっちに来い。お湯だ」

男「あ、大きい!こいつだ!蚊がいた!大きいなぁ、こんな大きいの見たことないよ」

私「1メートルくらい?」

男「それはない、大きいなぁ、さっき君が窓を開けたから入ってきたんだな」

男は私に反撃に出てきた。

私「何それ、人のせいみたいに」

男「まあ、そういう季節だから仕方ないよね」


この後無視しました。ムシの話だけに。




熱いお湯で解毒説は調べたところ根拠なしだそう。あぶないねー。



にゃおす😽

ケビ子