今日は4か月ぶりに歯医者に行った。
3か月ぶりだと思っていたが、前回は2月なので4か月ぶり。
定期チェックとクリーニングが目的。
現在通っている歯医者は女医。
私はとにかく女医が好き。選べるならば女医。
(乳がん主治医は男性)
私が通うデンタルクリニックは女医が2名と歯科衛生士が何名だろうか常に目にするのは6名ほど。
さらに受付もいてにぎわっている。
ここまで女性スタッフで城を守っているのだから患者も女性じゃんと思ったらそうではない。
男女半々というところだろうか。女性専用車両に乗り込むような気持ちなのか。(違う)
定期チェックとクリーニングはまず歯周病のチェックを行ってから画面を見ながら説明を受ける。
そのあとでクリーニングとなる。最後は先生がチェックして異常あるなしで対応が必要であればする。(今回は異常なし)
何年か通って定期的にクリーニングを受けていると、この人はいいな、この人はうーんとなる。
この場合のいいな、うーんの差について。
基本的によく訓練されているのだろう、基本的に満足しているし誰がうまい、だれが下手という話ではない。
しかしまたお願いしたいかどうかの差が明確にある。
今日の担当は残念ながら次回は当たらないでくれと思うタイプであった。
このクリニックでは次は何をするか細かく説明をしながら作業を進めるので、なんだかわからないが痛いな、なんだかわからないが揺れるな、ということはない。
「器具が触れるので唇にワセリン塗りますね」
「次は深いところ触りますね」
「次は歯の間にフロスを入れますね」
とこんな感じ。
したがってここで大きな差が出るわけではない。
ではなぜ今日の人はうーんだったのか。
クリーニング開始後、細かく説明しながらすすめてくれるのはいいが「上の歯が終わりました。次下の歯です」とその間全く休みなし。
これを書いている今も耳の後ろが痛いくらいずっと口を開けていた。
こんなに長い事口を開けっ放しにするのは初めてのことである。
これではたぐいまれなるクリーニングの技術があろうと次回もぜひ、とはならないなと苦痛に耐えながら考えていた。
一通りクリーニングが終わり、先生がやってきた。
「じゃちょっと見ますね、どうですか前回から何かありましたか。はいお口楽にしてください」
「はい、お変わり無さそうですね。歯磨きもよくできていたそうで。はいお口楽にしてください」
と餅つきの合いの手のように「お口楽にしてください」が入る。
ほらな!
これなんだよ!
お口楽にしてください
が福音に聞こえるほどに耳の後ろが痛いのだ。
次回はとにかく改善されているか、違う人が担当になることを祈る。
それで、前回の健診時に使っていた歯磨き粉の超微粒子つぶつぶが歯周ポケットにたくさん入ってると指摘されてから歯磨き粉を変えた。クリーンデンタル。ピンクのやつ。コーヒー着色などは一発解消で気に入っている。
しかし今日はやはり研磨剤や添加物の入っていないジェルタイプがおすすめだとお口を楽にしてくれない担当から言われた。
したがってクリーンデンタルの裏面チェックはしていないが、場合によっては今のが使い終わったらコンクールのジェルに戻そうと思っている。
「ジェルというとコンクールでしょうか」
「今コンクールのことをお話しようかと思ってました。そうですそうです」と。
営業されたわけではないのだが、気持ちが荒んで「コンクールのおすすめよりもお口楽にしてください」を言いなさいよと心の中で毒づくケビ子なのでした。
診察室を出て受付に戻る。あ、そういえばワセリン拭きたいなと洗面所に行って鏡を見たらワセリンにクリーニングで使ったらしきもののカスが夥しい量で付いていた。
ワセリンを口周りに塗って顔から砂場に転んだ様子を思い浮かべてほしい。あれだ。
あんまりである。
にゃおす🐈
ケビ子