実は今年に入って妙なことがおきた。

更年期真っ只中の身にことあろうか今更反抗期がやってきたのだ。


正月に帰省した際の母の言動になんとも言えない感情があふれて怒りとなり、どうにもこらえきれない。


「私たち、少し距離をおいた方が良さそうね」


いっそ別れたら?と恋人同士なら思うところだが、親子なのでそうもいかない。ましてやいっときの感情で早まることでもない。

ということで、姉に事情を話して実家に帰るのは少し休むことにした。


実家に帰るのを休んで数ヶ月後のゴールデンウィークのとある日に実家で暮らす愚弟から着信。

「あ、お姉さん、タケノコ食べませんか」と。


愚弟にお姉さんと呼ばれたことはなく、妙な気遣いから母の手先か?と疑うもそうではないようで、実家の山で取れたタケノコを今年も食べてもらいたい純粋な姉思いの気持ちかららしい。


「宅配便で送ってよ」

「水に浸かってるからな、届けるよ」とのことでしばらくして弟が来た。


今日の今日なため、お菓子や食事の準備もできず、しかし腹ペコで来たらかわいそうだから生姜焼きを焼くだけの状態に準備していた。


何か食べるかと聞いたところ

「食べてきたから腹いっぱい」とのことで、コーヒーとクラブハリエのバウムクーヘンを出した。


すると愚弟は驚きの告白をした。

「バウムクーヘンはいらないよ、俺はグルテンフリーにしてるから」


ぐ、グルテンフリー?


甘い焼き菓子が好物で、クリームの入ったパイなら家族それぞれに1本ずつ、弟用に10本買うような口の持ち主が、小麦粉をやめたと告白した。


姉(私)が反抗期で「チェッ実家なんてよ」といじけている数ヶ月間にグルテンフリーを実施し、約5キロ痩せたのだと。

「ダイエットじゃないんだよ、グルテンフリーなんだよ」

小麦を抜いてるだけで米はものすごい量を食べるけど痩せてきたという。


脂肪肝を改善したいから糖質を減らして結果痩せちゃったんだと主張する夫のような言い分に、男ってのはなぜ素直に痩せてうれしいと言えないのかと首をかしげる。


いずれにせよ、不調のために通っている整体で「グルテンフリーやってみたらいいかもね」と言われて素直に実行した結果、身体の不調が改善し体重が減ったのだと。(個人の感想)


な、ぬー?

貴様のような小麦粉ラバーでもグルテンフリーができるのか?!


そこで私もグルテンフリー、いよいよかと調査を開始した。



長くなるので続く。



米粉のカップケーキ。

とにかく美味しくない。なんで?



にゃおす😽

ケビ子