前回に引き続きスターバックス。

しょっちゅう利用している人からしたら何をそんなに悩むのか、なのかもしれないがやはり半年に一度程度の利用となると盆と正月のようにハレのイベント化するのはご理解いただきたい。


さて、数年前に遡る。

私はシティベーカリーのラテが好物で、品川に勤務していた当時は港南口の店舗に頻繁に寄ってはラテを飲んで出社していた。

とにかく味が濃くて美味しい。


それに比べるとスターバックスのラテは薄く感じて、調べてみたところ驚愕の事実が判明した。


ショートサイズとトールサイズはエスプレッソが1ショット。

グランデが2ショット、ベンティが3ショット。


な、ぬー

ショートではすぐ飲み終わってしまうからとトールサイズを好んでいたが(年二回の利用だが)1番薄味確定ではないか。


それでは確かにシティベーカリーの味とは違うはずだと納得した。

そこで、シティベーカリーのラテについてレシピがわかるものはないかと調べたが、流石に見つからず。これはスターバックスで指差しオーダーではなくいよいよカスタムをせねばなるまいと腹を括る。


そこで、ガラガラの店内でラテを注文。

トールサイズには1ショットだからもう1ショット入れたい。

「ダブルショット追加でお願いします」

ドヤ顔で決めたところ、店員が「ダブル追加ですとかなり濃くなりますがよろしいでしょうか」と問うてきた。


何だと?

後ろに並んでる人がいないので、ここで決着をつけねばなるまい。なぜなぜ熟女は聞いてみる。


「濃いめのラテが飲みたいんですが、ダブル追加では濃いんですか」

すると

「ワンショット追加ではいかがでしょうか。ダブル追加ですと2ショット追加になりますから」ニコッ


スマイル0円ーー


なるほどそういうことか。

もともと1ショットのところにダブル追加だと3ショットになり、夜中まで眠れぬ熟女爆誕ドリンクになっちまう、ということか。


ダブル追加という言い方が悪かったのね。2ショットのトールラテが飲みたいつもりで注文したのだが、誤りであった。


店員は親切だ。

私の注文を訊さずにその通り作ったってダメじゃない。「にっがー!」とどこからか熟女の叫びが聞こえてくるだけのことで、売り上げは多少上がる。

しかしどう見ても不慣れな中年カップルの注文に寄り添ってくれ、ミスオーダーを回避。


コンビニで詐欺を防ぐ店員さながら、社会貢献度が高いプロフェッショナルの仕事ぶり。


話を戻す。

ようやくショット問題をクリアしたところで、(そういえば牛乳じゃないミルクで飲みたいな)とセカンドステージに駒を進めた気になり調子に乗る。


初心者は一つ一つクリアすれば良いのだが、おそらく次はまた半年後。この日のオーダーさえ覚えているかわからない。したがって、今ここで飲みたいドリンクを完成させることに異論はない。


この私でもソイラテは知ってるし、ヘルシーぶって頼んだこともある。しかし味が合わず飲みきれなかった。ソイではないミルクのラテを頼んでみたい。

オーツミルクだとかアーモンドミルクだとか。


店員に「一つはアーモンドミルクにしてください」と自分の分はミルクチェンジでお願いした。夫の分は濃い目にしたレギュラーミルクのラテ。


物言いは入らずすんなり会計に進んだ。

特にミルクチェンジにコツはなさそうだ。


かくして初のアーモンドミルクラテを実飲。



アーモンドの味がした。間違いなくアーモンドラテだ。


気に入ったとも言い切れないが、やり遂げた満足とともに飲んだため、美味しく感じた。小さなカスタム冒険だが大団円である。



次回はやはり本日のコーヒーで良さそうだ。



にゃおす😽

ケビ子