長い休みは日頃チャレンジしてみたいと思いながらもなんとなく面倒で後回しにしていることに向き合うチャンス。

昨年のゴールデンウィークはさつま揚げにチャレンジした。作ってみると時間もそれほどかからず、ただ工程が多いのでやはりまとまった時間とやる気が確保できる連休に作るのが良いなと納得した。




昨年作ったさつま揚げ


今年はベーコンを作ってみたいなと4月半ばくらいに思い立ち、連休になったら豚バラ肉の塊を買いにコストコに行くかなと考えていた。


イメージでは、肉に味をつける。焼く。燻製する。この3工程だろう。


買い出しに不足があってはならないので、事前にレシピを確認してひっくり返った。

これが4月23日のこと。


まず豚バラを塩漬けにする。肉の2%の塩をまぶすかソミュール液(水、塩、砂糖)に漬ける。

1週間ほど。


え、1週間?だめじゃん。今日(4月23日)は肉を買いに行けないから明日行けたとして1週間後は5月じゃん。

ここですでに挫折した。


レシピにはさらにこう続く。

塩漬けにした肉を塩抜きにする、と。

流水で4時間。


え、4時間も流水?水道代跳ね上がるじゃん!うちの水道検針担当者は大変親切で、毎月の平均使用量と異なる動きをしたらメモを入れてくれるのだ。いつもより利用量が多いですが、トイレなどの水漏れの確認を、だとかそんな人だ。

その人が次の検針で驚いてしまうではないか。


4時間流水で塩抜きしたら次は天日干し6時間。

えー?

天日干しって夜はダメなの?天日じゃない?

だとしたら10時くらいから16時まで天日干しするとして、逆算すると塩抜きは早朝からとなる。


いくら連休とは言え、チャレンジが過ぎる。


天日干し6時間が終わったらいよいよ焼く。

しかし、天日干し6時間の根拠はなんだろうか。どのような状態が上がりかを示してもらえれば、もう少し効率よくできそうにも思うが。


さあ、燻製。しかし我が家にはそもそも燻製機がない。燻製機がなくてもベーコンを作れるらしいとどこかで聞いたために思い立ったとも言える。

それがレシピを見てみると、鍋にアルミ、ウッドチップを敷き詰めて燻製可能だが匂いが取れないので燻製専用の鍋をつくるのがおすすめと書いてあった。


それは形を変えた燻製機ではないのか。


読むほどに予定が狂い、想像を

超えてくる自家製ベーコン。


山は高いほど上りがいがある。

とは思えず、これはもしかして市販のベーコンが高いなぁと思ってしまうのも大納得で、寧ろ塩漬け1週間の刑だけに思いを馳せても買う方が精神衛生的にも良さそうだと結論付けた。


豚バラを買うつもりで予定していたコストコでは、豚バラを買わずにベーコンを買った。あの手間を思うとありがとうございますなのだ。



真ん中がベーコン🥓


にゃおす😽

ケビ子