先月歌手のKANさんが亡くなった。

闘病中なのは知っていたが、フォローしているX(Twitter)では10月に渡仏の様子も書いており復活を待ち望んでいたところに訃報。


ショックであった。


高校受験が終わったら買ってもらうと親と約束していた大きなステレオ。クラシックピアノのレコードを聴くためにレコードプレーヤー付きのものを買ってもらった15歳の春。

実家を出た24歳までそのステレオを使ってレコード、CD、ラジオを楽しんだ。


実家を出てからも10年くらいは私の部屋はそのまま残り、しかし姪っ子の成長で私の部屋を使ってもらうことになった。

なんの異論もなく、しかしなんとなく部屋がないのなら帰らなくていいかとの思いも芽生えていた頃に愛用していたステレオはいつのまにか処分されていた。


実家に残してきたCDを回収してきたが、一つケースしかないものがあった。

KANの「めずらしい人生」というCDだ。

何度聴いたことだろうか、このCD。


ずっと聴いていたからステレオに入ったままで、そして誰も気づくことがなくCDごと処分されて手元にはケースだけ残った。

配信がメインの時代だが、好きなアーティストのはやはりCDが欲しいと買い直したのが今年の春頃。


そして今回の訃報である。


話が長くなった。

「愛は勝つ」がダブルミリオンとなったためにあまり他の曲の認知がないようなイメージだが素敵な作品がたくさんある。

この度サブスク解禁にもなったので、たくさんの方に聴いて欲しいものだ。


昨夜、銀座スイスに行ってきた。

KANが頻繁に訪れてカツカレーやミックスフライカレーを食べていたとのことで、今月いっぱい追悼メニューがいただける。

フライに彼のサインを複製した旗を立てたミックスフライカレー。

KANファンの友人と弔いの献杯。











レジにて店のご主人からエピソードを伺う。

おそらく何回も同じ話をしてくれているのだろう。

最初はカツカレーばかり召し上がっていましたが、だんだんカツが重くなってミックスフライになったこと、11月に奥様とお兄様と来店されたこと。ファンとしてはとてもうれしく貴重なお話を伺った。


たくさん曲を聴いて、エネルギーをもらいます。

どうか安らかに。



にゃおす😽

ケビ子