クイックカラーの予約当日。

午前9時からキッチンの棚の取付工事。予定では3〜4時間で終わると言われており15時の予約はかなり余裕をもたせた。


取付工事の業者は9時ぴったりに来てくれて作業開始。この様子なら早くに終わりそうと思いつつキッチンが使えないので予め用意していたコーヒーを飲みながらテレビを見ていた。


順調に見えながら、時間は刻々と過ぎて結局終わったのは14時を過ぎていた。


泡立てお昼を食べてクイックカラーに向かった。

この手の店は遅刻などしようものなら次はない。(個人の印象です)


店に着くと予約時間と名前を聞かれ、店員はカラーの手を休めることなく券売機の案内をしてくれた。


つまり店は狭く、入り口入って右手に券売機。その券売機をパーテーション代わりにすぐカラーをしてもらう椅子と鏡がある。


こともあろうか券売機は1000円札しか受け付けないパターン。我が財布には10000円札一枚。


「初回なので大丈夫ですよ、両替しますね」

この言い方、2回目はやはり要注意である。


券売機にお金を入れて予約した根元染めのボタンを探す。2490円。すぐ隣にトリートメント剤入りボタンもあり、2980円。これを押しても良いか確認してトリートメント剤入りにしてみた。


入って左手にロッカーがあり、小さなロッカーに上着を丸めてバッグとともに団子にして入れた。


席に案内されて、蜂蜜色の髪をした店員が名乗って挨拶してくれた。

その方の髪色はまさにわたしもチャレンジしたい色なのでどの色か聞いてみたら「これはブリーチなので当店ではできないんです」


そんなサロンあるのかい!

例えて言うならばGUの店員がハニーズ着て客にどれですか?と聞かれたらここにはないですと答えるようなもんじゃろ?妙だが仕方ない。


店員はたんたんと説明をする。

安い分、自己責任範疇が広がるのだな。


カラーはお客様に決めていただきます。

色は自分で選んだんだから違うとか言われても困るよ。


まあそうだよね。


色見本を見ながら今の髪色に近いカラーを選び、LDKを読む。いつものサロンでは見ることがない雑誌。なかなか面白い。


しかしこの店は待ち時間がなく効率的だ。

カラーを決めたらあっという間に塗って、待って、シャンプー。


シャンプーは洗車マシンのようにオートメーション。機械でカラー剤を落とした後で人の手でシャンプー。機械のシャンプーはお初だがお湯の温度が最高に気持ちよく、シャンプーも普通に上手であった。


終わって店の入り口正面にあるドライヤー用ドレッサーに案内された。

ブラシはここ、使ったらこのカゴに入れてねドライヤーは2種類あって乾かす用とクルクルドライヤーがあるからねと説明を受けた。

コテも整髪料もたくさんあり、自由に使って構わないが使ったらシートで拭いてねとのこと。


濡れ髪のまま帰っても良い距離だが、どこぞの座敷牢が逃げてきたとも見える熟女の濡れ髪ゆえ乾かしてみる。


風量が今ひとつで時間がかかる。


そして乾いて気付いた。

選んだカラー剤がまるで合っていなかったことに。


顔の額縁が白髪だったところ、そこだけ黒くなった。根元以外は明るい茶色。


シェーディングとも言える黒い額縁を見て店員は「染まりやすいんですね」とポジティブ。


自己責任

自己責任

俺が選んだカラーだから

黒い額縁ヘアも馴染んでくるはずだ。

なんせ2980円でお手頃じゃないか。


足取り軽く店を出た。


染めてから5日経った。

黒い額縁は馴染むことはなく、額縁のままである。



額縁ヘアをオールバックするとこんな感じ。



しかし2回目があるかと聞かれたら、それはなぜかある。大いにある。


色選びを間違えただけなのだ。

入店から退店までドライヤーとかなり格闘したのに60分なんだから!



本日の結論

カラー剤を間違えなければ最高の場所



にゃおす🐈

ケビ子