実家に帰る楽しみの一つに、帰り道で普段は寄れない大きなスーパーに行けることがある。


2週間前、そのスーパーに入っているシャトレーゼの様子が違うことに気づいた。


焼きたて工房



焼!き!た!て!

店で焼いてるパイのパイのパイ!

こうしちゃいられないぜ!

買わねば、買わねば!





しかし、その時はお腹がいっぱいな上に夫が出張でいない。

いや、いや、焦るな。

焼きたては逃げない。しかし冷める、いや、また別の日に焼きたてを買いにこよう。


焼きたての誓いを立てて、2週間後の昨日である。

マンジシ焼きたて一直線。(満を侍して焼きたて工房に向かう)

それにしてもシャトレーゼはいつも賑わっている。私のお気に入りはバターが入ったどら焼きだが、いかんせんカロリーが気になるので、いつも一個を夫と半分こ。

涙ぐましい努力を重ねて、小太りを維持している。


しかし、焼きたてとなると話は別だろう。

今日は実家でもお昼ごはんを断腸の思いで断り、断ると言っても自分が作って持って行ったおにぎりを母ちゃんに「あんたも食べなさいよ」と言われたのを断った程度の断腸だが、いずれにせよ、昼抜きで焼きたて工房に照準を合わせたのだ。


買ってすぐに食べたい。

箱に入れてくれたアップルパイをフードコートに持ち込んで一つ食べた。



アップルパイ2つ、レモンパイ一つ、ミニクロワッサン2つ





コーヒーが飲みたいが、フードコートの水しかない。仕方あるまい。

水で歯に挟まったパイの破片を流し込む。


りんごがゴロゴロ、パイはサクサク。

期待通りの味わいに、おにぎりを断った甲斐があった。


さて、今朝。

夫とともにモーニング。

翌日のパイは意気地なし。しなっとしているものだが、トースターで2分温め、蓋を開けて冷ましておくとサクサク復活である。



上:夫

下:私


夫が予想外のことを言った。

「俺はアップルパイにはうるさいよ?」


まさかのアップルパイ通を主張してきた。

そんなことは知らん。いっさい無視してトレイを渡していざ実食。


「いいね、リピありだね」

謎の上から発言にムッとしたが、まぁ、うまくリベイクできたし美味しいならそれで良いか。


レモンパイも美味しかった。

アップルパイより重たくて甘い。

甘くて食べ終えても何か他のものが食べたくなる危険なおいしさ。


ミニクロワッサンもサクサクしていて、美味しかった。


シャトレーゼは種類が多すぎて何を買ったら良いか迷うのだが、焼きたて工房のものをひとまず買うことにしよう。

また行くぞ。




にゃおす🐱

ケビ子