青く染まるトイレ
「術後最初のトイレは青いものがでます」と事前に看護師から言われていた。
「はい、わかりました」と答えたものの何で青?どこから青?と思いながらわからないままトイレで用足しをした。
なるほど、そうか。
ブルーレットが流れたような鮮やかな青。
これは脇のセンチネル生検の際に入れた薬液なんだそうだ。
あ、あ、あー!胸元が青かったあれがこれか!とようやく合点がいった。
高級メロンではないよ
高級メロンのよう
術後のおっぱいは高級メロンのようにネットで覆われて、一度トイレに行った後もまだ少し青い。
再びトイレでのブルーレット体験後、胸の青みも消えていた。
胸に薬を入れて、トイレでそれが流れる。
人体の不思議よ。
海外では便通の状態を調べるのにビーツテストというものがあると何かの記事で読んだ。
ビーツは強烈な濃いめのピンク色がお通じとなってもその色を失わずに出てくるそうで、ビーツを食べてどのくらい経過したらピンクがハローするかを調べるのだそうだ。
これはビーツを食べたからわかるのだが、胸の青は食べてない。
そうなると、どういうことだ?といつもの屁理屈なぜなぜ思考が戻ってきていることを感じて、麻酔が切れたのだなと自覚した。
つづく
にゃおす🐱
ケビ子